日本語

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 日本語
科目番号 0050 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 建築学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 荻原稚佳子・増田眞佐子・齊藤眞理子・伊藤とく美、2005、『日本語上級話者への道――きちんと伝える技術と表現――』スリーエーネットワーク。二通信子・佐藤不二子、2020、『新訂版 留学生のための論理的な文章の書き方』スリーエーネットワーク。
担当教員 多田 哲久

到達目標

1.適切な表現で話すことができる。2.レポート・論文などを論理的に読むことができる。3.レポート・論文などを論理的に書くことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1正確に適切な表現で話すことができる。適切な表現で話すことができる。正確に適切な表現で話すことができない。
評価項目2レポート・論文などを正確に論理的に読むことができる。レポート・論文などを論理的に読むことができる。レポート・論文などを正確に論理的に読むことができない。
評価項目3レポート・論文などを正確に論理的に書くことができる。レポート・論文などを論理的に書くことができる。レポート・論文などを正確に論理的に書くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
日本語の会話力のレベルアップ、および日本語のレポート・論文の読解力・作成力のレベルアップを目的とする。
授業の進め方・方法:
授業では、会話力と論文力に関する2つの教科書を、交互に学習する。各課では適宜、課題や小テストを課す。また、学習者の必要に応じて、発音、漢字、語彙、文法、文型などを指導する。
注意点:
前期中間試験・前期期末試験・後期中間試験・後期期末試験の平均点60%、態度20%、その他(課題提出物・小テストなど)20%で評価する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業の進め方・評価方法について理解する。
2週 『上級話者』第1課「自己紹介で好印象をあたえよう」 自分を印象づける話し方をする、場面に合った話し方をする、相手に自分のことをよく知ってもらう。
3週 『論理的文章』第Ⅰ部第1課「レポートに使われる文体」 レポート・論文の文体・表現を理解する。
4週 『上級話者』第2課「きっかけを語ろう」 経緯をわかりやすく説明する、間接的な質問の意味を理解する、物事の決め方について理解を深める。
5週 『論理的文章』第Ⅰ部第3課「句読点の使い方」、第Ⅰ部第4課「句読点以外の記号の使い方」 記号の使い方を理解する。
6週 『上級話者』第3課「なくした体験を話そう」 詳しく物の描写をする、気持ちを加えて出来事を話す、相手の気持ちを考えながら話を聞く。
7週 『論理的文章』第Ⅰ部第2課「文の基本」 明快な文章を書くために必要な文法を理解する。
8週 前期中間試験 これまでの範囲を理解する。
2ndQ
9週 試験答案の返却・解説。『上級話者』第4課「町の様子を話そう」 試験の解答を理解する。話の構成を考えて話題ごとに話す、大勢の前で発表する場合の話し方を学ぶ、相手の話に興味を持って聞いていることを示す。
10週 『論理的文章』第Ⅰ部第5課「引用文」 基本的な引用文の書き方を理解する。
11週 『上級話者』第5課「動きの順序を説明しよう」 動作の流れを説明する、順序を示すことばを使いこなす、動作に対する感じ方の違いに気づく。
12週 『論理的文章』第Ⅱ部第1課「段落」 段落内の構成や文章全体の構成を理解する。
13週 『上級話者』第6課「スポーツのおもしろさを伝えよう」 複雑なことをわかりやすく説明する、全体的なことから個別的なことへと話を進める、ほかの人が感じているスポーツのおもしろさを知る。
14週 『論理的文章』第Ⅱ部第2課「仕組みの説明」 「仕組み」の説明のしかたを理解する。
15週 『上級話者』第7課「言いかえて説明しよう」 ことばを言いかえて話す、自動詞・他動詞を使い分ける、相手が気持ちよく聞けるように工夫する。
16週 (前期定期試験)、試験答案の返却・解説。 これまでの範囲を理解する。試験の解答を理解する。
後期
3rdQ
1週 『論理的文章』第Ⅱ部第3課「歴史的な経過」 「歴史的経過」の書き方を理解する。
2週 『上級話者』第8課「比べて良さを伝えよう」 比較しながら説明する、場面に適した説明表現を使いこなす、相手の気持ちを引きつける工夫をする。
3週 『論理的文章』第Ⅱ部第4課「分類」 「分類」の書き方を理解する。
4週 『上級話者』第9課「ストーリーを話そう」 展開がわかるようにストーリーを話す、接続の表現を効果的に使う、人の行為や行動に対するさまざまなとらえ方を理解する。
5週 『論理的文章』第Ⅱ部第5課「定義」 「定義」の書き方を理解する。
6週 『上級話者』第10課「最近の出来事を話そう」 出来事をわかりやすく伝える、引用を効果的に使う、感情を生き生きと伝えて共感を得る。
7週 『論理的文章』第Ⅱ部第6課「比較・対照」 「比較・対照」の書き方を理解する。
8週 後期中間試験 これまでの範囲を理解する。
4thQ
9週 試験答案の返却・解説。『上級話者』第11課「健康について話そう」 試験の解答を理解する。因果関係を説明する、社会的な話題を論理的に話す、個人的な話題に配慮する。
10週 『論理的文章』第Ⅱ部第7課「因果関係」 「因果関係」の書き方を理解する。
11週 『上級話者』第12課「将来の夢を語ろう」 理由や背景とともに考えを説明する、抽象的な表現を使いこなす、自分やほかの人の価値観について知り、違いを認め合う。
12週 『論理的文章』第Ⅱ部第8課「意見と根拠」 「意見と根拠」の書き方を理解する。
13週 『論理的文章』第Ⅱ部第9課「資料の利用」 資料の使い方を理解する。
14週 『論理的文章』第Ⅱ部第10課「レポートにおける引用」 レポートにおける引用のしかたを理解する。
15週 『論理的文章』第Ⅱ部第11課「レポートの作成」 レポートの作成過程を理解する。
16週 (後期定期試験)、試験答案の返却・解説、総まとめ。 これまでの範囲を理解する。試験の解答、この授業の評価、今後の学習課題について理解する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合600020020100
基礎的能力600020020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000