建築設計ⅡA

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 建築設計ⅡA
科目番号 0059 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 慶野 正司

到達目標

1、学校建築の計画コンセプトが構築でき、設計手法を説明できる
2、学校建築の空間を創造性豊かにデザインし,建築図面や模型として表現しそのプレゼンテーションができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1学校建築の計画コンセプトが明確に構築でき、設計手法を明確に説明できる学校建築の計画コンセプトが構築でき、設計手法を説明できる学校建築の計画コンセプトの構築、設計手法が説明できない
評価項目2学校建築の空間を創造性豊かにデザインし,建築図面として表現しそのプレゼンテーションが明確にできる学校建築の空間を創造性豊かにデザインし,建築図面として表現しそのプレゼンテーションができる学校建築の空間を創造性豊かにデザインし,建築図面として表現しそのプレゼンテーションができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ② 説明 閉じる
JABEE (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
建築設計として学校建築の計画を考案し空間の創造性・デザイン性を学び、プレゼンテーション(発表)を学ぶ。
この科目は学修単位科目のため、自学自習としてエスキスを実施する。
授業の進め方・方法:
毎回のエスキスチェック(提出)、中間での計画書発表、図面提出、発表のためのスライド・模型作成、そして最終発表を行う。
授業方法は演習が基本となり、講義と発表を組み合わせて行う。
自学自習する内容は、下記の授業計画の授業内容・方法において、< >内の項目である。
注意点:
1.課題説明後は,適宜スケジュール通りの計画内容チェックを個人的に受ける授業となる。また、課題終了時は必ず作品発表を学生の前で全員に対するプレゼンテーションを行う。
2.作品未提出者は評価できないので注意すること。また、作品が課題要求を満たない場合(未提出も同様)は再提出を求めるので必ず提出すること。
3.設計の計画内容を個別チェックで行うため,自宅で常に設計(エスキース図面、スケッチ、模型)を進め、教員にチェックしてもらうべきところを事前整理しておく必要がある。
4.建築雑誌や実際の有名建築物を見て、自分の好きな建築を1つでも見つけ出して欲しい。
5.設計を進めるにあたって参考となるのが建築雑誌に掲載されている関係建築物である。様々な雑誌に必ず目を通し、課題に対する詳細な計画をより良くする手法を学ぶこと。また設計作業中は建築雑誌や参考資料が手元にあるよう心がけることが望ましい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 「学校建築」の解説<全体コンセプト作成> 全体コンセプトの構築
2週 エスキス1<ブロックプラン・機能構成の構築、エスキス作成> ブロックプラン・機能構成の構築
3週 エスキス2<ブロックプラン・機能構成の構築・エスキス模型、エスキス作成> ブロックプラン・機能構成の構築・エスキス模型
4週 エスキス3<平面エスキス作成> 平面エスキス
5週 エスキス4<平面エスキス作成> 平面エスキス
6週 エスキス5<平面・断面・立面エスキス作成> 平面・断面・立面エスキス
7週 エスキス6<平面・断面・立面エスキス作成、計画書作成・ブロック模型作成> 平面・断面・立面エスキス
8週 中間発表・提出<計画書作成・ブロック模型作成> 計画書・ブロック模型
2ndQ
9週 作図1<図面作成> 設計緒元・敷地図・配置図
10週 作図2<図面作成> 設計緒元・敷地図・配置図・平面図
11週 作図3<図面作成> 設計緒元・敷地図・配置図・平面図・断面図
12週 提出<図面作成> 設計緒元・敷地図・配置図・平面図・断面図・立面図=全図面
13週 プレゼンテーション、模型作成1<模型作成> スライドソフトによる発表資料、模型作成
14週 プレゼンテーション、模型作成2<模型作成> スライドソフトによる発表資料、模型作成
15週 講評会<模型作成(最終図面) > 創造性ある建築を設計し、プレゼン出来る
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野計画・歴史建築設計に関わる基本的な家具をはじめとする住設備機器などの寸法を知っている。4
教育や福祉系の施設(例えば、小学校、保育所、幼稚園、中・高・大学など)あるいは類似施設の計画について説明できる。4
建築計画・設計の手法一般について説明できる。4
設計・製図製図用具の特性を理解し、使用できる。4
線の描き分け(3種類程度)ができる。4
文字・寸法の記入を理解し、実践できる。4
建築の各種図面の意味を理解し、描けること。4
図面の種類別の各種図の配置を理解している。4
図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。4
立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。4
ソフトウェアを用い、各種建築図面を作成できる。4
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。4
与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。4
与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。4
与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。4
設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。4
講評会等において、コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。4
敷地と周辺地域および景観などに配慮し、配置、意匠を検討できる。4
建築の構成要素(形と空間の構成)について説明できる。4
建築における形態(ものの形)について説明できる。4

評価割合

試験発表授業ごとの提出物最終成果物合計
総合評価割合003070100
基礎的能力00000
専門的能力003070100
分野横断的能力00000