建築設計IB

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 建築設計IB
科目番号 0059 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 なし
担当教員 大島 隆一,崔 熙元

到達目標

1、美術館の計画コンセプトの構築および「建築」と「街」の関係性等設計手法を説明できる
2、美術館の空間を創造性豊かにデザインし,建築図面や模型として表現しそのプレゼンテーションができる
3、こども園の計画コンセプトが構築でき、設計手法を説明できる
4、新しいこども園の空間を創造性豊かにデザインし,建築図面として表現しそのプレゼンテーションができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1美術館の計画コンセプトの構築および「建築」と「街」の関係性等設計手法を明確に説明できる美術館の計画コンセプトの構築および「建築」と「街」の関係性等設計手法を説明できる美術館の計画コンセプトの構築および「建築」と「街」の関係性等設計手法を説明できない
評価項目2美術館の空間を創造性豊かにデザインし,建築図面や模型として明確に表現しそのプレゼンテーションが明瞭にできる美術館の空間を創造性を持ってデザインし,建築図面や模型として表現しそのプレゼンテーションができる美術館の空間のデザイン,建築図面や模型としての表現、そのプレゼンテーションができない
評価項目3こども園の計画コンセプトが明確に構築でき、設計手法を明確に説明できるこども園の計画コンセプトが構築でき、設計手法を説明できるこども園の計画コンセプトの構築、設計手法が説明できない
評価項目4新しいこども園の空間を創造性豊かにデザインし,建築図面として表現しそのプレゼンテーションが明確にできる新しいこども園の空間を創造性を持ってデザインし,建築図面として表現しそのプレゼンテーションができる新しいこども園の空間のデザイン,建築図面としての表現、プレゼンテーションができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ③ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
前半は、建築設計として美術館の計画を考案し空間の創造性・デザイン性を学び、プレゼンテーション(発表)を学ぶ。
後半は、建築設計としてこども園の計画を考案し空間の創造性・デザイン性を学び、プレゼンテーション(発表)を学ぶ。
授業の進め方・方法:
前半を崔が、後半を大島が担当する。
それぞれ一つの計画課題について、エスキスとして案構築のチェックを数回行い、その後図面や模型作成し完成させる。
注意点:
1.課題説明後は,適宜スケジュール通りの計画内容チェックを個人的に受ける授業となる。また、課題終了時は必ず作品発表を学生の前で全員に対するプレゼンテーションを行う。
2.作品未提出者は評価できないので注意すること。また、作品が課題要求を満たない場合(未提出も同様)は再提出を求めるので必ず提出すること。
3.設計の計画内容を個別チェックで行うため,自宅で常に設計(エスキース図面、スケッチ、模型)を進め、教員にチェックしてもらうべきところを事前整理しておく必要がある。
4.建築雑誌や実際の有名建築物を見て、自分の好きな建築を1つでも見つけ出して欲しい。
5.設計を進めるにあたって参考となるのが建築雑誌に掲載されている関係建築物である。様々な雑誌に必ず目を通し、課題に対する詳細な計画をより良くする手法を学ぶこと。また設計作業中は建築雑誌や参考資料が手元にあるよう心がけることが望ましい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 「まちなかミュージアム」解説,コンセプトの構築方法・設計諸元整理、機能構成・ブロックプラン検討 「まちなかミュージアム」解説,コンセプトの構築方法・設計諸元整理、機能構成・ブロックプラン検討を行い決定する
2週 「まちなかミュージアム」の配置計画・平面構成の検討 「まちなかミュージアム」の配置計画・平面構成の検討を行い決定する
3週 「まちなかミュージアム」の配置・平面・立面・断面計画の検討(ボリューム模型) 「まちなかミュージアム」の配置・平面・立面・断面計画の検討(ボリューム模型)を行い決定する
4週 「まちなかミュージアム」のエスキスチェック(エスキス模型) 「まちなかミュージアム」のエスキスチェック(エスキス模型)によりエスキス完成度を高める
5週 「まちなかミュージアム」の最終チェック、作図・模型製作 「まちなかミュージアム」の最終チェックによりエスキスを完成させ、作図・模型製作に入る
6週 「まちなかミュージアム」の図面,模型提出 「まちなかミュージアム」の図面,模型を提出する
7週 「まちなかミュージアム」の講評会 「まちなかミュージアム」の講評会により他作品も含め計画案の理解を深める
8週 「こども園」解説 「こども園」にいて理解する
4thQ
9週 「こども園」のエスキス1 「こども園」のエスキスを行い案を詰める
10週 「こども園」のエスキス2 「こども園」のエスキスを行い案を詰め、決定する
11週 「こども園」の製図1 「こども園」の作図により図面を随時完成させる
12週 「こども園」の製図2 「こども園」の作図により図面を随時完成させる
13週 「こども園」の模型製作 「こども園」を模型を随時完成させる
14週 「こども園」の模型製作 「こども園」を模型を随時完成させる
15週 「こども園」の講評会 「こども園」の講評会により他作品も含め計画案の理解を深める
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野計画・歴史モデュールについて説明できる。3
建築設計に関わる基本的な家具をはじめとする住設備機器などの寸法を知っている。3
教育や福祉系の施設(例えば、小学校、保育所、幼稚園、中・高・大学など)あるいは類似施設の計画について説明できる。3
文化・交流系の施設(例えば、美術館、博物館、図書館など)あるいは類似施設の計画について説明できる。3
建築計画・設計の手法一般について説明できる。3
設計・製図製図用具の特性を理解し、使用できる。3
線の描き分け(3種類程度)ができる。3
文字・寸法の記入を理解し、実践できる。3
建築の各種図面の意味を理解し、描けること。3
図面の種類別の各種図の配置を理解している。3
図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。3
立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。3
ソフトウェアを用い、各種建築図面を作成できる。3
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。3
与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。3
与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。3
与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。3
設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。3
講評会等において、コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。3
敷地と周辺地域および景観などに配慮し、配置、意匠を検討できる。3
建築の構成要素(形と空間の構成)について説明できる。3
建築における形態(ものの形)について説明できる。3

評価割合

試験発表エスキス 提出物その他合計
総合評価割合01020700100
基礎的能力000000
専門的能力(崔)0101030050
専門的能力(大島)001040050
分野横断的能力000000