到達目標
1.建築基準法の基本用語について説明ができる。
2.条文を読む力を身につけ、適法、違法の判断ができる。
3.条文に規定された内容に従い、適法な建築計画をすることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
建築基準法の基本用語について説明ができる。 | 建築基準法の基本用語について十分に理解し、適確に説明ができる。 | 建築基準法の基本用語を概ね理解し、説明ができる | 建築基準法の基本用語について説明ができない。 |
条文を読む力を身につけ、適法、違法の判断ができる。 | 条文を読む力が十分に備わり、適法、違法の判断が適切にできる。 | 条文を読む力が概ね備わり、適法、違法の判断ができる。 | 適法、違法の判断ができない。 |
条文に規定された内容に従い、適法な建築計画をすることができる。 | 条文に規定された内容に従い、適法な建築計画を適切に行うことができる。 | 条文に規定された内容に従い、適法な建築計画を概ね行うことができる。 | 条文に規定された内容に従い、適法な建築計画を行うことができない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 ④
説明
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JABEE (D)
説明
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教育方法等
概要:
実際に行われている建築活動は、すべて建築法規に準拠して行われている。本科目では、計画、構造、施工、設計製図など他の科目と建築法規の関係について、法令上の観点から総括的に理解し、順法の精神を学んでほしい。また、建築士資格試験の必須科目であるが、単に資格試験のための勉強ではなく、建築家を目指しての知識教養として理解を深めてほしい。
授業の進め方・方法:
授業方法は講義を中心とし、時々演習問題を出し回答の提出を求める。試験は法令集を持ち込み可とし、文章の記述内容の正誤を判定する問題でスピードと正確さを問う。中間試験及び定期試験の加重平均(80%)、自学自習の内容を含んだ演習問題等の回答内容(20%)として評価する。
注意点:
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
法令の構成と法令用語の読み方、建築基準法の基本用語 |
教科書 第1章、第2章の授業部分の内容理解、法令集の授業部分の条文の読解
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2週 |
建築物の敷地、面積、高さ、階数の算定方法 |
建築物の敷地、面積、高さ、階数が算定できる
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3週 |
建築物の一般構造 天井高さ、居室の換気、採光、階段 |
天井高さ、居室の換気、採光、階段の理解
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4週 |
建築物の一般構造 防火避難規定 耐火、準耐火、防火構造、不燃材料 |
耐火、準耐火、防火構造、不燃材料について説明できる
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5週 |
建築物の一般構造 防火避難規定 防火区画、内装制限 |
防火区画、内装制限について説明できる
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6週 |
建築物の一般構造 防火避難規定 避難施設(廊下、階段、出入口) |
避難施設(廊下、階段、出入口)について説明できる
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7週 |
建築物の一般構造 排煙、非常用設備(照明、進入口、EV) |
排煙、非常用設備(照明、進入口、EV)について説明できる
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
建築物の構造強度 |
建築物の構造強度について説明できる
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10週 |
建築物の集団規定 建ぺい率、容積率 |
建ぺい率、容積率について説明できる
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11週 |
建築物の集団規定 斜線制限(道路、隣地、北側) |
斜線制限(道路、隣地、北側)について説明できる
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12週 |
都市計画法の概要 |
都市計画法の概要について説明できる
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13週 |
その他関係法令(宅地造成規制法他) |
宅地造成規制法の概要について説明できる
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14週 |
消防法の概要 火災についての基礎知識 消防用設備の設置基準と技術基準 |
消防用設備の設置基準と技術基準について説明できる
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15週 |
その他関係法令(建築士法、建設業法) 建築基準法等による手続き |
建築基準法等による手続きについて説明できる
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16週 |
定期試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 計画・歴史 | 方法・制度の変遷について説明できる。 | 4 | |
施工・法規 | 請負契約(見積り、積算を含む)について説明できる。 | 3 | |
法の体系について説明できる。 | 4 | |
法令用語について説明できる。 | 4 | |
建築物などの定義について説明できる。 | 4 | |
工作物の定義について説明できる。 | 4 | |
防火に関する用語について説明できる。 | 4 | |
建築手続きに関する用語について説明できる。 | 4 | |
建築基準法に基づき、建築物の面積、高さ、階数が算定できる。 | 4 | |
一般構造(構造方法に関する技術的基準)の法令文を読み、適用できる。 | 4 | |
構造強度(構造計算方法に関する規定)の法令文を読み、適用できる。 | 4 | |
防火・耐火・内装制限に関する法令を探すことができる。 | 4 | |
避難・消防関係規定法令を探すことができる。 | 4 | |
建築設備関連法令を探すことができる。 | 4 | |
建築基準法で定める道路と敷地について説明できる。 | 4 | |
用途地域について説明できる。 | 4 | |
容積率・建ぺい率について説明できる。 | 4 | |
高さ制限について説明できる。 | 4 | |
防火地域について説明できる。 | 4 | |
確認と許可について説明できる。 | 4 | |
建築基準法に関連する法律関係(例えば都市計画法、消防法、ハートビル法、品確法、建築士法、建設業法、労働安全衛生規則など)の法令を探すことができる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 課題 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 40 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
専門的能力 | 40 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |