建築耐震構造

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 建築耐震構造
科目番号 0066 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 建築構造の力学Ⅱ(森北出版)
担当教員 中島 秀雄

到達目標

1.共振現象、周波数分析について説明できる
2. 自由度系の振動方程式を導き、解くことができる
3. 積極的な制振方法について例をあげて説明できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
共振現象、周波数分析について説明できる共振現象、周波数分析について明確に説明できる共振現象、周波数分析について説明できる共振現象、周波数分析について説明できない
1、2自由度系の振動方程式を導き、解くことができる。1、2自由度系の振動方程式を導き、明確に解くことができる。1、2自由度系の振動方程式を導き、解くことができる。1、2自由度系の振動方程式を導き、解くことができない。
積極的な制振方法について例をあげて説明できる。積極的な制振方法について例をあげて明確に説明できる。積極的な制振方法について例をあげて説明できる。積極的な制振方法について例をあげて説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ④ 説明 閉じる
JABEE (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
建築物の地震時の挙動とそれに対する耐震設計の考え方を理解する。
耐震構造の形式について理解し、目的に合わせて最適な形式を立案できる。
授業の進め方・方法:
講義、レポートからなる。
注意点:
不明な点はそのままにしないで質問する事。
授業への積極的な参加を求めます。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
2週 地震と耐震設計の歴史 地震と耐震設計の歴史が説明できる。
3週 日本の現行の耐震規定 日本の現行の耐震規定の概要を説明できる。
4週 設計用地震力の計算 設計用地震力が計算できる
5週 地震時応力の計算1 ラーメン構造 ラーメン構造の部材応力が計算できる
6週 地震時応力の計算2 耐震壁構造 耐震壁を用いて構造計画が立案できる
7週 耐震計画 柱、壁の配置 目的に合わせて耐震計画を立案できる
8週 中間試験
4thQ
9週 建築物の振動 固有周期 建築物の固有周期について理解する
10週 調和振動に対する応答、共振現象 固有周期により応答が異なることを理解し、計算できる
11週 地震動に対する応答、応答スペクトル、モーダルアナリシス 地震動に対する応答、お応答スペクトルを理解し、モーダルアナリシスにより応答値を計算できる
12週 弾塑性応答 エネルギー吸収 巨大地震に対して塑性変形によるエネルギー吸収が有効であることを理解する
13週 免震構造  免震構造について理解し説明できる
14週 制振構造 制振構造構造について理解し、説明できる
15週 まとめ
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野構造骨組構造物に作用する荷重の種類について説明できる。4後3
各種構造の設計荷重・外力を計算できる。4後4
マグニチュードの概念と震度階について説明できる。3後1
地震被害を受けた建物の破壊等の特徴について説明できる。3後2

評価割合

試験発表課題態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合501040000100
基礎的能力2052000045
専門的能力3052000055
分野横断的能力0000000