概要:
この科目では企業で建築物の意匠設計を担当している非常勤教員が、その経験の活かし、建築計画学に基づいたエスキスの考え方を通して設計演習を学ぶ。
建築設計として学校建築の計画を考案し空間の創造性・デザイン性を学び、プレゼンテーション(発表)を学ぶ。
この科目は学修単位科目のため、自学自習としてエスキスを実施する。
授業の進め方・方法:
毎回のエスキスチェック(提出)、中間での計画書発表、図面提出、発表のためのスライド・模型作成、そして最終発表を行う。
授業方法は演習が基本となり、講義と発表を組み合わせて行う。
事前事後学習を必須とし、事前事後の自学自習する内容は、下記の授業計画の授業内容・方法において、< >内の項目である。
注意点:
1.課題説明後は,適宜スケジュール通りの計画内容チェックを個人的に受ける授業となる。また、課題終了時は必ず作品発表を学生の前で全員に対するプレゼンテーションを行う。
2.作品未提出者は評価できないので注意すること。また、作品が課題要求を満たない場合(未提出も同様)は再提出を求めるので必ず提出すること。
3.設計の計画内容を個別チェックで行うため,自宅で常に設計(エスキース図面、スケッチ、模型)を進め、教員にチェックしてもらうべきところを事前整理しておく必要がある。
4.建築雑誌や実際の有名建築物を見て、自分の好きな建築を1つでも見つけ出して欲しい。
5.設計を進めるにあたって参考となるのが建築雑誌に掲載されている関係建築物である。様々な雑誌に必ず目を通し、課題に対する詳細な計画をより良くする手法を学ぶこと。また設計作業中は建築雑誌や参考資料が手元にあるよう心がけることが望ましい。
授業計画の修正:2021.4.15
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
課題説明(参考作品紹介)(建築設計雑感)(計画の考え方) 【宿題】コンセプト・設計諸元・機能構成 |
学校建築、設計授業の注意点を理解する
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2週 |
コンセプト・設計諸元・機能構成チェック、ブロックプランの検討 【宿題】ブロックプラン・ボリューム計画(ボリューム模型) |
全体コンセプト、設計諸元の構築できる
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3週 |
ブロックプラン(ボリューム計画・配置・平面・断面)【宿題】全体計画(エスキス模型作成) |
ブロックプランを構築できる
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4週 |
配置・平面・立面・断面構成エスキスチェック(エスキス模型提出) |
配置・平面・立面・断面計画、ボリューム模型の構築できる
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5週 |
配置・平面・立面・断面計画最終チェック(エスキス模型提出) |
配置・平面・立面・断面計画、ボリューム模型の構築できる
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6週 |
中間提出 |
全体計画案について説明できる
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7週 |
中間発表(全員) |
全体計画案について説明できる
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8週 |
中間講評 |
計画案について整理できる
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2ndQ |
9週 |
計画見直しチェック |
設計緒元・敷地図・配置図・平面図・断面図・立面図=全図面を見直せる
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10週 |
全体エスキスチェック |
設計緒元・敷地図・配置図・平面図・断面図・立面図=全図面を見直せる
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11週 |
全体エスキスチェック |
設計緒元・敷地図・配置図・平面図・断面図・立面図=全図面を修正する
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12週 |
最終作図チェック(配置図、平面図、断面図、立面図提出) |
設計緒元・敷地図・配置図・平面図・断面図・立面図=全図面を修正する
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13週 |
最終図面提出(模型以外)・・・プレゼン資料の確認、訂正指示 |
図面の提出ができ、模型とプレゼンテーション資料の確認と訂正事項を理解する
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14週 |
最終提出(図面・模型) |
全ての提出ができ、スライドソフトによる発表資料を構築できる
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15週 |
講評会(パワーポイントデータ提出) |
創造性ある建築を設計し、プレゼンテーションできる
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 計画・歴史 | 建築設計に関わる基本的な家具をはじめとする住設備機器などの寸法を知っている。 | 4 | |
教育や福祉系の施設(例えば、小学校、保育所、幼稚園、中・高・大学など)あるいは類似施設の計画について説明できる。 | 4 | |
建築計画・設計の手法一般について説明できる。 | 4 | |
設計・製図 | 製図用具の特性を理解し、使用できる。 | 4 | |
線の描き分け(3種類程度)ができる。 | 4 | |
文字・寸法の記入を理解し、実践できる。 | 4 | |
建築の各種図面の意味を理解し、描けること。 | 4 | |
図面の種類別の各種図の配置を理解している。 | 4 | |
図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。 | 4 | |
立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。 | 4 | |
ソフトウェアを用い、各種建築図面を作成できる。 | 4 | |
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。 | 4 | |
与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。 | 4 | |
与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。 | 4 | |
与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。 | 4 | |
設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。 | 4 | |
講評会等において、コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。 | 4 | |
敷地と周辺地域および景観などに配慮し、配置、意匠を検討できる。 | 4 | |
建築の構成要素(形と空間の構成)について説明できる。 | 4 | |
建築における形態(ものの形)について説明できる。 | 4 | |