建築史II

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 建築史II
科目番号 0090 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 SD 選書
担当教員 安高 尚毅

到達目標

1 近代・現代建築のムーブメントを説明することが出来ること。
2 現代建築の発生過程について近代建築を参照し、説明出来ること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1西洋・近代・現代建築のムーブメントを説明することが出来る。西洋・近代・現代建築のムーブメントの理解が不十分。西洋・近代・現代建築のムーブメントの理解ができていない。
評価項目2現代建築の発生過程について西洋・近代建築を参照し、説明出来る。現代建築の発生過程についての理解が不十分。現代建築の発生過程について西洋・近代建築を参照し、説明出来ない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ⑤ 説明 閉じる
JABEE (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
西洋建築史およびモダニズムとポストモダニズムの考え方の違いについて講述する。
授業の進め方・方法:
おもにスライド資料とプリントにより授業を進める。
注意点:
事前学習として指定した資料を読了しておくこと。
事後学習として課題の提出を求める。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエント、古代ギリシア エーゲ海文明、ギリシア文明、神殿、オーダーの把握
2週 古代ローマ ローマ文明、神殿、宮殿、教会、公共建築の把握
3週 ロマネスク・ゴシック 修道院、交差ヴォールト天井、リブヴォールトの把握
4週 ルネサンス ルネサンス、パラッツォ、建築理論、理想都市の把握
5週 マニエリスム パラディオ、プロポーションの把握
6週 バロック、ロココ 反宗教改革運動、都市改造の把握
7週 モダニズム建築の夜明け 産業革命、アーツ&クラフト運動、アール・ヌーボー、アントニオ・ガウディ、ウィーン・ゼセッション・ドイツ表現主義、ロシア構成主義、デ・スティル、アール・デコの把握
8週 中間試験 西洋建築史について説明することができる
2ndQ
9週 フランク・ロイド・ライトの建築
フランク・ロイド・ライトの建築の把握
10週 ミース・ファン・デル・ローエの建築 ミース・ファン・デル・ローエの建築の把握
11週 ル・コルビジエの建築と日本人の弟子たちの建築 ル・コルビジエの建築と日本人の弟子たちの建築の把握
12週 ザハ・ハディッドとレム・コールハースとダニエル・リベスキンドの建築 ザハ・ハディッドとレム・コールハースとダニエル・リベスキンドの建築の把握
13週 サンチアゴ・カラトラバとジャン・ヌーベルとピーター・ズントーの建築 サンチアゴ・カラトラバとジャン・ヌーベルとピーター・ズントーの建築の把握
14週 内藤廣と大江匡の建築 内藤廣と大江匡の建築の把握
15週 モダニズムとポストモダニズム(自邸) モダニズムとポストモダニズム建築の考え方の把握
16週 期末試験 近現代の主要な建築家と作品について説明できる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。2
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。2
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。2
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。2
専門的能力分野別の専門工学建築系分野計画・歴史現代社会における都市計画の課題の位置づけについて説明できる。4
近現代都市の特質と課題について説明できる。4
近代の都市計画論について説明できる。4
現代にいたる都市計画論について説明できる。4
都市と農村の計画について説明できる。4
古代(例えば、エジプト、オリエント、エーゲ海、ギリシャ、ローマなど)の特徴について説明できる。4
中世(例えば、ビザンチン、イスラム、ロマネスク、ゴシックなど)の特徴について説明できる。4
近世(例えば、ルネサンス、マニエリスム、バロック、ロココなど)の特徴について説明できる。4
日本および海外における近現代の建築様式の特徴について説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000