計算力学

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 計算力学
科目番号 0004 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 複合工学専攻(機械工学コース) 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 自作プリント
担当教員 山下 進

到達目標

1.力学や物理現象のモデル化が説明できる。
2.差分法の考え方が説明でき、簡単な問題に適用し、数値計算ができる。
3.有限要素法の考え方が説明でき、簡単な問題に適用し、数値計算ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1力学や物理現象のモデル化が説明できる。参考書を見ながら、力学や物理現象のモデル化が説明できる。力学や物理現象のモデル化が説明できない。
評価項目2差分法の考え方が説明でき、簡単な問題に適用し、数値計算ができる。参考書を見ながら、差分法の考え方が説明でき、簡単な問題に適用し、数値計算ができる。差分法の考え方が説明でき、簡単な問題に適用し、数値計算ができない。
評価項目3有限要素法の考え方が説明でき、簡単な問題に適用し、数値計算ができる。参考書を見ながら、有限要素法の考え方が説明でき、簡単な問題に適用し、数値計算ができる。有限要素法の考え方が説明でき、簡単な問題に適用し、数値計算ができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ⑤ 説明 閉じる
JABEE (C) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
現象のモデル化手法、常微分方程式、偏微分方程式を有限差分法や有限要素法で解く方法を解説する。
授業の進め方・方法:
理論的な解説が7割、手計算演習が2割、コンピュタ演習が1割
この科目は学修単位科目のため、事後学習としてレポート課題が課せられます。
注意点:
授業や試験では関数電卓を使用するので必ず準備すること。
隔年開講(西暦偶数年度開講)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 計算力学とCAEの事例紹介 計算力学の位置づけが理解できること。
2週 現象のモデル化(1) 身近な問題のモデル化ができること。
3週 現象のモデル化(2) 身近な問題のモデル化ができること。
4週 差分法(1次元問題) 1次元差分法の考え方が理解でき、簡単な問題が解けること。
5週 差分法(2次元問題) 2次元差分法の考え方が理解でき、簡単な問題が解けること。
6週 有限要素法(1)1次元ポテンシャル問題 1次元ポテンシャル問題の定式化が理解できること。
7週 有限要素法(2)1次元ポテンシャル問題 1次元ポテンシャル問題の定式化が理解できること。
8週 有限要素法(3)1次元ポテンシャル問題 1次元ポテンシャル問題が解けること。
2ndQ
9週 有限要素法(4)2次元ポテンシャル問題 2次元ポテンシャル問題の定式化が理解できること。
10週 有限要素法(5)2次元ポテンシャル問題 2次元ポテンシャル問題の定式化が理解できること。
11週 有限要素法(6)2次元ポテンシャル問題 2次元ポテンシャル問題が解けること。
12週 有限要素法(7)2次元弾性問題 2次元弾性問題の定式化が理解できること。
13週 有限要素法(8)2次元弾性問題 2次元弾性問題の定式化が理解できること。
14週 有限要素法(9)2次元弾性問題のコンピュータ演習 2次元弾性問題をコンピュータを使用して解析できること。
15週 定期試験 試験の範囲が理解できること。
16週 試験返却と解説 試験結果の間違いを正せること。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野情報処理プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。5
定数と変数を説明できる。5
整数型、実数型、文字型などのデータ型を説明できる。5
演算子の種類と優先順位を理解し、適用できる。5
算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。5
データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。5
条件判断プログラムを作成できる。5
繰り返し処理プログラムを作成できる。5
一次元配列を使ったプログラムを作成できる。5

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力0000000
専門的能力80000020100
分野横断的能力0000000