エネルギー工学

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 エネルギー工学
科目番号 0012 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義・実技 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 複合工学専攻(機械工学コース) 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 特に指定しないが,「エネルギー工学入門」梶川武信(著)裳華房(2006)が望ましい.
担当教員 加藤 岳仁

到達目標

1.エネルギーに関する基礎的事項が説明できること.
2.実社会におけるエネルギーの利用法について工学的観点から説明できること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 エネルギーに関する基礎的事項の説明についてエネルギーに関する基礎的事項が十分に説明できるエネルギーに関する基礎的事項が説明できるエネルギーに関する基礎的事項が説明できない
評価項目2 実社会におけるエネルギーの利用法について実社会におけるエネルギーの利用法について工学的観点から十分に説明できる実社会におけるエネルギーの利用法について工学的観点から説明できる実社会におけるエネルギーの利用法について工学的観点から説明できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ④ 説明 閉じる
JABEE (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
技術者として必要なエネルギーに関する専門的知識と,エネルギーの有効利用方法について理解することを目的とする.
授業の進め方・方法:
講義及びゼミ形式で授業を進め、受講者による発表が必須となる。
注意点:
発表とレポートの内容から,60%以上の成績で達成とする.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 エネルギーの基本概念について エネルギーの基本概念について理解できる
2週 力学エネルギーについて 力学エネルギーについて理解できる
3週 熱エネルギーについて 熱エネルギーについて理解できる
4週 化学エネルギーについて 化学エネルギーについて理解できる
5週 電磁エネルギーについて 電磁エネルギーについて理解できる
6週 将来のエネルギー戦略について 将来のエネルギー戦略について商業的、工学的見解を述べることができる
7週 光エネルギーについて 光エネルギーについて理解できる
8週 核エネルギーについて 核エネルギーについて理解できる
4thQ
9週 再生可能エネルギーについて 再生可能エネルギーについて理解できる
10週 振動エネルギーについて 振動エネルギーについて理解できる
11週 太陽光発電の現状と展開について 太陽光発電の現状と展開について理解できる
12週 エナジーハーベスティングについて エナジーハーベスティングについて理解できる
13週 エネルギーの回収方法について エネルギーの回収方法について理解できる
14週 電力自由化について 電力自由化について商業的、工学的見解を述べることができる
15週 エネルギー工学についてのまとめ エネルギー工学についてのまとめができ、工学的見解を述べることができる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図歯車減速装置、手巻きウインチ、渦巻きポンプなどの部品図と組立図を作成できる。5
歯車減速装置、手巻きウインチ、渦巻きポンプ、ねじジャッキなどを題材に、その主要部の設計および製図ができる。5
力学荷重が作用した時の材料の変形を説明できる。5
応力とひずみを説明できる。5
フックの法則を理解し、弾性係数を説明できる。5
許容応力と安全率を説明できる。5
両端固定棒や組合せ棒などの不静定問題について、応力を計算できる。5
線膨張係数の意味を理解し、熱応力を計算できる。5
ねじりを受ける丸棒のせん断ひずみとせん断応力を計算できる。5
丸棒および中空丸棒について、断面二次極モーメントと極断面係数を計算できる。5
軸のねじり剛性の意味を理解し、軸のねじれ角を計算できる。5
はりの定義や種類、はりに加わる荷重の種類を説明できる。5
はりに作用する力のつりあい、せん断力および曲げモーメントを計算できる。5
各種の荷重が作用するはりのせん断力線図と曲げモーメント線図を作成できる。5
曲げモーメントによって生じる曲げ応力およびその分布を計算できる。5
各種断面の図心、断面二次モーメントおよび断面係数を理解し、曲げの問題に適用できる。5
各種のはりについて、たわみ角とたわみを計算できる。5
多軸応力の意味を説明できる。5
二軸応力について、任意の斜面上に作用する応力、主応力と主せん断応力をモールの応力円を用いて計算できる。5
部材が引張や圧縮を受ける場合のひずみエネルギーを計算できる。5
部材が曲げやねじりを受ける場合のひずみエネルギーを計算できる。5
カスティリアノの定理を理解し、不静定はりの問題などに適用できる。5

評価割合

発表課題合計
総合評価割合8020100
基礎的能力000
専門的能力8020100
分野横断的能力000