概要:
設計技術者が設計の段階で最適設計を行えるように,応力解析の方法を習得し,理論値と計算値の誤差について学習する.
また,LSIの製造工場で生産技術に関する業務を担当していた教員による設計経験等を活かした内容となる.
なお,この科目は学習単位科目のため事前・事後学習としてレポートを実施します.
授業の進め方・方法:
パンタグラフ形ねじ式ジャッキの設計を行い,三次元 CAD にて製図し,FEM による応力解析から,各自の設計の妥当性を検証するレポートを作成する.
提出されたレポートによる評価で行う.
注意点:
試験は行わない.
最適設計の設計計算書および応力解析をしたレポートとデータの提出をすること.
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
コンピュータ援用による最適設計について |
自動車を例に解説された内容について理解できる
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2週 |
簡単なモデルを例に,三次元 CAD ソフト (AutodeskInventor)で設計し,FEM 解析を行う |
材料力学の問題について理論値と解析値の比較を行いFEMの有効性が理解できる
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3週 |
例題について設計し,FEM 解析を行う. 理論値と解析値を比較 |
材料力学の問題について理論値と解析値の比較を行いFEMの有効性が理解できる
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4週 |
例題について設計し,FEM 解析を行う. 理論値と解析値を比較 |
材料力学の問題について理論値と解析値の比較を行いFEMの有効性が理解できる
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5週 |
例題について設計し,FEM 解析を行う. 理論値と解析値を比較 |
材料力学の問題について理論値と解析値の比較を行いFEMの有効性が理解できる
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6週 |
三次元 CAD ソフトによる課題の設計 |
機構設計をしてから三次元 CADにて製図することで設計をしていく過程を理解できる
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7週 |
三次元 CAD ソフトによる課題の設計 |
機構設計をしてから三次元 CADにて製図することで設計をしていく過程を理解できる
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8週 |
三次元 CAD ソフトによる課題の設計 |
機構設計をしてから三次元 CADにて製図することで設計をしていく過程を理解できる
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2ndQ |
9週 |
三次元 CAD ソフトによる課題の設計 |
機構設計をしてから三次元 CADにて製図することで設計をしていく過程を理解できる
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10週 |
三次元 CAD ソフトによる課題の設計 |
機構設計をしてから三次元 CADにて製図することで設計をしていく過程を理解できる
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11週 |
三次元 CAD ソフトによる課題の設計 |
機構設計をしてから三次元 CADにて製図することで設計をしていく過程を理解できる
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12週 |
FEM による課題の応力解析 |
設計した機構について組立図を作成して応力解析を行い,応力分布や変形等の結果から妥当性を検証して理解できる
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13週 |
FEM による課題の応力解析 |
設計した機構について組立図を作成して応力解析を行い,応力分布や変形等の結果から妥当性を検証して理解できる
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14週 |
FEM による課題の応力解析 |
設計した機構について組立図を作成して応力解析を行い,応力分布や変形等の結果から妥当性を検証して理解できる
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15週 |
課題レポートの評価 |
設計した機構と応力解析による評価から妥当性を理解できる
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 設計製図 | 歯車減速装置、手巻きウインチ、渦巻きポンプ、ねじジャッキなどを題材に、その主要部の設計および製図ができる。 | 5 | |
力学 | 荷重が作用した時の材料の変形を説明できる。 | 5 | |
応力とひずみを説明できる。 | 5 | |
フックの法則を理解し、弾性係数を説明できる。 | 5 | |
許容応力と安全率を説明できる。 | 5 | |
両端固定棒や組合せ棒などの不静定問題について、応力を計算できる。 | 5 | |
線膨張係数の意味を理解し、熱応力を計算できる。 | 5 | |
ねじりを受ける丸棒のせん断ひずみとせん断応力を計算できる。 | 5 | |
丸棒および中空丸棒について、断面二次極モーメントと極断面係数を計算できる。 | 5 | |
軸のねじり剛性の意味を理解し、軸のねじれ角を計算できる。 | 5 | |
はりの定義や種類、はりに加わる荷重の種類を説明できる。 | 5 | |
はりに作用する力のつりあい、せん断力および曲げモーメントを計算できる。 | 5 | |
各種の荷重が作用するはりのせん断力線図と曲げモーメント線図を作成できる。 | 5 | |
曲げモーメントによって生じる曲げ応力およびその分布を計算できる。 | 5 | |
各種断面の図心、断面二次モーメントおよび断面係数を理解し、曲げの問題に適用できる。 | 5 | |
各種のはりについて、たわみ角とたわみを計算できる。 | 5 | |
多軸応力の意味を説明できる。 | 5 | |
二軸応力について、任意の斜面上に作用する応力、主応力と主せん断応力をモールの応力円を用いて計算できる。 | 5 | |
部材が引張や圧縮を受ける場合のひずみエネルギーを計算できる。 | 5 | |
部材が曲げやねじりを受ける場合のひずみエネルギーを計算できる。 | 5 | |
カスティリアノの定理を理解し、不静定はりの問題などに適用できる。 | 5 | |