電子回路特論

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 電子回路特論
科目番号 0002 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 複合工学専攻(電子制御工学コース) 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 使用しない。適時資料を配布。
担当教員 大島 心平

到達目標

伝送線路,受動部品,能動部品を用いた高周波回路の基本的な設計方法が説明できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1伝送線路,受動部品,能動部品を用いた高周波回路の基本的な設計方法について明確に説明でき,これに関する演習問題を正確に解くことができる.伝送線路,受動部品,能動部品を用いた高周波回路の基本的な設計方法について説明でき,これに関する演習問題を解くことができる.伝送線路,受動部品,能動部品を用いた高周波回路の基本的な設計方法について説明できず,これに関する演習問題を解くことができない.
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ④ 説明 閉じる
JABEE (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
伝送線路,受動部品,能動部品を用いた高周波回路の基本的な設計方法を学習する。
授業の進め方・方法:
1. 授業方法は講義を中心に行う。
2. 授業内容に応じて演習問題を課題として出し,解答の提出を求める。
注意点:
・講義を受ける前に自学自習を行うこと。
・各年開講の科目であり、平成29年度については開講しない。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 高周波回路の概要と基礎 高周波回路の概要と基礎について理解する。
2週 受動素子の高周波特性 受動素子の高周波特性について理解する。
3週 Sパラメータ Sパラメータについて理解する。
4週 分布定数線路の基礎 分布定数線路の基礎について理解する。
5週 分布定数線路の特徴 分布定数線路の特徴について理解する。
6週 代表的な分布定数線路 代表的な分布定数線路について理解する。
7週 スミスチャート スミスチャートについて理解する。
8週 スミスチャートの使い方 スミスチャートの使い方について理解する。
2ndQ
9週 インピーダンス整合 インピーダンス整合について理解する。
10週 フィルタ理論 フィルタ理論について理解する。
11週 高周波フィルタ 高周波フィルタについて理解する。
12週 高周波フィルタ 高周波フィルタの設計方法について理解する。
13週 高周波能動回路 高周波能動回路の設計で用いるデバイスについて理解する。
14週 高周波能動回路 PINダイオードを用いたスイッチ回路について理解する。
15週 高周波能動回路 増幅器のインピーダンス整合設計について理解する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路正弦波交流の特徴を説明し、周波数や位相などを計算できる。5
正弦波交流のフェーザ表示を説明できる。5
R、L、C素子における正弦波電圧と電流の関係を説明できる。5
フェーザを用いて、簡単な交流回路の計算ができる。5
インピーダンスとアドミタンスを説明し、これらを計算できる。5
正弦波交流の複素表示を説明し、これを交流回路の計算に用いることができる。5
キルヒホッフの法則を用いて、交流回路の計算ができる。5
合成インピーダンスや分圧・分流の考え方を用いて、交流回路の計算ができる。5
直列共振回路と並列共振回路の計算ができる。5
電子回路ダイオードの特徴を説明できる。4
利得、周波数帯域、入力・出力インピーダンス等の増幅回路の基礎事項を説明できる。5
トランジスタ増幅器のバイアス供給方法を説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力0000000
専門的能力70000030100
分野横断的能力0000000