システム同定論

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 システム同定論
科目番号 0004 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 複合工学専攻(電子制御工学コース) 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 足立修一「MATLAB による制御のためのシステム同定」東京電機大学出版局
担当教員 笠原 雅人

到達目標

自動制御を行う上で,対象となるシステムのモデルを理解する必要がある.このとき基礎となる事項(古典制御と現代制御,パラメトリックモデルとノンパラメトリックモデル,時系列データからスペクトル密度への変換)に関して説明が出来ること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1システムの表現方法を理解し,適切な同定方法を説明できるシステムの表現方法を理解できるシステムの表現方法が理解できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ④ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
自動制御を行う上で,対象となるシステムのモデルを理解する必要がある.このとき基礎となる事項(古典制御と現代制御,パラメトリックモデルとノンパラメトリックモデル,時系列データからスペクトル密度への変換)に関して簡単な例を用いて説明を行なう.
授業の進め方・方法:
毎週の報告書と定期試験の点数により評価する.
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 動的システムとは システムの表現方法を理解できる
2週 動的システムとシステム同定 システムの表現方法を理解できる
3週 同定の基本的手順1(弱定常過程・強定常過程,エルゴード過程) システムの表現方法を理解できる
4週 同定の基本的手順2(SN 比,白色雑音,演算誤差,サンプリング周期とバンド幅の関係) システムの表現方法を理解できる
5週 同定入力の選定1 システムの表現方法を理解できる
6週 同定入力の選定2 システムの表現方法を理解できる
7週 LTIシステム システムの表現方法を理解できる
8週 ノンパラメトリックモデル システムの表現方法を理解できる
4thQ
9週 ノンパラメトリックモデルの同定 システムの表現方法を理解できる
10週 パラメトリックモデル システムの表現方法を理解できる
11週 パラメトリックモデルの同定1 システムの表現方法を理解できる
12週 パラメトリックモデルの同定2 システムの表現方法を理解できる
13週 パラメトリックモデルの同定3 システムの表現方法を理解できる
14週 状態空間モデル システムの表現方法を理解できる
15週 モデルの選定と妥当性 システムの表現方法を理解できる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野制御伝達関数を用いたシステムの入出力表現ができる。5
ブロック線図を用いてシステムを表現することができる。5
システムの過渡特性について、ステップ応答を用いて説明できる。5
システムの定常特性について、定常偏差を用いて説明できる。5
システムの周波数特性について、ボード線図を用いて説明できる。5
フィードバックシステムの安定判別法について説明できる。5

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力0000000
専門的能力80200000100
分野横断的能力0000000