電子制御工学演習

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 電子制御工学演習
科目番号 0010 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 複合工学専攻(電子制御工学コース) 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 戸田盛和「ベクトル解析」岩波書店(1989) 今吉洋一「複素関数概説」サイエンス社(1997)
担当教員 渡邉 達男

到達目標

1.ベクトルの表記と演算ができること。
2.ガウスの発散定理を用いての物理的問題を解くことができること。
3.初等関数を含んだ簡単な複素方程式を解くことができること。
4.留数定理をつかった積分計算ができること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ベクトルの表記と演算が明確に説明でき、これに関する演習問題を正確に解くことができる。ベクトルの表記と演算が説明でき、これに関する演習問題を解くことができる。ベクトルの表記と演算が説明できず、これに関する演習問題を解くことができない。
評価項目2ガウスの発散定理を明確に説明でき、これを用いての物理的問題を正確に解くことができること。ガウスの発散定理を説明でき、これを用いての物理的問題を解くことができること。ガウスの発散定理を説明できず、これを用いての物理的問題を解くことができない。
評価項目3初等関数を含んだ簡単な複素方程式を明確に説明でき、これに関する演習問題を正確に解くことができる。初等関数を含んだ簡単な複素方程式を説明でき、これに関する演習問題を解くことができる。初等関数を含んだ簡単な複素方程式を説明できず、これに関する演習問題を解くことができない。
留数定理を明確に説明でき、これをつかった積分計算を正確に解くことができる。留数定理を説明でき、これをつかった積分計算を解くことができる。留数定理を説明できず、これをつかった積分計算を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ③ 説明 閉じる
JABEE (C) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
理工系学生として、必要なベクトル解析と複素関数論に関して、演習を通して学ぶ。
授業の進め方・方法:
あらかじめ、解く問題を指示するので、決められた通りに演習を行い、黒板に書く。
レポートとして課す関連問題及び授業内での演習問題に対する解答内容について評価し, 60%以上の成績で達成とする
注意点:
定期試験は行わない
工学上よく用いられる、ベクトル解析と複素関数論の簡単な講義、そして多くの演習を行う。授業中は基礎項目の確認をし、その後演習を行い、毎回ホームワークを行い、レポートを提出してもらう。基礎的なことは、ある程度学習済みとみなし、演習中心で進める。知識が足りない学生は自分で補う必要がある。教科書は各自用意すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ベクトルの表現 ベクトルの表現を理解し、演習問題が解ける
2週 2次元曲線 2次元曲線を理解し、演習問題が解ける。
3週 3次元曲線 3次元曲線を理解し、演習問題が解ける。
4週 3次元曲面 3次元曲面を理解し、演習問題が解ける。
5週 線積分 線積分を理解し、演習問題が解ける。
6週 面積分 面積分を理解し、演習問題が解ける。
7週 発散定理(部分積分) 発散定理(部分積分)を理解し、演習問題が解ける。
8週 ベクトル解析の演習 ベクトル解析の演習を理解し、演習問題が解ける。
2ndQ
9週 複素数 複素数を理解し、演習問題が解ける。
10週 複素関数 複素関数を理解し、演習問題が解ける。
11週 複素微分 複素微分を理解し、演習問題が解ける。
12週 複素積分 複素積分を理解し、演習問題が解ける。
13週 コーシーの積分公式 コーシーの積分公式を理解し、演習問題が解ける。
14週 正則関数 正則関数を理解し、演習問題が解ける。
15週 有理型関数 有理型関数を理解し、演習問題が解ける。
16週 定期試験はおこなわない 全体を理解する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合08000020100
基礎的能力0500001060
専門的能力0300001040
分野横断的能力0000000