分子構造論

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 分子構造論
科目番号 0002 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 複合工学専攻(物質工学コース) 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 真船文隆「量子化学 基礎からのアプローチ」化学同人(2008)
担当教員 酒井 洋

到達目標

1. 量子論、原子と分子の構造、さらに各種スペクトルの基礎について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1量子論、原子と分子の構造、さらに各種スペクトルの基礎について明確に説明でき、これに関する演習問題を正確に解くことができる。量子論、原子と分子の構造、さらに各種スペクトルの基礎について説明でき、これに関する演習問題を解くことができる。量子論、原子と分子の構造、さらに各種スペクトルの基礎について明確に説明できず、これに関する演習問題を正確に解くことができない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
量子論、原子と分子の構造、さらに各種スペクトルの基礎について学ぶ。
授業の進め方・方法:
中間試験、定期試験と自学自習課題で評価する。
中間試験と定期試験(各90分)による点数の相加平均を80%、自学自習課題を20%として評価する。試験は自学自習の内容を含む。試験における持ち込みは不可。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ボーアの原子モデル
自学自習項目: 教科書章末問題あるいは類似問題
Boltzmann分布、分配関数を理解する
2週 波動性と粒子性
自学自習項目: 教科書章末問題あるいは類似問題
波動性と粒子性を理解する
3週 シュレーディンガー方程式
自学自習項目: 教科書章末問題あるいは類似問題
シュレーディンガー方程式を理解する
4週 量子化学の基礎
自学自習項目: 教科書章末問題あるいは類似問題
量子化学の基礎を理解する
5週 三次元のシュレーディンガー方程式
自学自習項目: 教科書章末問題あるいは類似問題
三次元のシュレーディンガー方程式を理解する
6週 水素原子
自学自習項目: 教科書章末問題あるいは類似問題
水素原子を理解する
7週 水素原子
自学自習項目: 教科書章末問題あるいは類似問題
水素原子を理解する
8週 中間試験
自学自習項目: 解答できなかった問題の復習
これまでの範囲を理解する
4thQ
9週 多電子原子
自学自習項目: 教科書章末問題あるいは類似問題
多電子原子を理解する
10週 水素分子イオン
自学自習項目: 教科書章末問題あるいは類似問題
水素分子イオンを理解する
11週 等核二原子分子
自学自習項目: 教科書章末問題あるいは類似問題
等核二原子分子を理解する
12週 異核二原子分子
自学自習項目: 教科書章末問題あるいは類似問題
異核二原子分子を理解する
13週 異核二原子分子
自学自習項目: 教科書章末問題あるいは類似問題
異核二原子分子を理解する
14週 分子の振動と赤外スペクトル
自学自習項目: 教科書章末問題あるいは類似問題
分子の振動と赤外スペクトルを理解する
15週 分子の回転スペクトル
自学自習項目: 教科書章末問題あるいは類似問題
分子の回転スペクトルを理解する
16週 定期試験 これまでの範囲を理解する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野無機化学主量子数、方位量子数、磁気量子数について説明できる。4
電子殻、電子軌道、電子軌道の形を説明できる。4
パウリの排他原理、軌道のエネルギー準位、フントの規則から電子の配置を示すことができる。4
価電子について理解し、希ガス構造やイオンの生成について説明できる。4
イオン化エネルギー、電子親和力、電気陰性度について説明できる。4
代表的な分子に関して、原子価結合法(VB法)や分子軌道法(MO法)から共有結合を説明できる。4

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力0000000
専門的能力80200000100
分野横断的能力0000000