触媒化学

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 触媒化学
科目番号 0003 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 複合工学専攻(物質工学コース) 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 『化学新シリーズ 有機金属化学』裳華房,小宮三四郎・碇屋隆雄 共著
担当教員 西井 圭

到達目標

1.触媒の化学的性質の概略について理解し,説明できること.
2.有機金属錯体について理解し,説明できること.
3.工業的触媒反応について理解し,具体例を挙げて説明できること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1触媒の化学的性質の概略について理解し,正確に説明できる触媒の化学的性質の概略について理解し,説明できる触媒の化学的性質の概略について理解できず,説明できない
評価項目2有機金属錯体について理解し,正確に説明できる有機金属錯体について理解し,説明できる有機金属錯体について理解できず,説明できない
評価項目3工業的触媒反応について理解し,具体例を挙げて正確に説明できる工業的触媒反応について理解し,具体例を挙げて説明できる工業的触媒反応について理解できず,具体例を挙げて説明できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ④ 説明 閉じる
JABEE (A) 説明 閉じる
JABEE (d-1) 説明 閉じる
JABEE (g) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
触媒化学はとくに「有機金属触媒」を中心に,有機金属化学の基礎知識をできるだけコンパクトに紹介する.

この科目は学習単位科目のため,事前・事後学習としてレポートを実施します.
授業の進め方・方法:
達成目標1-3:小試験,中間,定期試験において60%以上の得点により評価する.課題に対しプレゼンテーションを行う.
注意点:
1.複数回の小試験およびレポート,中間,定期試験(小試験およびレポート:10%,定期:80%)2.プレゼンテーションおよびディスカッション(10%)
  ※隔年開講科目(2022年度は開講)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 有機金属化学,有機金属錯体の概略
予習:参考書の該当部分を理解する。
復習:参考書章末問題あるいは類似問題を解く。
有機金属化学,有機金属錯体の概略について理解する
2週 有機金属錯体の合成,構造,命名
予習:参考書の該当部分を理解する。
復習:参考書章末問題あるいは類似問題を解く。
有機金属錯体の合成,構造,命名について理解する
3週 有機遷移金属錯体の基本的反応
予習:参考書の該当部分を理解する。
復習:参考書章末問題あるいは類似問題を解く。
有機遷移金属錯体の基本的反応について理解する
4週 工業触媒反応:アルケン類の反応
予習:参考書の該当部分を理解する。
復習:参考書章末問題あるいは類似問題を解く。
工業触媒反応:アルケン類の反応について理解する
5週 工業触媒反応:一酸化炭素の反応
予習:参考書の該当部分を理解する。
復習:参考書章末問題あるいは類似問題を解く。
工業触媒反応:一酸化炭素の反応について理解する
6週 工業触媒反応:酢酸製造に関する反応
予習:参考書の該当部分を理解する。
復習:参考書章末問題あるいは類似問題を解く。
工業触媒反応:酢酸製造に関する反応について理解する
7週 触媒を用いる合成反応:クロスカップリング(Ni触媒)
予習:参考書の該当部分を理解する。
復習:参考書章末問題あるいは類似問題を解く。
触媒を用いる合成反応:クロスカップリング(Ni触媒)について理解する
8週 工触媒を用いる合成反応:クロスカップリング(Pd触媒)1
予習:参考書の該当部分を理解する。
復習:参考書章末問題あるいは類似問題を解く。
工触媒を用いる合成反応:クロスカップリング(Pd触媒)について理解する
4thQ
9週 触媒を用いる合成反応:クロスカップリング(Pd触媒)2
予習:参考書の該当部分を理解する。
復習:参考書章末問題あるいは類似問題を解く。
工触媒を用いる合成反応:クロスカップリング(Pd触媒)について詳細を理解する
10週 触媒を用いる合成反応:重合(Ti触媒)
予習:参考書の該当部分を理解する。
復習:参考書章末問題あるいは類似問題を解く。
触媒を用いる合成反応:重合(Ti触媒)について理解する
11週 触媒を用いる合成反応:重合(Ni触媒)
予習:参考書の該当部分を理解する。
復習:参考書章末問題あるいは類似問題を解く。
触媒を用いる合成反応:重合(Ni触媒)について理解する
12週 不斉触媒反応と錯体触媒(不斉水素化)
予習:参考書の該当部分を理解する。
復習:参考書章末問題あるいは類似問題を解く。
不斉触媒反応と錯体触媒(不斉水素化)について理解する
13週 不斉触媒反応と錯体触媒(シクロプロパン化)
予習:参考書の該当部分を理解する。
復習:参考書章末問題あるいは類似問題を解く。
不斉触媒反応と錯体触媒(シクロプロパン化)について理解する
14週 不斉触媒反応と錯体触媒(不斉酸化反応)
予習:参考書の該当部分を理解する。
復習:参考書章末問題あるいは類似問題を解く。
不斉触媒反応と錯体触媒(不斉酸化反応)について
15週 触媒を用いる合成反応:ノーベル化学賞の紹介
予習:参考書の該当部分を理解する。
復習:参考書章末問題あるいは類似問題を解く。
触媒を用いる合成反応:ノーベル化学賞の紹介について
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合801001000100
基礎的能力0000000
専門的能力801001000100
分野横断的能力0000000