到達目標
1.合成構造のメリット・デメリットを他の構造形式と比較して説明することができる。
2.合成構造の耐力式を理解し,部材を設計することができる。
3.合成構造の変形を計算することができる。
4.合成構造の設計法について大筋を説明することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
合成構造のメリット、デメリットを他の構造形式と比較して説明することができる
| RC,S造と合成構造のそれぞれの特徴と性能面の比較を行うことができる | 各種構造の特徴を理解している | 各種構造の違いが説明できない |
合成構造の耐力式を理解し、実際に部材を設計することができる | 合成構造の断面設計を行い、最適な断面を選択できる | 合成構造の断面設計ができる | 合成構造の断面設計ができない |
3.合成構造の変形を計算することができる。 | 変形制限に対して最適な合成構造の断面を提案できる | 合成構造の変形が計算できる | 合成構造の変形が計算できない |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 ④
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学習・教育到達度目標 ④
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JABEE (c)
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JABEE (C)
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JABEE (d-1)
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教育方法等
概要:
この科目は,合成構造の成り立ち・特性と設計手法について,各学生が自ら自発的に学び,実例を紹介しながらppt等を用いてその成
果を発表し,発表後,授業参加メンバーとのQ&Aによるディスカッション・意見交換を行うアクティブラーニングによって,
学習を進めていきます。各発表・Q&Aの後,教員が補足説明とフィードバックを行います。授業後,適宜課題レポートが出題されます。
授業の進め方・方法:
RC,S造と適宜比較しながら合成構造の設計法について説明する。
各自実例を基に,外力(固定、積載、風、地震)を計算して骨組みの応力の設計を学びます。
各種の構造形式に対する断面(柱、梁)の設計を理解します。
それぞれの構造形式を比較し,実例建物に対する構造形式や設計法を考察します。
注意点:
隔年開講(R6(2024)年度は非開講)。
適宜,課題レポート提出があります。
発表者以外の学生も毎回の授業前にその日学習する教科書範囲を一読し,解らない用語を調べてくることが大前提とな
ります。毎回の各発表後,Q&Aによる意見交換・ディスカッションに積極的に参加することが求められ,
その分野のさらなる学習を深耕し,問題解決能力や考える素養を養います。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
合成構造の概説と計画・設計
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合成構造の概説と計画・設計について理解する。
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2週 |
構造用材料の性質 |
構造用材料の性質について理解する。
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3週 |
鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)構造の設計① (歴史・設計・柱) |
鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)構造の設計(歴史・設計・柱)について理解する。
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4週 |
鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)構造の設計② (梁・柱梁接合部・柱脚・壁・施工法) |
鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)構造の設計(梁・柱梁接合部・柱脚・壁・施工法)について理解する。
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5週 |
鋼管コンクリート構造の設計① (柱) |
鋼管コンクリート構造の設計(柱)について理解する。
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6週 |
鋼管コンクリート構造の設計② (柱梁接合部) |
鋼管コンクリート構造の設計(柱梁接合部)について理解する。
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7週 |
合成梁の設計
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合成梁の設計について理解する。
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8週 |
コンクリート充填鋼管(CFT)構造の設計① (概要・構造計画・柱) |
コンクリート充填鋼管(CFT)構造の設計(概要・構造計画・柱)について理解する。
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4thQ |
9週 |
コンクリート充填鋼管(CFT)構造の設計② (柱梁接合部・施工法) |
コンクリート充填鋼管(CFT)構造の設計(柱梁接合部・施工法)について理解する。
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10週 |
プレキャスト合成構造の設計
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SRC部材の断面算定をして、RC,Sとの違いを理解できる
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11週 |
柱RC・梁鉄骨とするRCS構造の設計
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プレキャスト合成構造の設計について理解する。
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12週 |
混合構造・その他の合成構造の設計と合成構造の今後の展望
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混合構造・その他の合成構造の設計と合成構造の今後の展望について説明できる。
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13週 |
合成構造の実例の紹介① (構造計画と設計の理解) |
合成構造の実例の構造計画と設計について理解する。
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14週 |
合成構造の実例の紹介② (構造計画と設計の理解)
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合成構造の実例の構造計画と設計について理解する。
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15週 |
アンカーボルトの設計
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アンカーボルトの設計について理解する。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 構造 | 建築構造の成り立ちを説明できる。 | 5 | |
建築構造(W造、RC造、S造、SRC造など)の分類ができる。 | 5 | |
各種構造の設計荷重・外力を計算できる。 | 4 | |
ラーメンの支点反力、応力(軸力、せん断力、曲げモーメント)を計算し、その応力図(軸力図、せん断力図、曲げモーメント図)をかくことができる。 | 3 | |
S造の特徴・構造形式について説明できる。 | 3 | |
軸力、曲げを受ける部材の設計の計算ができる。 | 3 | |
鉄筋コンクリート造(ラーメン構造、壁式構造、プレストレストコンクリート構造など)の特徴・構造形式について説明できる。 | 3 | |
MNインターラクションカーブについて説明できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表①設計法(Q&A) | 発表②実例建物(Q&A) | レポート課題 | ポートフォリオ | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 50 | 25 | 25 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 25 | 15 | 25 | 0 | 0 | 65 |
分野横断的能力 | 0 | 25 | 10 | 0 | 0 | 0 | 35 |