科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 法学
科目番号 0030 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書は使用しない。毎授業ごとにレジュメを配布する。
担当教員 多田 庶弘

到達目標

業目標】
□ 市民として生活の中で必要とされる法的とらえ方(リーガルマインド)を身につけることができる。
□ 社会の中で法がどのような役割を果たしているのかを考え、理解することができる。
□ 基礎的な用語の意味内容を理解できる。
□ 普段の生活における出来事と法との関わり方を理解し、トラブルに際しての解決の仕方を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1市民として生活の中で必要とされる法的とらえ方(リーガルマインド)を身につけることができる。市民として生活の中で必要とされる法的とらえ方(リーガルマインド)を身につけるための考え方はわかる。市民として生活の中で必要とされる法的とらえ方(リーガルマインド)の理解ができていない。
評価項目2基礎的な用語の意味内容を、明確に説明できる。基礎的な用語の意味内容を、ある程度の説明ができる。基礎的な用語の意味内容を、説明することができていない。
評価項目3社会の中で法がどのような役割を果たしているのかを、明確に考え説明することができる。社会の中で法がどのような役割を果たしているのかを、ある程度考え説明することができる。社会の中で法がどのような役割を果たしているのかを説明することができていない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 A-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
社会の中のさまざまなトラブルは、何が問題で、どのように考え、どう判断すればよりよい解決になるのか。その
よりどころ(指針)となる法的とらえ方(リーガルマインド)を身につけることが法教育の目的だ。リーガルマイン
ドは、社会に出てからさまざまな困難に出会った時、効力を発揮する。こうした問題解決の指針となるリーガルマイ
ンドを身につけていないと、トラブルに巻き込まれ易くなる。このような点を踏まえ、生活の中のさまざまな問題に
ついて、<リーガルマインド>を身につけ、解決策を学習する。
授業の進め方・方法:
通常の講義形式。内容によっては映像資料も使用する。
注意点:
実際の法を学ぶためにも、法に関する様々な時事的問題に触れることは大切と思われる。そのため、日々のニュース
に目を向けることが習慣となるようにしてほしい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 法への扉を開く~決まりとは何か 身近な決まりから、法のもつ意味を理解する。
2週 憲法Ⅰ(人権) 立憲主義について理解する。
3週 憲法Ⅱ-(統治機構) 統治機構について理解する。
4週 民事法Ⅰ(契約の自由と信義則) 身近な契約について考え、契約とは何かを理解する。
5週 民事法Ⅱ(所有と占有) 権利の中身を理解しまとめてみる。
6週 民事法Ⅲ(親族とは) 家族法・相続法の目的と趣旨を理解する。
7週 刑事法Ⅰ(刑事司法のプロセス) 刑罰の目的と機能を整理する。
8週 中間試験
2ndQ
9週 刑事法Ⅱ(死刑制度について考える) 刑罰がどのように執行され、どのような役に立っているのかを理解する。
10週 労働法(労働者の権利とは) 働くことと法の関係について理解する。
11週 民事法Ⅳ(夫婦同姓と女性の再婚禁止期間ついてに) 今後の家族にあり方について考えまとめてみる。
12週 刑事法Ⅲ(少年法) 未成年者と犯罪について考えてまとめてみる。
13週 情報と法Ⅰ(著作権)~ローマの休日と羅生門の著作権の保護期間について 著作権の目的は文化の発展であることを理解しまとめてみる
14週 情報と法Ⅱ(特許権) 知的財産の利用と制限について、正しい認識をもつようにする。
15週 総括(まとめ)~リーガルマインドとは コモンセンスとリーガルマインドを整理しまとめてみる。
16週 期末試験

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力80000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000