卒業研究

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 卒業研究
科目番号 0042 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 6
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 6
教科書/教材 なし
担当教員 機械工学科 科教員

到達目標

与えられた課題に対して1 年間にわたって研究を行うことで,機械工学に対してより深い理解を得ることができ
る.また,解決すべき課題に対して自発的に取り組むことにより問題解決能力を養うことができる.
□ 研究テーマに即して明確な目的を立てて研究できること.
□ 設定した課題に対して,目標を達成するように取り組むことができること.
□ 研究内容に対して文献調査や学習ができること.
□ 実験または解析結果を理解できること.
□ 実験や解析結果を考察できること.
□ 研究計画をデザインできること.
□ 研究の進捗を管理できること.
□ グラフなどを用いて表現力を高められること.
□ プレゼンテーション資料を用いて効果的に発表できること.
□ 研究内容について指導教員などとコミュニケーションを図れること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1研究テーマに即して,目的を適切に設定し研究できる研究テーマに即して,目的を明確にして研究できる研究テーマに即して,目的を明確にして研究できない
評価項目2実験または解析結果を適切に理解し,説明できる実験または解析結果を理解できる実験または解析結果を理解できない
評価項目3プレゼン資料を用いて、効果的に発表でき、質疑応答に適切に対応できるプレゼン資料を用いて効果的に発表できるプレゼン資料を用いて効果的に発表できない

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 D-1 説明 閉じる
準学士課程 D-3 説明 閉じる
準学士課程 D-4 説明 閉じる
準学士課程 E-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 数名ずつそれぞれの研究室に所属し,研究室で専門とする分野の課題に対して 1 年間にわたって研究を行う.研
究の途中経過は秋に行われる中間発表会で発表し,1 年間の成果は学年末の卒業研究発表会で発表するとともに詳細
な内容を卒業研究報告書にまとめる.
授業の進め方・方法:
研究内容は実験的なもの,理論解析,コンピュータシミュレーション等多様であり,また,研究方法もテーマによ
ってかなり異なるが,いずれの場合にも,研究を通して専門分野の理解を深めることや,自主的な問題解決能力を養
うことが最大の目的である.
 研究とは既に明らかになっている事柄を学ぶのではなく,未知の分野に挑戦し,問題を解決していくことである.
そのためには,それぞれの分野に関してより深く理解する努力が必要であるが,さらに,問題の解決に向けて積極的
に取り組む行動力が何よりも大切である.卒業研究は,時間割に示された時間のみに行うものでなく,場合によって
は深夜まで行われることもある.
 高専における学修の総仕上げとして,積極的な姿勢で研究に臨み,技術者としての感性を修得してもらいたい.
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 研究室の教員により指示された教材によって進める
2週 研究室の教員により指示された教材によって進める
3週 研究室の教員により指示された教材によって進める
4週 研究室の教員により指示された教材によって進める
5週 研究室の教員により指示された教材によって進める
6週 研究室の教員により指示された教材によって進める
7週 研究室の教員により指示された教材によって進める
8週 研究室の教員により指示された教材によって進める
2ndQ
9週 研究室の教員により指示された教材によって進める
10週 研究室の教員により指示された教材によって進める
11週 研究室の教員により指示された教材によって進める
12週 研究室の教員により指示された教材によって進める
13週 研究室の教員により指示された教材によって進める
14週 研究室の教員により指示された教材によって進める
15週 研究室の教員により指示された教材によって進める中間発表会準備
16週 中間発表会
後期
3rdQ
1週 研究室の教員により指示された教材によって進める
2週 研究室の教員により指示された教材によって進める
3週 研究室の教員により指示された教材によって進める
4週 研究室の教員により指示された教材によって進める
5週 研究室の教員により指示された教材によって進める
6週 研究室の教員により指示された教材によって進める
7週 研究室の教員により指示された教材によって進める
8週 研究室の教員により指示された教材によって進める
4thQ
9週 研究室の教員により指示された教材によって進める
10週 研究室の教員により指示された教材によって進める
11週 研究室の教員により指示された教材によって進める
12週 研究室の教員により指示された教材によって進める
13週 研究室の教員により指示された教材によって進める
14週 研究室の教員により指示された教材によって進める
15週 研究室の教員により指示された教材によって進める 卒研発表会準備
16週 卒研発表会

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学三角関数を含む簡単な方程式を解くことができる。3
簡単な場合について、円の方程式を求めることができる。3
関数の増減表を書いて、極値を求め、グラフの概形をかくことができる。3
極値を利用して、関数の最大値・最小値を求めることができる。3
簡単な場合について、関数の接線の方程式を求めることができる。3
2次の導関数を利用して、グラフの凹凸を調べることができる。3
関数の媒介変数表示を理解し、媒介変数を利用して、その導関数を求めることができる。3
微積分の基本定理を理解している。3
定積分の基本的な計算ができる。3
置換積分および部分積分を用いて、定積分を求めることができる。3
不定積分の定義を理解し、簡単な不定積分を求めることができる。3
置換積分および部分積分を用いて、不定積分や定積分を求めることができる。3
定積分の定義と微積分の基本定理を理解し、簡単な定積分を求めることができる。3
分数関数・無理関数・三角関数・指数関数・対数関数の不定積分・定積分を求めることができる。3
簡単な場合について、曲線で囲まれた図形の面積を定積分で求めることができる。3
簡単な場合について、曲線の長さを定積分で求めることができる。3
簡単な場合について、立体の体積を定積分で求めることができる。3
専門的能力分野別の専門工学機械系分野力学力は、大きさ、向き、作用する点によって表されることを理解し、適用できる。4
一点に作用する力の合成と分解を図で表現でき、合力と分力を計算できる。4
一点に作用する力のつりあい条件を説明できる。4
力のモーメントの意味を理解し、計算できる。4
偶力の意味を理解し、偶力のモーメントを計算できる。4
着力点が異なる力のつりあい条件を説明できる。4
重心の意味を理解し、平板および立体の重心位置を計算できる。4
運動の第一法則(慣性の法則)を説明できる。4
運動の第二法則を説明でき、力、質量および加速度の関係を運動方程式で表すことができる。4
運動の第三法則(作用反作用の法則)を説明できる。4
周速度、角速度、回転速度の意味を理解し、計算できる。4
向心加速度、向心力、遠心力の意味を理解し、計算できる。4
仕事の意味を理解し、計算できる。4
てこ、滑車、斜面などを用いる場合の仕事を説明できる。4
エネルギーの意味と種類、エネルギー保存の法則を説明できる。4
位置エネルギーと運動エネルギーを計算できる。4
動力の意味を理解し、計算できる。4
応力-ひずみ線図を説明できる。3
荷重が作用した時の材料の変形を説明できる。4
応力とひずみを説明できる。4
フックの法則を理解し、弾性係数を説明できる。4
許容応力と安全率を説明できる。4
断面が変化する棒について、応力と伸びを計算できる。3
棒の自重よって生じる応力とひずみを計算できる。3
両端固定棒や組合せ棒などの不静定問題について、応力を計算できる。4
線膨張係数の意味を理解し、熱応力を計算できる。4
ねじりを受ける丸棒のせん断ひずみとせん断応力を計算できる。4
丸棒および中空丸棒について、断面二次極モーメントと極断面係数を計算できる。4
軸のねじり剛性の意味を理解し、軸のねじれ角を計算できる。4
はりの定義や種類、はりに加わる荷重の種類を説明できる。4
はりに作用する力のつりあい、せん断力および曲げモーメントを計算できる。4
各種の荷重が作用するはりのせん断力線図と曲げモーメント線図を作成できる。4
曲げモーメントによって生じる曲げ応力およびその分布を計算できる。4
各種断面の図心、断面二次モーメントおよび断面係数を理解し、曲げの問題に適用できる。4
各種のはりについて、たわみ角とたわみを計算できる。4
多軸応力の意味を説明できる。4
二軸応力について、任意の斜面上に作用する応力、主応力と主せん断応力をモールの応力円を用いて計算できる。4
部材が引張や圧縮を受ける場合のひずみエネルギーを計算できる。4
部材が曲げやねじりを受ける場合のひずみエネルギーを計算できる。4
カスティリアノの定理を理解し、不静定はりの問題などに適用できる。4
材料機械材料に求められる性質を説明できる。1
金属材料、非金属材料、複合材料、機能性材料の性質と用途を説明できる。1
引張試験の方法を理解し、応力-ひずみ線図を説明できる。2
硬さの表し方および硬さ試験の原理を説明できる。1
脆性および靱性の意味を理解し、衝撃試験による粘り強さの試験方法を説明できる。1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合03000070100
基礎的能力0000000
専門的能力03000070100
分野横断的能力0000000