概要:
評論・小説の的確な読解を通して認識力・思考力を伸ばすと共に、感受性を豊かにすることによって、現代の複雑多様な言語生活に適応できる能力を身につける。
授業の進め方・方法:
講義講読と演習とを融合した形式で授業を展開する。
毎時冒頭に漢字小テストを実施する。
注意点:
予習・復習に相応の時間を充てること。
授業時は国語辞典を必ず持参すること。
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス 評論1 鷲谷いづみ:人類による環境への影響 |
授業の概要と目標を理解する。 表現や語句の意味について、理解を深めることができる。
|
2週 |
評論1 鷲谷いづみ:人類による環境への影響 |
文章の構成や展開を確認しつつ、筆者の意図を捉えることができる。
|
3週 |
評論1 鷲谷いづみ:人類による環境への影響 |
人類の環境戦略の経緯をふまえて、筆者の主張や生態系への関わり方を考察することができる。
|
4週 |
評論2 池内 了:「なぜ」答えられない科学 |
表現や語句の意味について、理解を深めるとともに文章の構成を理解し筆者の意図を捉える。
|
5週 |
評論2 池内 了:「なぜ」答えられない科学 |
筆者の意図を捉え、「科学」と「人間」のありようについて考察することができる。
|
6週 |
評論3 中村 雄二郎:情報ネットワーク社会 |
表現や語句の意味について、理解を深めることができる。また、文章の構成や展開を確認しつつ、筆者の意図を捉えることができる。
|
7週 |
評論3 中村 雄二郎:情報ネットワーク社会 |
筆者の主張をふまえ、「情報ネットワーク社会」について自分の考えを整理することができる。
|
8週 |
前期中間試験 |
|
2ndQ |
9週 |
表現演習1 小論文作成 |
評論1・2・3の学習成果に基づき、テーマを任意に設定し、論述することができる。
|
10週 |
評論4 多和田 葉子:夢は何語で見る |
表現や語句の意味について、理解を深めるとともに文章の構成を理解し筆者の意図を捉える。
|
11週 |
評論4 多和田 葉子:夢は何語で見る |
筆者の主張をふまえ、「多言語社会」の在り方について自分の考えを整理することができる。
|
12週 |
小説 絲山 秋子:ベル・エポック |
表現や語句の意味について、理解を深めることができる。
|
13週 |
小説 絲山 秋子:ベル・エポック |
表現上の特徴に注目することで内容の理解を目指すことができる。
|
14週 |
小説 絲山 秋子:ベル・エポック |
人物の心情の推移を把握しながら文章を読み取ることができる。
|
15週 |
前期定期試験 |
|
16週 |
前期総括 |
前期の授業内容を振り返り、得られた成果と未達成の課題について自ら確認することができる。
|
後期 |
3rdQ |
1週 |
評論5 大竹 文雄:落語の中の経済学 |
表現や語句の意味について、理解を深めることができる。
|
2週 |
評論5 大竹 文雄:落語の中の経済学 |
文章の構成や展開を確認しつつ、筆者の意図を捉えることができる。
|
3週 |
評論5 大竹 文雄:落語の中の経済学 |
取引をテーマとする落語をふまえ、経済学とはなにかを理解することができる。
|
4週 |
評論6 岡 真理:「文化が違う」とは何を意味するのか |
表現や語句の意味について、理解を深めることができる。
|
5週 |
評論6 岡 真理:「文化が違う」とは何を意味するのか |
文章の構成や展開を確認しつつ、筆者の意図を捉えることができる。
|
6週 |
評論6 岡 真理:「文化が違う」とは何を意味するのか |
「文化の違い」に関する筆者の論述を的確に読解することができる。
|
7週 |
評論6 岡 真理:「文化が違う」とは何を意味するのか |
筆者が指摘する「文化の違い」をふまえ、「文化を理解」することについて自分の考えを整理することができる。
|
8週 |
後期中間試験 |
|
4thQ |
9週 |
表現演習2 小論文作成 |
評論5・6の学習成果に基づき、テーマを任意に設定し、論述することができる。
|
10週 |
評論7 丸山 真男:「である」ことと「する」こと |
表現や語句の意味について、理解を深めることができる。
|
11週 |
評論7 丸山 真男:「である」ことと「する」こと |
論理展開を捉えるための文章構成について理解することができる。
|
12週 |
評論7 丸山 真男:「である」ことと「する」こと |
文章の構成や展開を確認しつつ、筆者の意図を捉えることができる。
|
13週 |
評論7 丸山 真男:「である」ことと「する」こと |
筆者の考える「である」論理・「する」論理について、理解を深めることができる。
|
14週 |
評論7 丸山 真男:「である」ことと「する」こと |
「である」論理・「する」論理という筆者の問題意識をふまえ、社会事象を捉え直す観点を獲得できる。
|
15週 |
後期定期試験 |
|
16週 |
後期総括 |
1年間の授業内容を振り返り、得られた成果と今後の課題について自ら確認することができる。
|