科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 地理
科目番号 3E003 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子メディア工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 高等学校新地理総合 :帝国書院  地図帳:新詳高等地図:帝国書院
担当教員 石関 正典

到達目標

グローバル化が進展した今日、世界のどの国もその国だけで政治や経済活動を行うことはできない。地理の学習を通
じて、地理的な見方や考え方、地図の読図などの技能を養うとともに、平和で民主的な国家・社会を切り拓き、持続可能な社会の実現に向け主体的に行動できる総合力を身につけることを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1地形の形成要因や各気候帯の特徴を踏まえつつ、人間生活の展開を説明することができる。地形の形成要因や各気候帯の特徴を説明することができる。地形の形成要因や各気候帯の特徴を説明できない。
評価項目2地図、グラフ、統計資料などを適切に活用し、地理的事象を説明できる。地図、グラフ、統計資料などを適切に読み取ることができる。地図、グラフ、統計資料を適切に読み取ることができない。
評価項目3食料・人口・都市問題など地球的課題への対応には地理的な見方や考え方が必要であることを理解している。食料・人口・都市問題など地球的課題の現状を理解している。食料・人口・都市問題など地球的課題の現状を理解できていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
□ 地図の活用方法を学び、さまざまな地図や資料を活用して、身近な地域やグローバル化する現代世界の特色を考察する。
□ 世界の諸地域の特色を、地形、気候等の地理的環境と人々の生活様式とのかかわりの中で理解する。
□ 食料・人口・都市問題など直面する地球的課題について認識を深め、その解決のためには地球的な視野に立つことが必要であることを理解する。
授業の進め方・方法:
基本的に講義形式で行うが、必要に応じて白地図、地形図等のワークシートも使用しながら進める。
注意点:
白地図や地形図に着色をしたり、雨温図などを作図する場合があるので、色鉛筆、マーカー等を準備してください。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 世界の地形と人々の生活(1)
大地形と人々の生活
プレートテクトニクス、造山帯など大地形形成のメカニズムを説明できる。
2週 世界の地形と人々の生活(2)
河川がつくる地形と人々の生活
河川がつくる地形の成り立ちや、人々の生活との関連を理解する。
地形図の読図ができる。
3週 世界の地形と人々の生活(3)
海岸の地形と人々の生活
海がつくる地形の成り立ちや、人々の生活との関連を理解する。
地形図の読図ができる。
4週 世界の気候と人々の生活(1)
ケッペンの気候区分
大気の大循環、ケッペンの気候区分について理解する。
5週 世界の気候と人々の生活(2)
熱帯・乾燥帯気候と人々の生活
熱帯気候・乾燥帯気候の特徴と、プランテーションなど人々の生活・産業との関わりを理解する。
6週 世界の気候と人々の生活(3)
温帯気候と人々の生活
温帯の4つの気候区の特徴と、各気候区に対応した農業など人々の生活とのかかわりを理解する。
7週 世界の気候と人々の生活(4)
亜寒帯・寒帯気候と人々の生活
亜寒帯・寒帯気候の特徴と、厳しい自然環境の下で生活する人々の生活の工夫を理解する。
8週 中間試験
4thQ
9週 世界の食料問題(1)
飢餓と飽食
世界で起こっている食料問題の全体像や、世界の人口増加と食料生産との関係を把握する。
10週 世界の食料問題(2)
発展途上国の食料問題
アフリカ諸国を事例に、モノカルチャー経済の弊害や食料援助のあり方を理解する。
11週 世界の食料問題(3)
先進国の食料問題
生産過剰や食料廃棄等、先進諸国の食料問題や、アグリビジネスの現状を理解する。
12週 世界の都市問題(1)
世界で起こる都市問題
世界各地で起こる都市問題の全体像や要因を把握する。
13週 世界の都市問題(2)
発展途上国の都市問題
リオデジャネイロを事例に、発展途上国の都市問題の要因と現状を理解する。
14週 世界の都市問題(3)
先進国の都市問題
ロンドンを事例に、先進国の都市問題と都市問題解決のための取り組みを理解する。
15週 定期試験
16週 学習のまとめ 学習内容を整理し、地球的課題に対応するためには地理的な見方や考え方が必要なことを理解する。

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力80000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000