到達目標
□ 前年度までの学習内容(電気基礎Ⅰ,Ⅱ)が理解できる。
□ 正弦波交流回路網の計算ができる。
□ 回路網方程式を構成し、基礎的な回路の問題を解くことができる。
□ 基本的回路の周波数特性や、フェーザ軌跡等について理解ができる。
□ 相互誘導回路の問題や三相回路の問題等を解くことができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
直流,交流回路に関する理解 | 与えられた条件に対して,適切に回路の状態を表す式を自ら立てて,解くことができる. | 基礎的な回路に関する問題について,法則等を当てはめて解を求めることができる. | 与えられた問題の意味を十分に理解できず,基礎的な問題を解くことができない. |
複素表現を交えた回路方程式および各種定理の理解 | 各種複素表現と瞬時値の関係を十分に理解し,交流回路網から回路方程式を立てて,解くことができる. | 複素表現をある程度使いこなすことができ,単純な回路網については解を求めることができる. | 交流の複素表現の概念を理解しておらず,基礎的な問題に適用することができない. |
電磁誘導,三相交流等の理解 | 電磁誘導により起電力が生じる原理,および三相交流の各種変換について,自在に行うことができる. | 定理,性質等を与えた状態において,電磁誘導,三相交流の基礎的な問題を解くことができる. | 電磁誘導,三相交流に関する知識が体得できておらず,基礎的な問題を解くことができない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
最初に1,2年生の「電気基礎」などで学習した部分の復習を行う。次に、並行して行われている「電気回路Ⅰ」の復習として、それぞれの項目について、例題を示して説明を加えるとともに演習問題を解かせることで,授業内容を実際の問題に適用し,解決を図れるようになる。
授業の進め方・方法:
座学.講義と演習の複合形式
注意点:
前年度までの内容(電気基礎1,2,計測基礎等)をきちんと理解した上で,授業に臨んでください.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
電気基礎復習(直流) |
電気回路に関する基礎的な知識の確認
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2週 |
電気基礎復習(直流) |
直流回路(直流回路の計算、電流の各種作用)
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3週 |
電気基礎復習(交流) |
交流電圧,電流,瞬時値,各種パラメータの関係
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4週 |
電気基礎復習(交流) |
単体素子に印加した交流電圧と生じる交流電流の関係
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5週 |
電気基礎復習(交流) |
単体素子に印加した交流電圧と生じる交流電流の関係
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6週 |
交流回路網の計算 |
複素数の復習,交流波の複素表現
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7週 |
交流回路網の計算 |
複数の素子からなる交流回路の解析,ブリッジ回路等
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
交流回路網の計算 |
交流回路における電力
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10週 |
回路方程式 |
行列式の導出方法,枝電流法
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11週 |
回路方程式 |
閉路電流法,接点電位法
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12週 |
各種定理の理解 |
重ねの理,可逆定理,相補定理
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13週 |
各種定理の理解 |
テブナン,ノートンの定理等
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14週 |
相互誘導回路 |
相互インダクタンスのパラメータ,T型変換,結合係数
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15週 |
定期試験 |
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16週 |
定期試験解説,3相交流の基礎 |
3相交流電源,3相負荷,ΔーY変換
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評価割合
| レポート(2回) | 中間試験 | 定期試験 | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 30 | 30 | 100 |
配点 | 40 | 30 | 30 | 100 |