工学基礎セミナー

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 工学基礎セミナー
科目番号 3E019 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子メディア工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書 : 堀田 源治, 辻井 洋行, 水井 万里子著「技術者倫理-技術者として幸福を得るために考えておくべきこと-」(日刊工業新聞社)978-4526076114
担当教員 電子メディア工学科 科教員,五十嵐 睦夫

到達目標

□英語で書かれた理工系基礎の入門テキストの内容を理解できる。
□少人数セミナーにおける学習法を理解できる。
□理工系の現場で必要となる英語の初歩的なレベルに到達できる。

□説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な
責任事項を説明できる。
現代社会の具体的な諸問題を題材に、自ら専門とする工学分野に関連させ、技術者倫
理観に基づいて、取るべきふさわしい行動を説明できる。
□技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。
□社会における技術者の役割と責任を説明できる。
□情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について
説明できる。
□高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明
できる。
□環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社
会に及ぼす影響を説明できる。
□環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。
□国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。
□過疎化、少子化など地方が抱える問題について認識し、地域社会に貢献するために
科学技術が果たせる役割について説明できる。
□知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明
できる。
□知的財産の獲得などで必要な新規アイデアを生み出す技法などについて説明でき
る。
□技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライア
ンス)の重要性について説明できる。
各教員毎に資料配布
□技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域
に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。
□全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、
自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。
□技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害
の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。
□科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。
□科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技
術者の使命・重要性について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1技術者倫理を深く理解し、技術者としての職責に耐えることができる。最低限の技術者倫理を理解しており、技術者としての職責を果たす素地を備えている。最低限の技術者倫理も理解できず、技術者としての職責を果たすことができない。
評価項目2セミナー形式での議論に積極的に参加することができる.セミナー形式の議論に,促されれば参加することができる.セミナー形式の議論に加わることができない.
評価項目3技術的な英語で書かれた文書の内容を正確に理解することができる.技術的な英語で書かれた文書の内容をある程度理解することができる.技術的な英語で書かれた文書の内容を理解することができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
・ 技術者倫理に関係して習得することが定められている事項について、グループ学習により(1)発表原案作成(2)討論による原稿作成(3)発表の3段階を輪番でこなすことにより、総合的な学力を高めつつ対人能力の向上も目指す。
・英語で書かれた理工系基礎の入門テキストを輪講形式で学習する。セミナーの場で内容の読解,問題解決をおこなう。
授業の進め方・方法:
・技術者倫理関係の学習においては、全体を10グループに分けて班毎に対応する。
・英語文献の読解に際しては、数名ずつに分かれて指導教員の研究室等に赴き、主として輪講形式で学習を進める。
注意点:
特になし

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス ・授業の進め方に関する説明を理解し、グループ分け等を把握できる
2週 【主題1】
技術者倫理の基本と実践(技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史)
【英単語トレーニング1】
・説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる
・現代社会の具体的な諸問題を題材に、自ら専門とする工学分野に関連させ、技術者倫理観に基づいて、取るべきふさわしい行動を説明できる
・技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している
・社会における技術者の役割と責任を説明できる
・工学基礎としての基本的英単語を暗誦できる
3週 【主題2】
情報倫理(技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史)
【英単語トレーニング2】
・情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる
・高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる
・工学基礎としての基本的英単語を暗誦できる
4週 【発表1・2】
主題1および2に対するグループ発表
・各人の役回りを的確に意識しながら、グループ発表をこなすことができる
5週 【主題3】
環境倫理(技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史)
【英単語トレーニング3】
・環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる
・工学基礎としての基本的英単語を暗誦できる
6週 【主題4】
国際貢献・地域貢献(技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史)
【英単語トレーニング4】
・国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる
・過疎化、少子化など地方が抱える問題について認識し、地域社会に貢献するために科学技術が果たせる役割について説明できる
・工学基礎としての基本的英単語を暗誦できる
7週 【発表3・4】
主題3および4に対するグループ発表
・各人の役回りを的確に意識しながら、グループ発表をこなすことができる
8週 中間試験 英単語トレーニング試験
評価シート記入および提出
2ndQ
9週 【主題5】
知的財産 (技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史)
【英単語トレーニング5】
・知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる
・知的財産の獲得などで必要な新規アイデアを生み出す技法などについて説明できる
・工学基礎としての基本的英単語を暗誦できる
10週 【主題6】
法令順守(技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史)
【英単語トレーニング6】
・技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる
・技術者を目指す者として、諸外国の文化や慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握できる
・工学基礎としての基本的英単語を暗誦できる
11週 【発表5・6】
主題5および6に対するグループ発表
・各人の役回りを的確に意識しながら、グループ発表をこなすことができる
12週 講読セミナー(1) ・各教員の準備した英語テキストの重要点を理解し、内容について議論できる
13週 講読セミナー(2) ・各教員の準備した英語テキストの重要点を理解し、内容について議論できる
14週 講読セミナー(3) ・各教員の準備した英語テキストの重要点を理解し、内容について議論できる
15週 定期試験 ・各教員の準備したテキストに関し、単語確認を中心としたテストに解答できる
・英単語トレーニング試験
・評価シート記入および提出
16週 【主題7】
技術史の基本と実践(技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史)
【発表7】
主題7に対するグループ発表
・科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる
・科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技術者の使命・重要性について説明できる

評価割合

平常点試験合計
総合評価割合6040100
前期成績6040100