到達目標
多様な文章の読解・批判を通して、自分なりの意見をもち、自分の意見を説得力のある表現で的確に示す。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 文章を精確に読解することができる。 | 文章を的確に読解することができる。 | 文章を的確に読解することができない。 |
評価項目2 | 自分の意見を説得力のある表現で的確に述べることができる。 | 自分の意見を的確に述べることができる。 | 自分の意見を的確に述べることができない。 |
評価項目3 | 説得力のある表現で的確に小論文を記すことができる。 | 的確に小論文を記すことができる。 | 的確に小論文を記すことができない。 |
評価項目4 | 常用漢字について、漢検2級レベル以上をマスターできる。 | 常用漢字について、漢検準2級レベルをマスターできる。 | 常用漢字について、漢検準2級レベルをマスターできない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
近代以降のすぐれた文章を教材とする。
日本の現代・近代・古代についての多様で個性的な文章を、精緻に把握し、さらに内容を批判的に検討する。
常用漢字の小テストをほぼ毎回実施し、漢字力の向上を図る。
授業の進め方・方法:
最初に漢字テストを実施し、その後、テキストを読解していくが、その際、発問することを心がけるので、それらの問いに積極的に答えてほしい。
注意点:
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業の目的と概要 評価の仕方の説明 |
授業の目的と概要、また評価の仕方を理解する。
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2週 |
現代日本人の精神性(自分らしく生きる①) 「である」ことと「する」こと(1) |
「権利の上に眠る」ことがどういうことか、理解する。
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3週 |
「である」ことと「する」こと(2) |
近代社会における制度の考え方について理解する。
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4週 |
「である」ことと「する」こと(3) |
「である」社会と「である」道徳がどうとうものか、理解する。
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5週 |
「である」ことと「する」こと(4) |
「する」組織の台頭について理解する。
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6週 |
「である」ことと「する」こと(5) |
経済の世界と政治の世界での「する」ことと「である」ことについて理解する。
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7週 |
「である」ことと「する」こと(6) |
市民生活と政治のあり方について理解する。
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
「である」ことと「する」こと(7) |
「する」価値と「である」価値の倒錯がいかなることか、理解する。
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10週 |
「である」ことと「する」こと(8) |
学問や芸術における価値の意味を理解する。
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11週 |
「である」ことと「する」こと(9) |
「である」ことと「する」ことの再転換とは何を意味するか、理解する。
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12週 |
自己実現に向けて(自分らしく生きる②) 山月記(1) |
主人公「李徴」の「自分らしく生きる」ことの挫折について理解する。
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13週 |
山月記(2) |
李徴が昔の友・袁傪と再会する場面設定を理解する。
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14週 |
山月記(3) |
虎になった理由を、李徴自ら不明とする点を理解する。
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15週 |
山月記(4) |
李徴が自己分析した得た、虎になった理由を理解する。
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16週 |
山月記(5) |
李徴が虎になった決定的理由を理解する。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
近代日本エリートの一つの生き方(自分らしく生きる③) 舞姫(1) |
留学中の無念さを文に綴る主人公の企図を理解する。
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2週 |
舞姫(2) |
主人公の生い立ちとドイツ留学の事情を理解する。
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3週 |
舞姫(3) |
留学中における主人公の自我の覚醒について理解する。
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4週 |
舞姫(4) |
少女との交際を誤解され、主人公が免官される経緯を理解する。
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5週 |
舞姫(5) |
主人公が窮地に立たされたとき、二人の人物に支援されたことを理解する。
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6週 |
舞姫(6) |
主人公が自分らしく生きた期間があったことを理解する。
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7週 |
舞姫(7) |
エリスの妊娠、友との再会、大臣の信任により、動揺する主人公の心情を理解する。
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
舞姫(8) |
帰国することを承諾して、エリスを裏切ることになった主人公の苦悩を理解する。
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10週 |
舞姫(9) |
小説の持つ「考えさせる力」について理解する。
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11週 |
人麿の歌についての実証的な鑑賞(実証の大切さ) 近江のまぼろし(1) |
万葉集30・31の歌における「三つの疑問」について理解する。
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12週 |
近江のまぼろし(2) |
万葉集29の歌についての、従来の解釈に関する不審な点を理解する。
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13週 |
近江のまぼろし(3) |
忍熊王について人麿が歌ったことを実証的に理解する。
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14週 |
近江のまぼろし(4) |
万葉集264の歌も忍熊王の悲劇を歌ったものであることを実証的に理解する。
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15週 |
近江のまぼろし(5) |
先の「三つの疑問」点に関する答えを実証的に理解する。
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16週 |
近江のまぼろし(6) |
歴史は二度繰り返すという著者の思いを理解する。
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評価割合
| 試験 | 漢字テスト | 提出物 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 15 | 5 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 15 | 5 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |