概要:
各種電子機器の制御に用いられているマイクロコンピュータの概要を学び、さらにマイクロコンピュータのプログラミング技術の基礎を修得する。
授業の進め方・方法:
情報処理実習室(パソコン室)での実習を中心にする。本の内容を憶えるだけではプログラミング技術の修得はできないので、実習では必ず自分の頭で考えて、自分の手でプログラムを作るようにする。また中間試験または期末試験までの間に間の試験を実施します。
注意点:
この講義はハードウェア技術とソフトウェア技術の接点となるものであり、他の講義(計算機概論・プログラミング基礎・論理回路)とも密接な関係があります。これらの講義間の連携にも留意して勉強してください。
各種資料は Teams および https://www9.gunma-ct.ac.jp/staff/ohtsuka/kougi/micom/ を確認してください。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。 | 3 | 前1,前2 |
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。 | 3 | 前1,前3,前4 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | プログラミング | 変数の概念を説明できる。 | 3 | 前6,前16,後2,後11,後12 |
データ型の概念を説明できる。 | 3 | 前6,後6,後9,後11,後12 |
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。 | 3 | 後10,後12 |
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。 | 3 | 前9,後11,後12 |
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。 | 3 | 前12,前13 |
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。 | 3 | 前6,前9,前15,後3,後6,後11,後12 |
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 3 | 前6,後11 |
ソフトウェア開発に利用する標準的なツールの種類と機能を説明できる。 | 3 | 前5 |
計算機工学 | 整数を2進数、10進数、16進数で表現できる。 | 4 | 前1 |
基数が異なる数の間で相互に変換できる。 | 4 | 前1 |
基本的な論理演算を行うことができる。 | 4 | 前2 |
コンピュータを構成する基本的な要素の役割とこれらの間でのデータの流れを説明できる。 | 3 | 前1 |
分野別の工学実験・実習能力 | 情報系分野【実験・実習能力】 | 情報系【実験・実習】 | 与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。 | 3 | |
フローチャートなどを用いて、作成するプログラムの設計図を作成することができる。 | 3 | |
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 3 | |
問題を解決するために、与えられたアルゴリズムを用いてソースプログラムを記述し、得られた実行結果を確認できる。 | 3 | |
ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。 | 3 | |