到達目標
□実数の内部表現と計算に生じる誤差が理解できる□連立1次方程式の基本的な数値解法を理解できる□数値積分の基本的な数値解法を理解できる□非線形方程式の基本的な数値解法を理解できる□代数方程式の基本的な数値解法を理解できる□最小二乗法の基本的な数値解法を理解できる□常微分方程式の基本的な数値解法を理解できる□数値解析の基本・応用アルゴリズムをC言語でプログラミングできる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 実数の内部表現が理解でき、各種数値計算誤差が理解できる。 | 実数の内部表現や丸め誤差は理解できる。 | 実数の内部表現や丸め誤差、計算で生じる誤差が理解できない。 |
評価項目2 | 線形、非線形方程式の解を求めるアルゴリズムを複数説明でき、計算できる。 | 基本的な線形、非線形方程式の解の求め方が説明でき、計算できる。 | 線形、非線形方程式の解の基本的な求め方が説明できない。 |
評価項目3 | 数値積分の値、微分方程式の解を求める基本的なアルゴリズムを複数説明し、計算できる。 | 数値積分の値、微分方程式の解を求める基本的な方法を説明し、計算できる。 | 数値積分の値、微分方程式の解を求める基本的な方法を説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
学習内容は以下の通りである。
○実数の内部表現と計算に生じる誤差
○連立1次方程式、数値積分
○非線形方程式、代数方程式
○最小二乗法
○常微分方程式
授業の進め方・方法:
教室で板書による講義2/3程度とJ科パソコン室で実習1/3程度を交互に行う。また、単元終了ごとに実習課題を課す。
注意点:
実習課題とレポート課題はしっかりとこなしてください。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
数値解析の目的が理解できる。
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2週 |
数値の内部表現 |
IEEE方式の実数の内部表現と丸め誤差が理解できる。表現できる数値の範囲や計算機イプシロンが理解できる。
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3週 |
数値の内部表現 |
IBM方式の内部表現が理解でき、IEEE方式との優劣がわかる。
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4週 |
数値計算に生ずる誤差 |
計算で生じる積み残し誤差や桁落ちが理解できる。
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5週 |
連立1次方程式 |
ガウス・ジョルダン法とその改良法が理解でき、数値計算できる。
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6週 |
連立1次方程式 |
ヤコビ法とガウス・ザイデル法の反復法が理解でき、数値計算できる。
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7週 |
連立1次方程式 |
LU分解法が理解でき、数値計算できる。
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8週 |
連立1次方程式 |
逆行列法が理解でき、数値計算できる。
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2ndQ |
9週 |
連立1次方程式 |
行列式による方法が理解でき、数値計算できる。C言語による数値計算プログラムの作成ができる。
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10週 |
連立1次方程式 |
C言語による数値計算プログラムの作成ができる。
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11週 |
定期試験 |
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12週 |
答案返却 |
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13週 |
連立1次方程式 |
C言語による数値計算プログラムの作成ができる。
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14週 |
数値積分 |
台形公式、シンプソンの公式が理解できる。 台形公式、シンプソンの公式で数値計算できる。
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15週 |
連立1次方程式 |
C言語による数値計算プログラムの作成ができる。
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16週 |
連立1次方程式 |
C言語による数値計算プログラムの作成ができる。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
数値積分 |
2重積分の公式が理解でき、数値計算できる。
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2週 |
非線形方程式 |
2分法やはさみうち法が理解できる。
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3週 |
非線形方程式 |
逐次代入法やニュートン・ラプソン法が理解できる。
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4週 |
非線形方程式 |
各種非線形方程式の根を数値計算できる。
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5週 |
代数方程式 |
ヒッチコック・ベアストウ法が理解できる。
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6週 |
代数方程式 |
ヒッチコック・ベアストウ法で数値計算できる。
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7週 |
最小二乗法 |
直線近似や高次多項式近似が理解できる。
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8週 |
中間試験
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4thQ |
9週 |
最小二乗法 |
直線近似や高次多項式近似で数値計算できる。
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10週 |
微分方程式 |
オイラー法、4次のルンゲ・クッタ法が理解できる。
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11週 |
微分方程式 |
改良オイラー法やホインの公式、3次のルンゲ・クッタ法が理解できる。
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12週 |
微分方程式 |
オイラー法やルンゲ・クッタ法で数値計算できる。
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13週 |
微分方程式 |
連立微分方程式や2階微分方程式の解法が理解できる。
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14週 |
工学問題への応用 |
複素係数の連立1次方程式が理解でき、数値計算できる。 連立微分方程式や2階微分方程式の解を数値計算できる。
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15週 |
定期試験 |
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16週 |
答案返却 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | 情報数学・情報理論 | コンピュータ上での数値の表現方法が誤差に関係することを説明できる。 | 4 | 前3,前4 |
コンピュータ上で数値計算を行う際に発生する誤差の影響を説明できる。 | 4 | 前4 |
コンピュータ向けの主要な数値計算アルゴリズムの概要や特徴を説明できる。 | 4 | 前5,前6,前7,前9,前10 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 80 |
専門的能力 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |