電子回路

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 電子回路
科目番号 3J014 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 アナログ電子回路(大類 重範,オーム社)
担当教員 築地 伸和

到達目標

□pn接合ダイオードのI-V特性およびnpnトランジスタの動作を説明できる。
□三つの接地形式(ベース、エミッタ、コレクタ)の特徴と性質を説明できる。
□エミッタ接地のhパラメータを各接地形式に対して変換することができる。
□エミッタ接地の電流帰還バイアス回路について説明でき、バイアス設計を行うことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1pn接合ダイオードのI-V特性およびnpnトランジスタの動作を良く説明できる。 pn接合ダイオードのI-V特性およびnpnトランジスタの動作を説明できる。 pn接合ダイオードのI-V特性およびnpnトランジスタの動作を説明できない。
評価項目2三つの接地形式(ベース、エミッタ、コレクタ)の特徴と性質を良く説明できる。 三つの接地形式(ベース、エミッタ、コレクタ)の特徴と性質を説明できる。 三つの接地形式(ベース、エミッタ、コレクタ)の特徴と性質を説明できない。
評価項目3エミッタ接地のhパラメータを各接地形式に対して変換することが良くできる。 エミッタ接地のhパラメータを各接地形式に対して変換することができる。 エミッタ接地のhパラメータを各接地形式に対して変換することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
ダイオードおよびトランジスタの動作原理や基本特性について学習し,電子回路の設計に必要な基礎を修得する.

この科目は企業でアナログ集積回路の設計や評価を担当していた教員が,その経験を活かし,実務で得た知見を交えながら『制御工学』についての授業を行う.
授業の進め方・方法:
講義と演習により,理解度を深める.
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 共有結合と半導体、不純物半導体 共有結合と半導体、不純物半導体を理解する.
2週 pn接合とダイオード、ダイオードの特性と等価回路 pn接合とダイオード、ダイオードの特性と等価回路理解する.
3週 ツェナーダイオード電圧、折れ線近似と等価回路、等価順方向抵抗 ツェナーダイオード電圧、折れ線近似と等価回路、等価順方向抵抗理解する.
4週 npn接合およびpnp接合 npn接合およびpnp接合を理解する.
5週 パラメータαとベース・コレクタ接合抵抗、エミッタ・ベース接合抵抗 パラメータαとベース・コレクタ接合抵抗、エミッタ・ベース接合抵抗を理解する.
6週 電圧-電流特性、パラメータβと回路電流 電圧-電流特性、パラメータβと回路電流を理解する.
7週 エミッタ接地増幅回路と負荷線解析 エミッタ接地増幅回路と負荷線解析を理解する.
8週 中間試験
4thQ
9週 固定バイアス回路、電圧帰還バイアス回路 固定バイアス回路、電圧帰還バイアス回路を理解する.
10週 電流帰還バイアス回路 電流帰還バイアス回路を理解する.
11週 トランジスタの動作領域 トランジスタの動作領域を理解する.
12週 直流負荷線と交流負荷線 直流負荷線と交流負荷線を理解する.
13週 トランジスタの静特性とhパラメータ トランジスタの静特性とhパラメータを理解する.
14週 hパラメータの接地変換 hパラメータの接地変換を理解する.
15週 期末試験
16週 まとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野その他の学習内容トランジスタなど、ディジタルシステムで利用される半導体素子の基本的な特徴について説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力80000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000