電子回路

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 電子回路
科目番号 4J012 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子情報工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 アナログ電子回路(大類 重範,オーム社)
担当教員 築地 伸和

到達目標

□増幅器の増幅度、入出力インピーダンスがもとめられる。
□負帰還が理解できる。
□オペアンプの動作が理解できる。
□エミッタ接地増幅回路、LC発振回路の設計ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1負帰還が良く理解できる。負帰還が理解できる。負帰還が理解できない。
評価項目2発振回路が良く理解できる。発振回路が理解できる。発振回路が理解できない。
評価項目3変調・復調の動作が良く理解できる。変調・復調の動作が理解できる。変調・復調の動作が理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
多くの電子分野で重要な役割を果たしている電子回路について理解を深め、電子回路の動作原理を理解し、各種電子回路の設計ができるようになる。

この科目は企業でアナログ集積回路の設計や評価を担当していた教員が、その経験を活かし、実務で得た知見を交えながら『電子回路』についての授業を行う。
授業の進め方・方法:
教室での座学と演習を中心に進める。

注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 トランジスタ増幅回路の等価回路 h定数による動作量の計算が理解できる。
2週 トランジスタ増幅回路の等価回路 各種接地方式における動作量の特徴が理解できる。
3週 トランジスタ増幅回路の等価回路 増幅度とデシベルが理解できる。
4週 トランジスタ増幅回路の等価回路 CR結合増幅回路における中域周波数特性が理解できる。
5週 トランジスタ増幅回路の等価回路 CR結合増幅回路における低域周波数特性が理解できる。
6週 トランジスタ増幅回路の等価回路 CR結合増幅回路における高域周波数特性が理解できる。
7週 トランジスタ増幅回路の等価回路 2段CR結合増幅回路の増幅度が理解できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 負帰還増幅回路 負帰還増幅回路とその原理が理解できる。
10週 負帰還増幅回路 負帰還増幅回路の基本形と実用回路が理解できる。
11週 負帰還増幅回路 負帰還増幅回路の基本形の特徴、簡単な負帰還回路の増幅度が理解できる。
12週 電力増幅回路 電力増幅回路のバイアス条件が理解できる。
13週 電力増幅回路 A級電力増幅回路が理解できる。
14週 電力増幅回路 B級電力増幅回路が理解できる。
15週 期末試験
16週 まとめ
後期
3rdQ
1週 差動増幅回路とOPアンプ 直結増幅回路とドリフトが理解できる。
2週 差動増幅回路とOPアンプ 差動増幅回路の動作原理が理解できる。
3週 差動増幅回路とOPアンプ OPアンプの内部回路構成、定電流回路が理解できる。
4週 OPアンプの基本応用回路 理想OPアンプが理解できる。
5週 OPアンプの基本応用回路 理想OPアンプの基本回路が理解できる。
6週 OPアンプの基本応用回路 実際のOPアンプ回路と基本パラメータが理解できる。
7週 OPアンプの基本応用回路 OPアンプの基本応用回路が理解できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 発振回路 発振条件、発振回路の分類が理解できる。
10週 発振回路 LC発振回路が理解できる。
11週 発振回路 CR発振回路が理解できる。
12週 変調・復調回路 変調の原理と種類、振幅変調が理解できる。
13週 変調・復調回路 SSB変調、周波数変調が理解できる。
14週 変調・復調回路 復調回路が理解できる。
15週 期末試験
16週 まとめ、電源回路 電源回路が理解できる。

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力7000002090
専門的能力100000010
分野横断的能力0000000