計算機ソフトウェア

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 計算機ソフトウェア
科目番号 4J014 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子情報工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 (前期)作って覚えるVisual C# 2019デスクトップアプリ入門:荻原裕之・宮崎昭世:秀和システム,(後期)アルゴリズムとデータ構造 第2版:藤原 暁宏:森北出版 / その他必要に応じて適宜参考書を指定・参照する
担当教員 川本 真一

到達目標

□GUIプログラミングの基本的な手法について説明できる
□ソフトウェア開発プロセスの基本的な事項について説明できる
□木構造の基本的な事項について説明できる
□グラフの基本的な事項について説明できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1GUIプログラミングの基本的な手法について具体的に説明できるGUIプログラミングの基本的な手法について説明できるGUIプログラミングの基本的な手法について説明できない
評価項目2ソフトウェア開発プロセスについて説明できるソフトウェア開発プロセスの基本的な事項について説明できるソフトウェア開発プロセスの基本的な事項について説明できない
評価項目3木構造の基本的な事項について具体的に説明できる木構造の基本的な事項について説明できる木構造の基本的な事項について説明できない
評価項目4グラフの基本的な事項について具体的に説明できるグラフの基本的な事項について説明できるグラフの基本的な事項について説明できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
コンピュータを操作するインタフェースの基本として、GUIプログラミングを取りあげ、いくつかの簡単な例を題材として学習する。
また、基本的なデータ構造である木構造、グラフについても、その特徴やコンピュータ上での扱い方について、学習する。
授業の進め方・方法:
座学による講義とプログラミングの演習を併用して進めます。
注意点:
2年次までに学んだC言語の基礎知識、および3年次までに学んだアルゴリズムとデータ構造に関する知識については理解していることを前提としています。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 前期ガイダンス 前期に扱う話題、授業の進め方、前提知識を確認する
2週 プログラム言語概論 プログラム言語の分類について理解できる
3週 プログラミング環境概論 GUIプログラミングを行う環境とGUIプログラミングの基本構造を理解し、簡単なサンプルプログラムをコンパイルし実行できる
4週 コントロール、入力データの扱い ツールボックスのコントロールを配置できる。コントロールを通じて入力されたデータをプログラム上で取り出すことができる。
5週 イベント処理 ボタンなどの操作にともなうイベント処理の流れを説明できる
6週 タイマーとマウス タイマーを利用した際の処理の流れを説明できる
7週 キーボード マウス入力・キーボード入力のイベント受け取りについて理解できる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 ビットマップ画像 GUIプログラム上でビットマップ画像を表示できる
10週 フォント GUIプログラム上のフォントの設定・変更ができる
11週 図形描画 GUIプログラム上で円などの基本図形を描画できる
12週 メニュー・ダイアログボックス メニューおよびダイアログに関する処理の違いについて説明できる
13週 GUIプログラミング演習 ここまでに学んだGUIプログラミングに関する知識を復習し、プログラムに利用できる
14週 ソフトウェア開発管理の基礎 ソフトウェア開発管理の基礎用語について理解できる
15週 前期期末試験
16週 前半のまとめと振り返り
後期
3rdQ
1週 後期ガイダンス 後期に扱う話題を理解し、前提知識を確認する
2週 ソフトウェアテストの基礎 ソフトウェアテストの概要を確認する
3週 ソフトウェアテストの基礎 ホワイトボックステストとブラックボックステストの分類を確認する
4週 木構造 木構造の基本事項を確認する
5週 木構造 2分探索木の基本事項を理解する
6週 木構造 2分探索木の基本操作を理解する
7週 木構造 AVL木の基本事項を理解する
8週 後期中間試験
4thQ
9週 グラフの基礎 グラフの基本事項を確認する
10週 グラフの基礎 プログラム上でのグラフの扱いを理解する
11週 グラフの基礎 グラフの探索(幅優先と深さ優先)の基本事項を理解する
12週 グラフの基礎 重み付きグラフのアルゴリズム事例(ダイクストラ法)を理解する
13週 グラフの基礎 重み付きグラフの事例(アローダイアグラム)の基本事項を理解する
14週 グラフの基礎 これまで扱ったグラフについて比較、整理する
15週 後期期末試験
16週 後半のまとめと振り返り

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力6000001070
専門的能力2000001030
分野横断的能力0000000