計算機ソフトウェア

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 計算機ソフトウェア
科目番号 4J014 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子情報工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:作って覚えるVisual C# 2022 デスクトップアプリ超入門(荻原裕之・宮崎昭世 著, 秀和システム),ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの新人研修 第3版(川添 雄彦 監修, 飯村 結香子・大森 久美子・西原 琢夫 著, 翔泳社), 参考書:アルゴリズムとデータ構造 第2版(藤原 暁宏 著,森北出版) / その他必要に応じて適宜参考書を指定・参照する
担当教員 川本 真一

到達目標

□GUIプログラミングの基本的な事項について説明できる
□ソフトウェア開発の基本的な事項について説明できる
□プログラミングの基本技能とソフトウェア開発の基礎知識を応用し、簡易なアプリケーションを作成できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1GUIプログラミングの基本的な手法について具体的に説明できるGUIプログラミングの基本的な手法について説明できるGUIプログラミングの基本的な手法について説明できない
評価項目2ソフトウェア開発の基礎知識について十分に説明できるソフトウェア開発の基礎知識について説明できるソフトウェア開発の基礎知識について説明できない
評価項目3効率や信頼性を考慮し仕様を満たす簡単なアプリケーションを作成できる仕様を満たす簡易なアプリケーションが作成できる仕様を満たす簡易なアプリケーションが作成できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
コンピュータを操作するインタフェースの基本として、GUIプログラミングを取りあげ、いくつかの簡単な例を題材として学習する。
また、ソフトウェア開発の基礎知識についても学習する。ソフトウェア開発の基礎知識については座学と並行して、簡易なソフトウェア開発演習を通じて理解を深める。
授業の進め方・方法:
座学による講義とプログラミング演習を併用して進める。座学については授業内でのスムーズな理解を促進するため、教科書の予習・復習を推奨する。演習については、知識・技能の定着に重要であると考え、確実に取り組むこと。
注意点:
2年次までに学んだC言語の基礎知識、および3年次までに学んだアルゴリズムとデータ構造に関する知識など、プログラミングに関する基本技能は理解・修得していることを前提とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 前期ガイダンス 前期に扱う話題、授業の進め方、前提知識を確認する
2週 プログラミング環境概論 GUIプログラミングを行う環境とGUIプログラミングの基本構造を理解し、簡単なサンプルプログラムをコンパイルし実行できる
3週 GUIプログラミングの基礎 コントロールの配置、コントロールを通じて入力されたデータの受け取りについて理解できる
4週 GUIプログラミングの基礎 基本的なイベント処理の基本的な流れを理解できる
5週 GUIプログラミングの基礎 マウス入力・キーボード入力のイベント受け取りについて理解できる。
6週 GUIプログラミングの基礎 ビットマップ画像の扱いや基本図形描画について理解できる
7週 GUIプログラミングの基礎 メニューおよびダイアログに関する基本的な処理について理解できる
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 GUIプログラミングの基礎 前期中間試験までの内容を振り返り、これからの授業と演習概要を把握する
10週 ソフトウェア開発の基礎知識 ソフトウェア開発の基本的な工程について理解できる
11週 ソフトウェア開発の基礎知識 ソフトウェア開発における基礎用語について理解できる
12週 ソフトウェア開発の基礎知識 UML、フローチャート、DFDなどの代表的なチャート記法の違いについて理解できる
13週 ソフトウェア開発の基礎知識 WBS、ガントチャート、アローダイアグラムの違いについて理解できる
14週 ウォーターフォール型開発モデル 要件定義と要求定義の違いについて理解できる
15週 前期期末試験
16週 前半のまとめと振り返り
後期
3rdQ
1週 後期ガイダンス 後期に扱う話題を理解し、前提知識と演習概要を確認する
2週 ウォーターフォール型開発モデル 外部設計と内部設計における必要事項について理解できる
3週 ウォーターフォール型開発モデル コーディング規約の役割について理解できる
4週 ウォーターフォール型開発モデル 単体テストの基本事項について理解できる
5週 ウォーターフォール型開発モデル ホワイトボックステストとブラックボックステストの違いについて理解できる
6週 ウォーターフォール型開発モデル テスト工程の概要について理解できる
7週 ウォーターフォール型開発モデル ウォーターフォール型開発モデルとアジャイル開発モデルとの違いを理解できる
8週 後期中間試験
4thQ
9週 アジャイル型開発モデル 後期中間試験までの内容を振り返り、これからの授業と演習概要を把握する
10週 アジャイル型開発モデル アジャイル型開発モデルの概要を理解できる
11週 アジャイル型開発モデル 開発メンバの役割、インセプションデッキの役割について理解できる
12週 アジャイル型開発モデル スプリントの役割について理解できる
13週 アジャイル型開発モデル レトロスペクティブの役割について理解できる
14週 プロジェクトマネジメント プロジェクトマネジメントの役割と基本的な用語について理解できる
15週 後期期末試験
16週 後半のまとめと振り返り

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力6000001070
専門的能力2000001030
分野横断的能力0000000