到達目標
前期は,電子情報工学科の専門科目に関連した実験を行い,講義を受けて得た理解を深めるとともに,各種実験のや
り方・測定法などを習得する.
□講義で扱った事項を,実験・実習を通じて理解できる.
□さまざまな測定を実施し,その方法を理解・習得し,データをまとめることができる.
□実施した実験を,期日までに報告書としてまとめて提出できる.
後期は、エンジニアリング・デザイン教育の一環として、大規模なソフトウェアまたはハードウェアを製作する。こ
の製作を通じて、以下に示すデザイン能力を習得する。
□課せられた制約を勘案して仕様を設定し,要求条件を満たす複数のソフトウェアまたはハードウェアの方策を立
案することができる.
□立案に対して多角的な検討を行い,実施計画を工程線表として具体的に作成することができる.
□工程線表に基づき,目標とするソフトウェア・ハードウェアを製作し,機能・性能を確認することができる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 実験指導書および教員の指示内容に従い、実験を適切に遂行できる。 | 教員の指導を受けながら、一通りの実験を遂行できる。 | 実験指導書通りに実験を遂行できない。 |
評価項目2 | 実施した実験に関する報告書を、的確にまとめることができる。 | 実施した実験に関する報告書を、最低限のルールと書式に従い、作成できる。 | 実施した実験に関する報告書を作成できない、あるいは提出できない。 |
評価項目3 | 実験内容をスライドとして適切にまとめ、自分の言葉で適切に発表できる。 | 実験内容をスライドに記載し、最低限内容を発表できる。 | 実験内容をスライドにまとめることができない、あるいは発表できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
前期は1 年後期からの実験と同様に、電気・電子回路関係、マイコン関
係、論理回路関係および情報処理関係のテーマについて実験室で実験し、結果を考察してレポートを提出する。
前期は9 グループに分かれ、グループ単位のローテーションで半期8テーマ(9週分)の実験を行う。
後期はデザイン能力を身につけることを目的として、ソフトウェアあるいはハードウェアの製作を行う、製作は原
則2人でグループを作り、グループごとに担当教員のもとで進めていく。製作の流れは以下のようになる。
(1) ソフトウェアあるいはハードウェアの製作に関するテーマとして、学生自ら電子情報工学科4 年生としてふさわ
しいものを考える。
(2) ソフトウェアあるいはハードウェアに要求される事項を決める。
(3) 要求を達成するためのアイデアを複数提出し,それらを比較検討する。
(4) 仕様の選択基準を設定し、製作物の仕様を決定する。
(5) 決定した仕様にもとづき、実施計画を具体的に進めるため工程線表を作成し、ソフトウェアあるいはハードウェ
アの製作を進める。
(6) 製作物及び製作プロセスについてプレゼンテーション発表を行い、また報告書を作成する。
授業の進め方・方法:
注意点:
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
実験テーマ説明 |
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2週 |
実験テーマ説明 |
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3週 |
実験テーマ説明 |
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4週 |
トランジスタ増幅回路の設計製作 |
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5週 |
トランジスタのパルス特性 |
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6週 |
OP アンプの特性 |
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7週 |
マイコン(4) ---A/D, D/A--- |
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8週 |
ディジタルIC の特性 |
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2ndQ |
9週 |
整流回路 |
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10週 |
ディジタル回路設計と製作(1) |
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11週 |
ディジタル回路設計と製作(2) |
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12週 |
公開鍵暗号 |
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13週 |
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14週 |
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15週 |
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
『テーマ概要』の提出 |
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2週 |
『仕様検討書』の提出 |
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3週 |
『仕様書・工程表』の提出 |
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4週 |
各グループごとの実習 |
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5週 |
各グループごとの実習 |
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6週 |
『中間報告書(1)』の提出 |
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7週 |
各グループごとの実習 |
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8週 |
各グループごとの実習 |
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4thQ |
9週 |
各グループごとの実習 |
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10週 |
『中間報告書(2)』の提出 |
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11週 |
各グループごとの実習 |
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12週 |
各グループごとの実習 |
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13週 |
各グループごとの実習 |
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14週 |
実験発表会 |
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15週 |
『実験報告書』の提出 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。 | 3 | |
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。 | 3 | |
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。 | 3 | |
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。 | 3 | |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 10 | 10 | 25 | 10 | 45 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 10 | 10 | 25 | 10 | 45 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |