到達目標
・マイコンの周辺機能に関する基礎的用語を説明できる.
・マイコンの周辺機能の基本原理を理解できる.
・マイコンの周辺機能の基本的な使い方を説明できる.
・マイコンの周辺機能を用いた簡単なプログラムを作成できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | マイコンの周辺機能に関する基礎的用語を説明でき,それらの基本
原理を十分に理解できる.
| マイコンの周辺機能に関する基礎的用語を説明でき,それらの基本
原理を理解できる.
| マイコンの周辺機能に関する基礎的用語を説明でき,それらの基本
原理を理解できない.
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評価項目2 | マイコンの周辺機能の基本的な使い方を説明でき,それらを用いた
簡単なプログラムを十分に作成できる.
| マイコンの周辺機能の基本的な使い方を説明でき,それらを用いた
簡単なプログラムを作成できる.
| マイコンの周辺機能の基本的な使い方を説明でき,それらを用いた
簡単なプログラムを作成できない.
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学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
マイコンの周辺機能およびそれらのプログラミング方法を解説する.
授業の進め方・方法:
マイコンボードを用いて,具体的にプログラミングを指導する.
扱うマイコンの機能は,主に次の5つである.
・D/A変換
・A/D変換
・タイマ処理
・通信機能
・割込み処理
注意点:
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業ガイダンス |
マイコンボードの概要について説明でき,開発環境HEWを使用できる.
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2週 |
D/A変換とA/D変換(1) |
D/A変換の原理について説明でき,D/A変換についてプログラムできる.
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3週 |
D/A変換とA/D変換(2) |
A/D変換の原理について説明でき,A/D変換についてプログラムできる.
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4週 |
タイマ処理(1) |
タイマの種類や動作原理について説明できる.
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5週 |
タイマ処理(2) |
端子出力無しのコンペアマッチにより周期カウンタをプログラムできる.出力端子有りのコンペアマッチによりトグル出力をプログラムできる.
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6週 |
タイマ処理(3) |
インプットキャプチャにより,矩形波のパルス幅計測をプログラムできる.
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7週 |
タイマ処理(4) |
PWM出力をプログラムできる. アップダウンカウンタおよび位相計数機能をプログラムできる.
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
通信機能(1) |
パラレルデータ転送とシリアルデータ転送について説明できる. パラレルデータ転送のハンドシェイク方式について説明できる.
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10週 |
通信機能(2) |
シリアルデータ転送の調歩同期式とクロック同期式について説明できる. パリティビットと伝送速度について説明できる. ビットレートの誤差について計算できる.
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11週 |
通信機能(3) |
PCとマイコンボード間のシリアル転送をプログラム出来る.
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12週 |
割込み処理(1) |
割込み処理(例外処理含む)の種類と概要を説明できる.ベクタアドレスとベクタテーブルを用いて,割込み処理の流れを説明できる.リセット処理について説明できる.
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13週 |
割込み処理(2) |
IRQ(外部)割込みを用いて,LEDの動作変更をプログラムできる.
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14週 |
割込み処理(3) |
タイマ(内部)割込みを用いて,正確なノコギリ波出力をプログラム出来る.
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
テスト返却 マイコンの応用 |
上記を組合せ,多様な応用についてプログラムできる.
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | 計算機工学 | 要求仕様に従って、標準的なプログラマブルデバイスやマイコンを用いたシステムを構成することができる。 | 4 | |
コンピュータシステム | ネットワークコンピューティングや組込みシステムなど、実用に供せられているコンピュータシステムの利用形態について説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 30 |
専門的能力 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 60 |
分野横断的能力 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 |