オペレーティングシステム

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 オペレーティングシステム
科目番号 5J010 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 オペレーティングシステム第2版:松尾啓志:森北出版:978-4627810129
担当教員 川本 真一

到達目標

□OS の役割について説明できる。
□並行プロセスの排他制御について説明できる。
□主記憶の管理の基本的事項について説明できる。
□ファイルシステムの基本的事項について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1OS の役割について十分に説明できるOS の役割について説明できるOS の役割について説明できない
評価項目2並行プロセスの排他制御について十分に説明できる並行プロセスの排他制御について説明できる並行プロセスの排他制御について説明できない
評価項目3主記憶の管理の基本的事項について十分に説明できる主記憶の管理の基本的事項について説明できる主記憶の管理の基本的事項について説明できない
評価項目4ファイルシステムの基本的事項について十分に説明できるファイルシステムの基本的事項について説明できるファイルシステムの基本的事項について説明できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
OSの基礎知識習得を目指し、4つのトピック(CPUの仮想化・並行プロセス・主記憶管理・ファイル)について学習する。
授業の進め方・方法:
座学による講義と授業内演習、および授業時間外に自学自修として行う課題を基本とする。また、時間を要する演習課題については課題レポートとして行う。
本授業の受講にあたっては、毎回の授業に関する予習、復習および講義内で紹介した事後演習の実施など学生自身による授業時間外の学習を必要とする。
注意点:
本科目は学修単位であるため、授業時間30時間に加え、自学自習時間60時間が授業の前後に必要とする。
4年次までに学んだコンピュータに関する基礎的な知識については理解していることを前提とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス・序論 本講義の概要を理解できる
2週 CPUの仮想化(1) プロセスとスレッドの違い、割込について理解できる
3週 CPUの仮想化(2) スケジューリングの目的と基本事項について理解できる
4週 並行プロセス(1) 排他制御の基本事項について理解できる
5週 並行プロセス(2) セマフォの基本事項について理解できる
6週 並行プロセス(3) 基本的な排他制御に関する問題に対してセマフォを適用した事例を理解できる
7週 主記憶管理(1) 下限レジスタ機構とロックキー機構について理解できる
8週 中間試験
2ndQ
9週 主記憶管理(2) 主記憶領域の確保に関する基本事項について理解できる
10週 主記憶管理(3) ページング、セグメンテーション、ページ化セグメンテーションに関する基本事項について理解できる
11週 主記憶管理(4) 仮想記憶、ページ置き換え方式に関する基本事項について理解できる
12週 ファイル(1) ファイルによる2次記憶管理ついての基本事項について理解できる
13週 ファイル(2) ディスクキャッシュ、非同期入出力、ファイルシステムの仮想化について理解できる
14週 ファイル(3) RAIDの基本的な構成について理解できる
15週 定期試験
16週 まとめと振り返り

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題・レポート合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力6000001070
専門的能力2000001030
分野横断的能力0000000