到達目標
□OS の役割について説明できる。
□並行プロセスの排他制御について説明できる。
□主記憶の管理の基本的事項について説明できる。
□ファイルシステムの基本的事項について説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | OS の役割について十分に説明できる | OS の役割について説明できる | OS の役割について説明できない |
評価項目2 | 並行プロセスの排他制御について十分に説明できる | 並行プロセスの排他制御について説明できる | 並行プロセスの排他制御について説明できない |
評価項目3 | 主記憶の管理の基本的事項について十分に説明できる | 主記憶の管理の基本的事項について説明できる | 主記憶の管理の基本的事項について説明できない |
評価項目4 | ファイルシステムの基本的事項について十分に説明できる | ファイルシステムの基本的事項について説明できる | ファイルシステムの基本的事項について説明できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
OSの基礎知識習得を目指し、4つのトピック(CPUの仮想化・並行プロセス・主記憶管理・ファイル)について学習する。
授業の進め方・方法:
座学による講義と授業内演習、および授業時間外に自学自修として行う課題を基本とする。また、時間を要する演習課題については課題レポートとして行う。
本授業の受講にあたっては、毎回の授業に関する予習、復習および講義内で紹介した事後演習の実施など学生自身による授業時間外の学習を必要とする。
注意点:
本科目は学修単位であるため、授業時間30時間に加え、自学自習時間60時間が授業の前後に必要となる。
4年次までに学んだコンピュータに関する基礎的な知識については理解していることを前提とする。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス・序論 |
本講義の概要を理解できる
|
2週 |
CPUの仮想化(1) |
プロセスとスレッドの違い、割込について理解できる
|
3週 |
CPUの仮想化(2) |
スケジューリングの目的と基本事項について理解できる
|
4週 |
並行プロセス(1) |
排他制御の基本事項について理解できる
|
5週 |
並行プロセス(2) |
セマフォの基本事項について理解できる
|
6週 |
並行プロセス(3) |
基本的な排他制御に関する問題に対してセマフォを適用した事例を理解できる
|
7週 |
主記憶管理(1) |
下限レジスタ機構とロックキー機構について理解できる
|
8週 |
中間試験 |
|
2ndQ |
9週 |
主記憶管理(2) |
主記憶領域の確保に関する基本事項について理解できる
|
10週 |
主記憶管理(3) |
ページング、セグメンテーション、ページ化セグメンテーションに関する基本事項について理解できる
|
11週 |
主記憶管理(4) |
仮想記憶、ページ置き換え方式に関する基本事項について理解できる
|
12週 |
ファイル(1) |
ファイルによる2次記憶管理ついての基本事項について理解できる
|
13週 |
ファイル(2) |
ディスクキャッシュ、非同期入出力、ファイルシステムの仮想化について理解できる
|
14週 |
ファイル(3) |
RAIDの基本的な構成について理解できる
|
15週 |
定期試験 |
|
16週 |
まとめと振り返り |
|
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | 課題・レポート | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 70 |
専門的能力 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 30 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |