ディジタル画像処理

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 ディジタル画像処理
科目番号 5J021 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 ディジタル画像処理(CG-ARTS協会)
担当教員 崔 雄

到達目標

□濃度変換、空間フィルタ、2値化画像処理の概念を理解できる
□2次元フーリエ変換、周波数フィルタリングが理解できる
□種々の基本的な画像処理プログラムを作成できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ディジタル画像の仕組みを理解し、簡単なディジタル画像をもとめる計算ができる。ヒストグラムと画像の表示・出力を理解し、ディジタル画像の仕組みを説明できる。デイジタル画像の仕組みが説明できない。
評価項目2濃度変換、空間フィルタリング、2値化が説明でき、それらの基本的な画像処理プログラムが作成できる。画像処理の仕組みが説明でききる。画像処理の仕組みが説明できない。
評価項目3種々の基本的な画像処理プログラムを作成が説明できる。種々の基本的な画像処理プログラムを作成が説明できる。種々の基本的な画像処理プログラムを作成が説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
画像処理は、画像を入力として、それに対してなんらかの処理を施すことである。この講義では、ディジタル画像の仕組み、フィルタリング、動画処理・動画解析といったディジタル画像処理技術の基礎的な部分をプログラム作成を通して学ぶ。
授業の進め方・方法:
パソコン室での実習を中心に進める。学習内容は以下の通りである。
○ディジタル画像の基礎
○濃度変換
○空間フィルタ
○2値化画像処理
○2次元フーリエ変換、周波数フィルタリング
注意点:
プログラミング実習はしっかりと取り組んでください。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ディジタル画像の基礎と画像処理システム ディジタル画像処理システムの仕組みが理解できる。
2週 ディジタル画像の基礎と画像処理システム python, opencvの仕組みが理解できる。
3週 画像動画の表示・出力
リサイズ
色空間・グレースケール
色空間・グレースケールができる。
4週 濃度変換とコントラスト改善 濃度ヒストグラム、ヒストグラム平滑化、コントラスト改善などの種々の濃度変換を理解できる。
5週 γ変換
GUI環境
γ変換ができる。Draw an object
6週 アファイン変換
透視変換
アファイン変換ができる。
7週 畳み込みの基礎 平均値、メディアンフィルタによる画像の平滑化が理解できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 空間フィルタリングと特徴抽出フィルタ
(1)
微分フィルタによるエッジ抽出が理解できる。
10週 空間フィルタリングと特徴抽出フィルタ(2) 微分フィルタによるエッジ抽出が理解できる。
11週 2値化画像処理 2値化画像処理が理解できる。
12週 直線・円の検出(1) 直線・円の検出ができる。
13週 直線・円の検出(2) 直線・円の検出ができる。
14週 2次元フーリエ変換、周波数フィルタリング(1)
2次元フーリエ変換、周波数フィルタリングができる。
15週 期末試験
16週 2次元フーリエ変換、周波数フィルタリング(2)
2次元フーリエ変換、周波数フィルタリングができる。

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力4000002060
専門的能力400000040
分野横断的能力0000000