比較社会史

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 比較社会史
科目番号 0011 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 木畑洋一『20世紀の歴史』(岩波新書)
担当教員 宮川 剛

到達目標

□ 20世紀の歴史を学ぶことにより、現代世界の課題を見出し、その解決に向けて思考し、行動するための知的訓練
を積むことができる。
□ 20世紀の世界の諸地域における歴史的事象を、諸地域間の相互連関のもとに理解することを通じて、世界の一体
化の実態について新たな視点を獲得できる。
□ 20世紀の歴史をグローバルヒストリーの観点から解釈することにより、歴史的事象を多様な角度から考察するた
めの知的訓練を積むことができる。
□ 20世紀の歴史についての現在の研究状況の一端に触れることを通じて、偏狭なナショナリズムや偏見にとらわれ
ることのない、他者との相互理解を目指す歴史認識を身につけることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目120世紀の歴史の基本的な事実関係を理解し、読書などを通じて、さらに理解を深めることができる。20世紀の歴史の基本的な事実関係を理解できる。20世紀の歴史の基本的な事実関係を理解できていない。
評価項目2 20世紀の歴史をグローバルヒストリーの観点から解釈することにより、歴史的事象を多様な角度から考察するた めの知的訓練を積むことができる。20世紀の歴史をグローバルヒストリーの観点から解釈することができる。20世紀の歴史をグローバルヒストリーの観点から解釈することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
・本科目は学修単位科目であり、授業時間30時間に加えて、自学自習時間60時間が必要である。
・講義や教科書の講読を通じて、20世紀の世界史の基本的な知識を身につける。
・講義の内容に関係する資料や参考図書を読み込み、少人数での議論などを通じて、20世紀の世界史を多様な観点か
ら考察し、学習内容の理解を深める。
・授業内容についての小論文や夏休みのレポート課題の作成を通じて、学習内容の定着を図るとともに、自らの見解
を論理的に表現する訓練を行う。
授業の進め方・方法:
講義形式で行う。講義の内容や文献・資料の講読にもとづいたグループでの議論や小論文の作成なども実施する。
注意点:
1年次の「歴史」で学習した内容を前提に授業を進めます。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 20世紀の歴史をいかに理解するか。
「長い20世紀」について。
2週 帝国主義の時代 20世紀の背景はいかに形成されたか。
・列強により分割される世界
・帝国主義の背景
・支配と被支配の構造
3週 第一次世界大戦とその影響(1) 世界大戦は、列強およびその植民地にいかなる影響を
及ぼしたか。
4週 第一次世界大戦とその影響(2) ・第一次世界大戦と総力戦
5週 第一次世界大戦とその影響(3) ・帝国支配の動揺と再編
6週 世界恐慌と1930年代(1) 恐慌が世界に与えた影響について。
・世界恐慌の影響
・恐慌後の欧米
7週 世界恐慌と1930年代(2) ・1930年代のアジア
8週 後期中間試験
4thQ
9週 第二次世界大戦(1) 第二次世界大戦が植民地帝国に及ぼした影響。
・大戦の背景
10週 第二次世界大戦(2) 大戦の経過
11週 第二次世界大戦(3) ・ヨーロッパにおける戦争
12週 第二次世界大戦(4) ・アジアにおける戦争
13週 現代国際体制の成立と展開(1) 戦後世界において植民地の独立と冷戦はどのように関
連していたか。
・脱植民地化の進展
14週 現代国際体制の成立と展開(2) ・冷戦の展開
15週 現代国際体制の成立と展開(3) ・「長い20世紀」の終焉
16週 後期定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシーコンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3
コンピュータにおける初歩的な演算の仕組みを理解できる。3
専門的能力分野別の専門工学情報系分野計算機工学整数・小数を2進数、10進数、16進数で表現できる。3
基数が異なる数の間で相互に変換できる。3
基本的な論理演算を行うことができる。3
基本的な論理演算を組合わせて、論理関数を論理式として表現できる。3
論理式の簡単化の概念を説明できる。3
論理ゲートを用いて論理式を組合せ論理回路として表現することができる。3
与えられた組合せ論理回路の機能を説明することができる。3
情報数学・情報理論ブール代数に関する基本的な概念を説明できる。3
分野別の工学実験・実習能力情報系分野【実験・実習能力】情報系【実験・実習】与えられた数値を別の基数を使った数値に変換できる。3
与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。3
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。3
ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。3
与えられた仕様に合致した組合せ論理回路や順序回路を設計できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000040100
基礎的能力60000040100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000