数値解析

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 数値解析
科目番号 0017 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子情報工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 数値解析の基礎・基本(牧野書店)
担当教員 鶴見 智

到達目標

□丸め誤差と桁落ちが理解できる
□非線形方程式の基本的な数値解法を理解できる
□連立1次方程式の基本的な数値解法を理解できる
□関数近似の基本的な数値解法を理解できる
□最小二乗法の基本的な数値解法を理解できる
□数値積分の基本的な数値解法を理解できる
□常微分方程式の基本的な数値解法を理解できる
□数値解析の基本アルゴリズムをC言語でプログラミングできる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各種数値計算誤差が理解でき、内部表現が理解できる。丸め誤差と桁落ちが理解できる。丸め誤差と桁落ちが説明できない。
評価項目2線形、非線形方程式の解を求めるアルゴリズムを複数説明でき、計算できる。基本的な線形、非線形方程式の解の求め方が説明でき、計算できる。線形、非線形方程式の解の基本的な求め方が説明できない。
評価項目3数値積分の値、微分方程式の解を求める基本的なアルゴリズムを複数説明し、計算できる。数値積分の値、微分方程式の解を求める基本的な方法を説明し、計算できる。数値積分の値、微分方程式の解を求める基本的な方法を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 B-2 説明 閉じる
準学士課程 C 説明 閉じる

教育方法等

概要:
学習内容は以下の通りである。
○数値計算の誤差
○非線形方程式、連立1次方程式
○関数近似、最小二乗法
○数値積分
○常微分方程式
授業の進め方・方法:
教室で板書による講義とJ科パソコン室で実習を半々で行う。また、単元終了ごとに小テスト、実習課題を課す。
注意点:
実習課題とレポート課題はしっかりとこなしてください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 数値解析の目的が理解できる。
2週 数値計算の誤差 丸め誤差が理解できる。
3週 数値計算の誤差 桁落ちが理解できる。
4週 数値計算の誤差 情報誤差が理解できる。
5週 非線形方程式 2分法が理解できる。
6週 非線形方程式 はさみうち法、割線法が理解できる。
7週 非線形方程式 ニュートン法が理解できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 連立1次方程式 連立1次方程式、上三角行列、下三角行列が理解できる。
10週 連立1次方程式 ガウスの消去法が理解できる。
11週 連立1次方程式 ガウスの掃出し法が理解できる。
12週 連立1次方程式 行列のLU分解ができる。
13週 連立1次方程式 LU分解法が理解できる。
14週 連立1次方程式 ヤコビの反復法が理解できる。
15週 連立1次方程式 ガウス・ザイデル法が理解できる。
16週 多項式による補間 多項式補間の意味が理解できる。
後期
3rdQ
1週 多項式による補間 ラグランジュ補間が理解できる。
2週 多項式による補間 ニュートン補間が理解できる。
3週 多項式による補間 チェビシェフ多項式による補間が理解できる。
4週 多項式による補間 ルジャンドル多項式による補間が理解できる。
5週 最小二乗法 直線近似が理解できる。
6週 最小二乗法 2次式による近似が理解できる。
7週 最小二乗法 多項式による近似が理解できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 微分方程式 初期値問題が理解できる。
10週 微分方程式 オイラー法が理解できる。
11週 微分方程式 ホイン法が理解できる。
12週 微分方程式 ルンゲ・クッタ法が理解できる。
13週 微分方程式 2階微分方程式の解法が理解できる。
14週 微分方程式 連立1次微分方程式の解法が理解できる。
15週 微分方程式 物理系の微分方程式の解法が理解できる。
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力6000002080
専門的能力200000020
分野横断的能力0000000