情報処理特講

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 情報処理特講
科目番号 0085 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子情報工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 プログラミング入門 C言語:浅井 宗海:実教出版:978-4407305364
担当教員 渡邉 俊哉

到達目標

□ C言語における変数,データ型,演算子を理解し,簡単なプログラムを作成できる.
□ 条件分岐,繰り返し文を用いたプログラムを作成できる.
□ 配列変数を利用して,複数データを扱うことができる.
□ 関数の作成方法を理解し,関数を含むプログラムを作成できる.
□ ポインタの概念を学び,ポインタと配列との関係を理解することができる.
□ ファイル操作を利用して,データの入出力が行える.
□ 構造体の体系を理解し,複数データを取り扱うことができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1条件分岐,反復構造,論理式の概念が説明でき,これらを用いてプログラミングができる。条件分岐,反復構造,論理式の概念が説明でき,これらを用いて基本的なプログラミングができる。条件分岐,反復構造,論理式の概念が説明や,これらを用いて基本的なプログラミングができない。
評価項目2配列, 関数, ポインタについて説明でき、これらを用いてプログラミングができる。配列, 関数, ポインタについて説明でき、これらを用いて基本的なプログラミングができる。配列, 関数, ポインタについて説明や、これらを用いて基本的なプログラミングができない。
評価項目3構造体やファイルの入出力について説明でき、これらを用いたプログラムを作成できる。構造体やファイルの入出力について説明でき、これらを用いた基本的なプログラムを作成できる。構造体やファイルの入出力について説明や、これらを用いた基本的プログラムを作成できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
C言語プログラミングを通して,基本的なプログラミング作法を学びます.
また,講義中に行う演習を通して,プログラミングに慣れることを目標とします.
授業の進め方・方法:
プログラミング入門 C言語:浅井 宗海:実教出版を参考書とし、自作の授業資料をもって授業を進めます.
注意点:
電子情報工学科での1年次「プログラミング基礎」2年次「プログラミング基礎」の内容を本科目にて補完します.本科目での知識は3年次科目「アルゴリズムとデータ構造」、「数値解析」を履修するのに必要となります.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業内容の説明をします。
2週 プログラミング基礎 ソフトウェアの役割とプログラミングの関係を扱います。コンピュータに,どのように問題解決させるのか,その動作と関連させて変数とデータの型,式と代入などについての概念を説明します。これらを組み合わせて基本的なプログラミングをC言語を利用し,学習します。
3週 繰り返し処理( while文) 繰り返しによる処理のwhile文によるプログラミグについて学習します。
4週 繰り返し処理( for文 )
5週 配列1 番号付きの変数群である「配列」について学びます。
6週 配列2 データを番号で指し示す方法,繰り返し処理と連携したプログラム例を扱います。
7週 繰り返し処理・配列のまとめ これまでの内容をまとめ、演習問題を行います。
8週 中間試験
2ndQ
9週 選択処理(if 文)1 「流れ図(フローチャート」を用いた選択処理の記述法を学びます。if文を用いた簡単なプログラムについて学びます。
10週 選択処理(if 文)2 if 文の条件式の記述法について学びます。
11週 選択処理(switch文)3 switch文を用いた,分岐があるプログラムについて学びます。
12週 簡単なプログラム1 反復処理と選択処理を用いたプログラムについて学びます。
13週 簡単なプログラム2 反復処理と選択処理を用いたプログラムについて学びます。
14週 演習問題 これまでの知識を使った演習問題を行います。
15週 期末試験
16週 前期のまとめ 期末試験の解説及び前期のまとめを行います。
後期
3rdQ
1週 関数1 プログラムの機能単位である「関数」について,その考え方,書き方,使い方を学びます。これに関連して,引数の渡し方,変数の通用範囲(局所変数・広域変数)を説明します。
2週 関数2 プログラムの機能単位である「関数」について,その考え方,書き方,使い方を学びます。これに関連して,引数の渡し方,変数の通用範囲(局所変数・広域変数)を説明します。
3週 関数3 プログラムの機能単位である「関数」について,その考え方,書き方,使い方を学びます。これに関連して,引数の渡し方,変数の通用範囲(局所変数・広域変数)を説明します。
4週 ポインタの基礎1 「ポインタ」について,その考え方,書き方,使い方を学びます。
5週 ポインタの基礎2 「ポインタ」について,その考え方,書き方,使い方を学びます。
6週 ポインタの基礎3 「ポインタ」について,その考え方,書き方,使い方を学びます。
7週 ポインタの基礎4 「ポインタ」について,その考え方,書き方,使い方を学びます。
8週 中間試験
4thQ
9週 構造体1 「構造体」について、考え方、書き方、使い方を学びます。
10週 構造体2 「構造体」について、考え方、書き方、使い方を学びます。
11週 構造体とポインタ ポインタを利用した構造体について学びます。
12週 ファイル入出力1 C言語によるファイルの入出力について学びます。
13週 ファイル入出力1 C言語によるファイルの入出力について学びます。
14週 メモリの割り当て メモリの割り当てについて学びます。
15週 期末試験
16週 後期のまとめ 期末試験の解説及び後期のまとめを行います。

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000