物質化学Ⅰ

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 物質化学Ⅰ
科目番号 1K002 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 教科書:化学:東京書籍 問題集:リードα化学基礎+化学:数研出版 図説:最新図説化学:第一学習社
担当教員 出口 米和

到達目標

□ 物質の状態(気体,液体,固体)について理解することができる。
□ 化学反応と熱・光について理解することができる。
□ 電池と電気分解について理解することができる。
□ 化学反応の速さと平衡について理解することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1物質の状態について理解し、説明することができる。物質の状態について理解することができる。物質の状態について理解できない。
評価項目2化学反応と熱・光について理解し、説明することができる。化学反応と熱・光について理解することができる。化学反応と熱・光について理解できない。
評価項目3電池と電気分解について理解し、説明することができる。電池と電気分解について理解することができる。電池と電気分解について理解できない。
評価項目4化学反応の速さと平衡について理解し、説明することができる。化学反応の速さと平衡について理解することができる。化学反応の速さと平衡について理解できない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 B-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
教科書の第1編から第3編を主に学ぶ。
授業の進め方・方法:
講義形式で行う。
物質の状態と平衡、化学反応とエネルギー、化学反応の速さと平衡について学ぶ。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 物質の状態 (物質の三態と状態変化) 物質の三態とその状態変化について理解できる。
2週 気体の性質 (気体の状態方程式) ボイルの法則、シャルルの法則、ボイル-シャルルの法則を説明でき、必要な計算ができる。
3週 気体の性質 (気体の状態方程式) 気体の状態方程式を説明でき、気体の状態方程式を使った計算ができる。
4週 溶液の性質 (溶解) 溶解のしくみと溶解度について理解できる。
5週 溶液の性質 (希薄溶液の性質) 蒸気圧降下と沸点上昇、凝固点降下、浸透圧について理解でき、必要な計算ができる。
6週 溶液の性質 (コロイド) コロイド粒子とその溶液の性質について理解できる。
7週 固体の構造 (結晶、非晶質) 金属結晶とイオン結晶の構造について理解できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 化学反応と熱・光 (反応熱と熱化学方程式) 反応熱について理解し、熱化学方程式をつくることができる。
10週 化学反応と熱・光 (ヘスの法則) ヘスの法則を理解し、それを用いて反応熱を求める計算ができる。
11週 電池と電気分解 (電池) ダニエル電池と鉛蓄電池についてその反応を説明できる。一次電池と二次電池の種類を説明できる。
12週 電池と電気分解 (電気分解) 電気分解反応を説明できる。電気分解の利用として、例えば電解めっき、銅の精錬、金属のリサイクルへの適用など、実社会における技術の利用例を説明できる。ファラデーの法則による計算ができる。
13週 化学反応の速さ (反応速度) 反応のしくみと反応の速さを決める条件を理解し、反応速度を計算によって求めることができる。
14週 化学平衡 (化学平衡と平衡の移動) 化学平衡の法則を理解し、必要な計算ができる。
15週 期末試験
16週 水溶液中の化学平衡 (電離平衡と塩の溶解平衡) 電離平衡と溶解平衡を理解し、必要な計算ができる。

評価割合

中間試験期末試験レポート合計
総合評価割合404020100
基礎的能力404020100
専門的能力0000