概要:
・英語力は総合力である。語彙力、英文法力、その社会に存在する文化的・歴史的背景知識が必要である。
・この教科では、さまざまな分野のリーディング教材を通して、それらの総合力の育成を目指す。
・英語力の中でも、声に出して英文を読む力、内容を正確に読み取る力の育成に重きを置く。
・シャドーイングなどの発声は語彙力増強にも貢献し、またリスニング力とスピーキング力にもつながる。
・リーディング教材の精読は英文法力の強化とライティング力の向上にも大きく貢献する。
授業の進め方・方法:
1.リーディング教材に関し、基本文型を中心とした既習の文法事項の確認テストを授業のはじめに行う。
2.文法や語彙、内容を意識しながら、リーディング教材をシャドーイングする。
3.語彙の内部構造(複合と派生)に注意しながら、英単語の綴り、発音、アクセント、意味を確認する。
4.読解問題を解きながら、リーディング教材の内容把握を行う。
5.文法・ライティング問題を解きながら、リーディング教材で扱われている文法事項の確認と定着をはかる。
6.発音・リスニング問題を解きながら、リーディング教材で学んだものの応用力を身に付ける。
注意点:
教科書を中心に基本的な語彙や文法事項について学習し、付属する実践問題に取り組むことで学習内容の定着をはかる。総合的な英語力の観点から、各自が到達目標を達成できるよう、事前学習および復習を自発的に行うことを期待する。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
・授業の概要(目標、評価方法など)を説明する。 ・高専2年間で学んだ英文法の基礎を確認し、読解のツールとして利用する準備とする。 |
・単語の綴りや発音法則を意識して辞書が引ける。 ・品詞と文型、句と節、準動詞などの基本的な項目を復習し、それぞれの項目が理解できる。
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2週 |
・Lesson 1 Emoji as a Universal "Language" を読み、問題を解きながら内容確認する。 |
・英文の基本的な構造を把握する基本の主語と述語の見極めが理解できる。
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3週 |
・Lesson 2 How Was the Olympic Symbol Createdを読み、問題を解きながら内容確認する。 |
・パラグラフの構成を理解できる。
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4週 |
・Lesson 3 Zoo Dentists を読み、問題を解きながら内容確認する。 |
・文章の構成を理解できる。
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5週 |
・Lesson 4 The First Four Minutes of an Encounter を読み、問題を解きながら内容確認する |
ディスコース・マーカーが単語レベルで理解できる。
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6週 |
・Lesson 5 A Promising Surfer from Japan を読み、問題を解きながら内容確認する。 |
・ディスコース・マーカーの役割が理解できる。
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7週 |
・Lesson 1~5の復習。 |
・これまで学習した文法項目を踏まえた上で、リーディングを正確に行うことができる。
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8週 |
前期中間試験
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・これまで学習した文法項目を踏まえた上で、リーディングを正確に行うことができる。
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2ndQ |
9週 |
・Lesson 6 Where Does Halloween Come from?を読み、問題を解きながら内容確認する。 |
・付帯状況のwith の用法を理解できる。
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10週 |
・Lesson 6 Where Does Halloween Come from?を読み、問題を解きながら内容確認する。 |
・不定詞のある受け身の構文が理解できる。
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11週 |
・Lesson 7 A Science Award That Makes You Laugh, and Then Think を読み、問題を解きながら内容確認する。 |
・while の「一方で~」の用法を理解できる。
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12週 |
・Lesson 7 A Science Award That Makes You Laugh, and Then Think を読み、問題を解きながら内容確認する。 |
・S+V+C(=whether ~)の構文が理解できる。
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13週 |
・Lesson 8 A Nature Photographer in Alaska を読み、問題を解きながら内容確認する。 |
・関係代名詞の制限用法が理解ぜできる。
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14週 |
・Lesson 8 A Nature Photographer in Alaska を読み、問題を解きながら内容確認する。 |
・関係代名詞の非制限用法が理解できる。
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15週 |
前期期末試験 |
・これまで学習した文法項目を踏まえた上で、リーディングを正確に行うことができる。
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16週 |
答案返却 |
・これまで学習した文法項目を踏まえた上で、リーディングを正確に行うことができる。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
・授業の概要(目標、評価方法など)の確認をする。 ・これまでの学習事項の習得状況と今後の展望を確認する。 |
・既習の学習内容を確認し、不十分な点を確認することができる。
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2週 |
・Lesson 9 The History of English Tea を読み、問題を解きながら内容確認する。 |
・接続詞の後の主語とbe動詞の省略が理解できる。
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3週 |
・Lesson 9 The History of English Tea を読み、問題を解きながら内容確認する。 |
・twice 等を使った倍数比較の表現が理解できる。
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4週 |
・Lesson 10 Water and Living Things を読み、問題を解きながら内容確認する |
・関係代名詞の省略が理解できる。
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5週 |
・Lesson 10 Water and Living Things を読み、問題を解きながら内容確認する |
・little が否定で使われる表現が理解できる。
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6週 |
・Lesson 11 The 10,000-Hour Rule を読み、問題を解きながら内容確認する。 |
・主節と従属節の見極めができる。
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7週 |
・Lesson 11 The 10,000-Hour Rule を読み、問題を解きながら内容確認する。 |
・様々な代名詞が理解できる。
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8週 |
後期中間試験 |
・これまで学習した文法項目を踏まえた上で、リーディングを正確に行うことができる。
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4thQ |
9週 |
・Lesson 12 A Conductor of the Underground Railroad を読み、問題を解きながら内容確認する。 |
・関係代名詞のwhich の非制限用法が理解できる。
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10週 |
・Lesson 12 A Conductor of the Underground Railroad を読み、問題を解きながら内容確認する。 |
・so that ~can の構文が理解できる。
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11週 |
・Lesson 12 A Conductor of the Underground Railroad を読み、問題を解きながら内容確認する。 |
・関係副詞の非制限用法が理解できる。
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12週 |
・Lesson 13 English, Always Growing を読み、問題を解きながら内容確認する。 |
・現在完了の受け身の構文が理解できる。
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13週 |
・Lesson 13 English, Always Growing を読み、問題を解きながら内容確認する。 |
・might の推量の用法を理解できる。
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14週 |
・Lesson 13 English, Always Growing を読み、問題を解きながら内容確認する。 |
・分詞の形容詞用法が理解できる。
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15週 |
後期期末試験 |
・1年間で学習した内容を概観できる。
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16週 |
答案返却 |
・1年間で学習した内容を概観できる。
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 英語 | 英語運用の基礎となる知識 | 明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。 | 3 | |
中学で既習の1200語程度の語彙を定着させるとともに、2600語程度の語彙を新たに習得する。 | 3 | |
自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。 | 3 | |
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。 | 3 | |
中学校で既習の文法事項や構文を定着させる。 | 3 | |
高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を習得する。 | 3 | |
英語運用能力の基礎固め | 毎分100語程度の速度で平易な物語文などを読み、その概要を把握できる。 | 3 | |
自分や身近なことについて100語程度の簡単な文章を書くことができる。 | 3 | |
毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み、その概要を把握できる。 | 3 | |
自分や身近なこと及び自分の専門に関する情報や考えについて、200語程度の簡単な文章を書くことができる。 | 3 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。 | 3 | |
英語運用能力向上のための学習 | 自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。 | 3 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。 | 3 | |
工学基礎 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | 異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。 | 3 | |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。 | 3 | |