固体化学

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 固体化学
科目番号 4K018 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 ウエスト固体化学 基礎と応用:アンソニー. R・ウエスト (著):講談社:978-4061543904
担当教員 深澤 永里香

到達目標

□ 固体の結晶構造と結晶化学について理解できる。
□ 結晶の欠陥,非化学量論性および固溶体について理解できる。
□ 固体における化学結合について理解できる。
□ 固体結晶の合成,プロセッシング,製造法について理解できる。
□ 結晶学と回折法について理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1十分に固体の結晶構造と結晶化学について理解できる。固体の結晶構造と結晶化学について理解できる。固体の結晶構造と結晶化学について理解できない。
評価項目2十分に結晶の欠陥,非化学量論性および固溶体について理解できる。結晶の欠陥,非化学量論性および固溶体について理解できる。結晶の欠陥,非化学量論性および固溶体について理解できない。
評価項目3十分に固体における化学結合について理解できる。固体における化学結合について理解できる。固体における化学結合について理解できない。
評価項目4十分に固体結晶の合成,プロセッシング,製造法について理解できる。固体結晶の合成,プロセッシング,製造法について理解できる。固体結晶の合成,プロセッシング,製造法について理解できない。
評価項目5十分に結晶学と回折法について理解できる。結晶学と回折法について理解できる。結晶学と回折法について理解できない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 C 説明 閉じる

教育方法等

概要:
無機材料と呼ばれる範疇に入る材料は固体である場合が多いので,固体化学の理解は不可欠である。そこで固体化学
の観点から無機材料の基礎を学ぶ。
授業の進め方・方法:
座学
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 結晶構造と結晶化学 単位格子と晶系,対称操作
2週 結晶構造と結晶化学 格子,ブラベー格子,格子面とミラー指数
3週 結晶構造と結晶化学 結晶構造の記述,主要な構造
4週 結晶の欠陥,非化学量論性および固溶体 完全結晶と不完全結晶
5週 結晶の欠陥,非化学量論性および固溶体 欠陥の型
6週 結晶の欠陥,非化学量論性および固溶体 固溶,転位と固体の機械的性質
7週 固体における化学結合 イオン結合,共有結合,金属結合,バンド構造
8週 中間試験
2ndQ
9週 合成,プロセッシング,製造法 固相反応
10週 合成,プロセッシング,製造法 液相合成
11週 合成,プロセッシング,製造法 気相合成
12週 合成,プロセッシング,製造法 結晶成長
13週 結晶学と回折法 X線回折法
14週 結晶学と回折法 電子線回折,中性子線回折
15週 期末試験
16週 答案返却 期末試験の解説とまとめ

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力4000001050
専門的能力4000001050
分野横断的能力0000000