材料機能工学実験

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 材料機能工学実験
科目番号 4K020 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 実験書(プリント)を配布する。 以前の学生実験で指定された教科書、参考書(「実験を安全に行うために」「化学のレポートと論文の書き方」「基 礎有機化学実験 その操作と心得」「有機化学実験のてびき」「機器分析のてびき」など)を適宜参照して用いるこ と。 その他、有機化学の授業で使用している教科書を適宜参照すること。
担当教員 出口 米和,ルカノフ アレクサンダー

到達目標

有機化合物および有機高分子の合成に関する実験的技術を習得し、安全に取り扱うことができる。
有機化合物および有機高分子の諸性質を理解し、物性の測定をすることができる。
実験レポートの作成を通して、実験結果とその考察を論理的に表現することができる。
実験内容について調査を行い,その内容をプレゼンテーションにより報告できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1有機化合物および有機高分子の合成に関する実験的技術を習得し、安全に取り扱うことができる。□有機化合物および有機高分子の合成に関する実験的技術を習得する。□有機化合物および有機高分子の合成に関する実験的技術を習得できない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 D-3 説明 閉じる
準学士課程 D-4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
化学に基礎をおいた材料科学は、21世紀の生きる我々にとって最も重要な学問分野の一つである。
本実験では、材料科学の基礎と考えられる材料化学に対する基礎的理解と基本的実験技術の習得をめざして、いくつ
かのテーマについて実験を行う。
1)有機化合物の合成と材料としての基礎
2)合成した有機分子のスペクトル測定等による同定
3)高分子の合成
4)光触媒活性の評価
【教科書・教材・参考書 等】
授業の進め方・方法:
実験とレポートの作成
実験テーマに関する調査とプレゼンテーション資料の作成
英語を用いたプレゼンテーション実習
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 災害防止
記録の取り方
実験室の安全について
実験ノートの取り方
実験レポートの作成
2週 有機合成(1) 多段階合成
ベンゾインの合成
3週 有機合成(2) 多段階合成
ベンジルの合成
4週 プレゼンテーション実習(1) プレゼンテーション実習ガイダンス
スライド作成
5週 プレゼンテーション実習(2) スライド作成
6週 プレゼンテーション実習(3) プレゼンテーション
7週 有機合成(3) 多段階合成
ヒドロベンゾインの合成
8週 有機合成(4) 多段階合成
ベンジル、ベンゾインの紫外ー可視分光光度計測定
4thQ
9週 高分子合成(1) ポリ酢酸ビニルの合成
10週 高分子合成(2) ポリビニルアルコールの合成
11週 光触媒(1) 光触媒の合成
12週 光触媒(2) 光触媒による色素の分解実験
13週 構造決定 X線構造解析による光触媒の構造決定
14週 レポート返却、実験内容の復讐
15週 まとめ
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合010015075100
基礎的能力010015075100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000