到達目標
□ 技術者倫理と必要とされる社会背景や重要性を理解し、社会における技術者の役割と責任を説明できる。
□ 技術者を目指すものとして、環境問題について考慮することができる。
□ 技術者を目指すものとして、社会と地域について配慮することができる。
□ 社会性、社会的責任、コンプアライアンスが強く求められている時代の変化の中で、技術者として信用失墜の禁止と共益の確保を考慮することができる。
□ 歴史の大きな流れの中で科学技術が社会に与える影響を理解し、自ら果たしていく役割や責任を理解できる。
□ 世界の歴史、交通・通信の発達から生じた地域間の経済、文化、政治、社会問題を理解し、技術者として、それぞれの役割、責任と行動について考えることができる。
□ 品質、コスト、効率、スピード、納期などに対する視点を持つことができる。
□ 核分裂と核融合のエネルギー利用を説明することができる。
ルーブリック
| 優 | 良 | 不可 |
| 課題の全てが提出されている。 | 課題の全てが提出されているが、理解度、説明が乏しい。 | 課題の全てが提出されているが、理解度、説明が乏しい。 |
| 到達目標について、事例を持って説明することができる。 | 到達目標について、概略を説明することができる。 | 到達目標について、概略を説明することができる。 |
| 世界の情勢とエネルギー・資源の流通、消費について、事例を示し説明することができる。 | 世界の情勢とエネルギー・資源の流通、消費について概略を説明することができる。 | 世界の情勢とエネルギー・資源の流通、消費について説明できない。 |
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学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
今日の社会にとってエネルギー資源の重要性は誰もが認めるところである。本講義では、石油、天然ガス、石炭、核エネルギー、バイオマスエネルギー、太陽エネルギー等と共に、エネルギーの生産・消費の効率および回収について講義する。 さらに、鉄、非鉄金属等重要資源の分布、代表的製錬方法、レアメタルの分布と用途についても紹介する。また、シェールガス等の新しいエネルギーの話題を適宜取り込んでゆく。 LCA(ライフサイクルアセスメント)についても若干触れる。
授業の進め方・方法:
通常の講義形式
教科書以外に配布資料を用いる。
注意点:
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
エネルギーの基礎 |
エネルギーの種類、変換と単位、埋蔵量、供給と需要
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2週 |
化石エネルギーⅠ |
石炭
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3週 |
化石エネルギーⅡ |
石油
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4週 |
化石エネルギーⅢ |
天然ガス、オイルサンド、メタンハイドレート等
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5週 |
電力エネルギーⅠ |
発電システムの種類、火力発電技術
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6週 |
電気エネルギーⅡ |
燃料電池、他
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7週 |
自然エネルギーⅠ |
水力、バイオマスエネルギー等
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8週 |
中間試験 |
課題提出含む
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2ndQ |
9週 |
自然エネルギーⅡ |
太陽エネルギー等
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10週 |
核エネルギーⅠ |
核分裂反応、原子炉の構造等
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11週 |
核エネルギーⅡ |
核燃料資源と使用済み核燃料の再利用、放射性廃棄物等
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12週 |
金属鉱物資源Ⅰ |
鉄鉱石の分布と製錬、製鋼等
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13週 |
金属鉱物資源Ⅱ |
非鉄金属鉱石・希少金属の分布と代表的金属の精錬や用途
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14週 |
省エネルギーⅠ |
エネルギーの生産効率と消費効率の向上、エネルギー回収
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15週 |
省エネルギーⅡ |
省エネルギーの実績と課題、LCA(ライフサイクルアセスメント)の概要
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16週 |
期末試験 |
課題提出含む
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 物理化学 | 核分裂と核融合のエネルギー利用を説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 中間試験 | 期末試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 40 | 20 | 100 |
前期 | 40 | 40 | 20 | 100 |
| 0 | 0 | 0 | 0 |