・高専でこれまで学習した内容の復習と、基本的な文法項目の定着を計り、大学レベル及び国際的に活躍する技術者に必要とされる英語力の基礎固めの完成を目指す。
・会話表現や文法項目の学習、英文読解や、ライティング能力の向上につながる並べ替えなどを含む総合的な演習問題を行い、「読む・書く・聞く・話す」の4技能の向上を目指す。
・TOEIC テストにも頻繁に出される語彙の習得をすることで、実質的なTOEIC の得点アップも目標とす る。
概要:
・本授業は学生個々人の学習活動に重点を置く。
・英文法の復習と基礎固めをすると共に、TOEIC テスト頻出語彙も学習する。
・一方的な解説にならないよう、個々人の理解度を確認しながら授業を進める。
・英語講読教材に導入されている語彙やむ英語表現を学習するとともに発音練習やリスニングの学習活動を通して、 英語の知識の定着を計る。
授業の進め方・方法:
1.まず始めに、毎回、「今日のポイント」として授業の学習重要ポイントを提示する。
2.文法や語彙、内容を意識しながら、リーディング教材をシャドーイングする。
3.語彙の内部構造(複合と派生)に注意しながら、英単語の綴り、発音、アクセント、意味を確認する。
4.読解問題を解きながら、リーディング教材の内容把握を行う。
5.文法・ライティング問題を解きながら、リーディング教材で扱われている文法事項の確認と定着をはかる。
6.発音・リスニング問題を解きながら、リーディング教材で学んだものの応用力を身に付ける。
注意点:
・本科目は必修の履修単位です。単位振替可能な科目で、振替手続きをしている学生のみ免除科目となります。
・英語力をつけるには、積極的に学習することが不可欠です。予習の段階で丹念に辞書を引き、授業でその学習項目を確認し、分からない部分は積極的に質問して下さい。
・発音やスピーキングの練習においても積極的に声を出して下さい。発音やアクセント、イントネーションも重要ですので、ノートに書くようにして下さい。
・復習は計画的に行い、学習項目の理解と定着を先延ばししないようにして下さい。
・英語学習全体を通して辞書の積極的活用は、体系的な知識形成に大いに役立つので、是非実行して下さい。これらの作業も準備したノートに残すようにして下さい。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
Introduction |
シラバスの説明:授業紹介、授業目標、教科書の使い 方、評価方法など
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2週 |
Unit 1 Fashion --- 名詞。ファッションに関する名詞を多く取り上げながら、名詞の働きを学ぶ |
・名詞の働きを十分に理解した上で、英文構造が適切に理解できる。
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3週 |
Unit 2 Companies --- 代名詞。人称代名詞の変化形とさまざまな代名詞を学ぶ |
・代名詞の働きを十分理解した上で、英文構造が適切に理解できる。
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4週 |
Unit 3 Business Trips ---自動詞・他動詞・リンキング動詞。動詞の種類と基本文型との関連を学ぶ |
・動詞の種類と基本文型を十分に理解した上で、英文構造が適切に理解できる。
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5週 |
Unit 4 Transportation and Commuting --- 助動詞。「法助動詞」と呼ばれるタイプの助動詞を学ぶ |
・助動詞の働きを十分に理解した上で、英文構造が適切に理解できる。
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6週 |
Unit 5 Marketing, Sales and Products --- 不定詞・動名詞。「準動詞」の使い方を学ぶ |
・不定詞や動名詞の働きを十分に理解した上で、英文構造が適切に理解できる。
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7週 |
学習項目のまとめと復習 |
学習項目のまとめと復習
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8週 |
前期中間試験 |
習熟度の確認
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2ndQ |
9週 |
中間試験の解答、学習事項の再確認、今後の注意事項 の確認 |
学習内容理解への傾向と対策の検討
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10週 |
Unit 6 Offices and Supplies--- 場所・動きを表す前置詞。前置詞の使い方を学ぶ(1) |
・場所や動きを表す前置詞の働きを十分に理解した上で、英文構造が適切に理解できる。
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11週 |
Unit 7 Meetings and Presentations --- 時間を表す前置詞。前置詞の使い方を学ぶ(2) |
・時間を表す前置詞の働きを十分に理解した上で、英文構造が適切に理解できる。
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12週 |
Unit 8 Art --- 形容詞・副詞。形容詞の2用法と副詞の使い方を学ぶ |
・形容詞や副詞の働きを十分に理解した上で、英文構造が適切に理解できる。
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13週 |
Unit 9 Restaurants and Food--- 原級・比較級・最上級。比較表現と関連する表現を学ぶ |
・原級・比較級・最上級の働きを十分に理解した上で、英文構造が適切に理解できる。
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14週 |
Unit 11 The Environment and Recycling --- 現在時制と現在進行時制。現在形と進行形を学ぶ |
・現在時制と現在進行時制の働きを十分に理解した上で、英文構造が適切に理解できる。
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15週 |
前期期末試験 |
習熟度の確認
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16週 |
期末試験の解答、学習事項の再確認、今後の注意事項 の確認 |
学習項目のまとめと復習
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 英語 | 英語運用の基礎となる知識 | 聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。 | 3 | |
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。 | 3 | |
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。 | 3 | |
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。 | 3 | |
英語運用能力の基礎固め | 日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。 | 3 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。 | 3 | |
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。 | 3 | |
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。 | 3 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。 | 3 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。 | 3 | |
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。 | 3 | |
英語運用能力向上のための学習 | 自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。 | 3 | |
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。 | 3 | |
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。 | 3 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。 | 3 | |
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。 | 3 | |
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。 | 3 | |
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。 | 3 | |
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。 | 3 | |
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。 | 3 | |