到達目標
技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を理解し、社会における技術者の役割と責任を説明できる。
技術者を目指すものとして、環境問題について考慮することができる。
技術者を目指すものとして、社会と地域について配慮することができる。
社会性、社会的責任、コンプライアンスが強く求められている時代の変化の中で技術者として信用失墜の禁止と公益の確保を考慮することができる。
歴史の大きな流れの中で、科学技術が社会に与えた影響を理解し、自らの果たしていく役割や責任を理解できる。
世界の歴史、交通・通信の発達から生じた地域間の経済、文化、政治、社会的問題を理解し、技術者として、それぞれの国や地域の持続的発展を視野においた経済的、社会的、環境的な進歩に貢献する資質を持ち、将来技術者の役割、責任と行動について考えることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 到達目標を理解し、環境に関する問題を、経済、政治、経済、資源の分布等、多面的な切り口で議論、評価、まとめることができる。 | 到達目標をおおむね理解し、環境に関する問題を、経済、政治、経済、資源の分布等、多面的に議論、評価した資料を理解できる。 | 到達目標の半分程度の理解で、環境に関する問題を多面的に議論、評価した資料の理解が乏しい。 |
評価項目2 | | | |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
準学士課程 A-2
説明
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準学士課程 C
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教育方法等
概要:
環境汚染は、汚染空間の分別により、水、大気、土壌汚染に大別される。これらの環境汚染について、原因、被害、対策、さらには、汚染源と被害地域と離れた環境中の物質移動による被害等の事例を取り上げ、講義する。
授業の進め方・方法:
地球環境問題を総合的にとらえることができる。
環境中に放出された化学物質の影響や毒性の評価方法について学ぶ。
教室での座学で、教科書および配布資料で学ぶ。
注意点:
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
人間と環境 環境、人間と自然界、公害の発生、廃棄物処理等 |
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2週 |
環境中の物質移動 環境の領域、物質の移動、定常状態の成立 |
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3週 |
大気 主要成分、微量成分、大気汚染 |
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4週 |
水Ⅰ 地球上の水の分布、水収支、水資源と水利用 |
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5週 |
水Ⅱ 海水・降水・雨水、水質汚染の実態と原因 |
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6週 |
水Ⅲ 水質汚染の制御 |
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7週 |
土壌 構成・特性、土壌の分類、汚染の特徴と汚染物質 |
課題
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
生物圏 生物圏、生物圏に存在する元素、物質循環(C,N,P,H2O) |
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10週 |
地球温暖化Ⅰ 気温変動に関する因子、温室効果ガス、地球温暖化の被害 |
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11週 |
地球温暖化Ⅱ 地球温暖化防止対策、CO2の回収と貯蔵技術 |
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12週 |
酸性雨 酸性雨と酸性霧、生態系への影響、緩衝作用 |
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13週 |
オゾン層、ダイオキシン、環境ホルモン、残留性有機汚染物質 オゾンの生成と分解、オゾンホール、生態系への影響、ダイオキシン類の構造と特性・発生抑制技術・分解回収・代替技術 |
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14週 |
化学物質の適正管理 化学物質とリスク、リスク評価、リスク管理 |
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15週 |
LCA(ライフサイクルアセスメント) 製品、サービスの環境負荷を評価する手法を学ぶ |
課題
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16週 |
定期試験(期末試験) |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。 | 3 | |
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 3 | |
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。 | 3 | |
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。 | 3 | |
評価割合
| 試験:80% | 課題:20% | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |