到達目標
□細胞工学の基礎となる細胞の構造と機能について説明できる.
□細胞工学に必要な細胞連絡(輸送やシグナル伝達など)について説明できる.
□細胞工学の基本的な技術について説明できる.
□細胞工学の医療などへの応用について説明できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 細胞の構造と機能について説明できる | 細胞の構造と機能について理解できる | 細胞の構造と機能について説明できない |
評価項目2 | 細胞連絡(輸送やシグナル伝達など)について細胞の構造や機能に基づいて説明できる | 細胞の膜輸送,シグナル伝達について理解できる | 細胞連絡について説明できない |
評価項目3 | 細胞工学の基本的な技術について細胞外マトリックスの特徴を踏まえて説明できる | 細胞工学の基本的な技術について説明できる | 細胞工学の基本的な技術について説明できない |
評価項目4 | 細胞工学の応用技術について,現状と問題点を提示しながら説明できる | 細胞工学の医療などへの応用について説明できる | 細胞工学の応用技術について説明できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
生命の基本単位となる「細胞」の基本的な構造と機能について学び,長い時間をかけて生物が進化させてきた仕組みを理解する.さらに培養技術を基本とした細胞の工学的な応用について学ぶ.
授業の進め方・方法:
板書を主体とした通常授業.必要に応じてプリント等を配布して説明する.
注意点:
ノートはしっかりとる.参考書や図録などは必要に応じて持参する.
疑問点は質問する.
本科目は学修単位なので,授業時間30単位時間に加えて,自学自習時間60単位時間が授業の前後に必要となる.具体的な学修内容は授業時間に説明するが,課題の提出などの他に,自主的な予習復習を行うことで理解が深まる.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
細胞工学とは 細胞の種類,構造,機能 細胞小器官 |
生命の基本単位である「細胞」について理解できる 細胞小器官を中心とした細胞の構造と機能について理解できる
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2週 |
細胞周期とその制御 |
細胞周期とその制御について理解できる
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3週 |
細胞膜の構造と機能 |
外界との境界に存在する細胞膜について理解できる
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4週 |
細胞の膜輸送 |
生体内における膜輸送の種類について理解できる 膜輸送の輸送体とチャネルについて例を挙げて説明できる
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5週 |
細胞のシグナル伝達
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細胞のシグナル伝達について理解できる それぞれの相互作用について理解できる
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6週 |
細胞死 受容体(1) |
アポトーシスなどの細胞死について理解できる 受容体の種類とはたらきについて理解できる
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7週 |
受容体(2) |
GPCR,イオンチャネル内蔵型受容体,酵素連結型受容体について理解できる
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8週 |
中間試験 |
これまでの内容の確認試験に対して60%以上とる
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2ndQ |
9週 |
細胞骨格(1) |
微小管,中間径フィラメントについて理解できる 生体内でのはたらきについて説明できる
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10週 |
細胞骨格(2) 筋収縮 |
アクチンフィラメントについて理解できる 筋収縮のしくみを理解できる
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11週 |
組織 細胞外マトリックス |
組織と細胞外マトリックスについて理解できる 動物細胞と植物細胞での違いを説明できる
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12週 |
細胞結合
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細胞結合について理解できる 結合様式とそのはたらきについて説明できる
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13週 |
細胞増殖因子 幹細胞 分化全能性 |
細胞増殖因子について理解できる 幹細胞,分化全能性について理解できる
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14週 |
細胞培養技術 |
細胞培養技術について理解できる 細胞培養技術の歴史と応用例を説明できる
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
細胞工学の応用 |
細胞工学の応用について例を挙げて説明できる
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評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 40 |
専門的能力 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 60 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |