物質工学実験Ⅲ

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 物質工学実験Ⅲ
科目番号 0028 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 物質工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 前期:実験テキスト:プリントを配布する。
担当教員 大和田 恭子,大岡 久子,工藤 まゆみ,中島 敏,齋藤 雅和

到達目標

□生化学、微生物学分野の実験を安全に行なうことができる。
□タンパク質の一般的な性質を知り、タンパク質の基礎的な分離・精製の技術が理解でき、技術を使うことができる。
□脂質の抽出と定性分析ができる。
□酵素によるデンプンの分解を通して、糖の性質、酵素、緩衝液について理解できる。
□微生物の分離、生菌数の測定ができる。
□微生物の染色方法を知り、顕微鏡観察ができる。
□微生物の増殖率の測定ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1生化学、微生物学分野の実験を十分安全に行なうことができる生化学、微生物学分野の実験を安全に行ううことができる生化学、微生物学分野の実験を安全に行なうことができない
評価項目2タンパク質の一般的な性質を知り、タンパク質の基礎的な分離・精製の技術が理解でき、技術を使うことができるタンパク質の一般的な性質を知り、タンパク質の基礎的な分離・精製の技術が理解できるタンパク質の一般的な性質を知り、タンパク質の基礎的な分離・精製の技術が理解できず、技術を使えない
評価項目3脂質の抽出と定性分析ができる脂質の抽出と定性分析を理解している脂質の抽出と定性分析ができない
評価項目4酵素によるデンプンの分解を通して、糖の性質、酵素、緩衝液について理解できる酵素によるデンプンの分解を通して、糖の性質、酵素、緩衝液についてほぼ理解している酵素によるデンプンの分解を通して、糖の性質、酵素、緩衝液について理解できない
評価項目5微生物の分離、生菌数の測定ができる微生物の分離、生菌数の測定を理解している微生物の分離、生菌数の測定ができない
評価項目6微生物の染色方法を知り、顕微鏡観察ができる微生物の染色方法を知り、顕微鏡観察について理解している微生物の染色方法を知り、顕微鏡観察ができない
評価項目7微生物の増殖率の測定ができる微生物の増殖率の測定を理解している微生物の増殖率の測定ができない

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 D-2 説明 閉じる
準学士課程 D-3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
前期:生体を構成する主要な物質および微生物についての理解を深め、これらを利用するために必要な基礎的な知識・技術を習得する。
授業の進め方・方法:
実験
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 実験の安全、実験上の注意、実験内容、レポートの作成等について理解できる
2週 核酸の構造(1) 核酸の発見や働きについて理解できる
3週 核酸の構造(2)
分子模型によるDNAの構造理解
核酸分子の構造について理解できる
4週 タンパク質の性質(1) タンパク質の一般的な性質を知り、タンパク質の基礎的な分離・精製の技術が理解できる。
5週 タンパク質の性質(2) タンパク質の一般的な性質を知り、タンパク質の基礎的な分離・精製の技術が理解できる。
6週 脂質の抽出と定性分析(1) 脂質の抽出と定性分析ができる。
7週 脂質の抽出と定性分析(2) 脂質の抽出と定性分析ができる。
8週 酵素(唾液)によるデンプンの分解(1) 酵素によるデンプンの分解を通して、糖の性質、酵素、緩衝液について理解できる。
2ndQ
9週 酵素(唾液)によるデンプンの分解(2) 酵素によるデンプンの分解を通して、糖の性質、酵素、緩衝液について理解できる。
10週 微生物学実験~存在と種類~(1) 微生物の基本的取扱いが理解できる
微生物の分離ができる。
11週 微生物学実験~存在と種類~(2) 微生物の染色方法を知り、顕微鏡観察ができる。
12週 微生物学実験~測定~(1) 微生物の生菌数の測定ができる。
13週 微生物学実験~測定~(1) 微生物の増殖率の測定ができる。
14週 確認テスト
15週 まとめ
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合100030060100
基礎的能力5001503050
専門的能力5001503050
分野横断的能力0000000