到達目標
□論理的な文章を客観的に理解することができる。
□論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。
□自己の考えを論理的、客観的に表現するための基本的な能力を養うことができる。
□常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。
□類義語・対義語を思考や表現に活用できる。
□社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。
□現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字等の基礎的知識について理解を深めることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 論理的な文章を客観的に理解することが十分にできる。 | 論理的な文章を客観的に理解することができる。 | 論理的な文章を客観的に理解することができない。 |
評価項目2 | 論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、それに対する意見の正確な表現が十分にできる。 | 論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、それに対する意見が正確に表現できる。 | 論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、でそれに対する意見が正確に表現できない。 |
評価項目3 | 現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字等の基礎的知識について理解を深めることが十分にできる。 | 現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字等の基礎的知識について理解を深めることができる。 | 現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字等の基礎的知識について理解を深めることができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
語彙・文法的事項を丁寧に確認しつつ、文章の展開に即して論旨を正確に把握し、論説内容に検討を加える。併せて、文章表現力の錬成も兼ねて「アカデミックライティング」の基礎を学ぶ。
授業の進め方・方法:
授業冒頭では、毎回漢字テストを行います。しっかり予習をして臨むこと。また、授業では読む・書く力の基礎力の定着を目指します。他者の主張を正確に理解し、自分の主張を正確に伝える力を身につけてください。
注意点:
漢字テストの予習・課題の提出は厳守です。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス/文章の構造 |
「主観文」と「客観文」の違いを理解し、書き分けができる。
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2週 |
口語文法 |
口語文法の基礎的なルールを理解し、運用できる。
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3週 |
評論Ⅰ 「水の東西」1 |
文章全体の構成を見て、意味段落に分けることができる。
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4週 |
評論Ⅰ 「水の東西」2 |
二項対立、対比関係などの筆者の論理展開を理解できる。
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5週 |
評論Ⅰ 「水の東西」3 |
筆者の主張を理解し、それに対する自分の意見を表現することができる。
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6週 |
評論Ⅱ 「本当の自分」幻想1 |
題名の示す、筆者の問題設定を理解し説明することができる。
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7週 |
評論Ⅱ 「本当の自分」幻想2 |
構成や展開を的確にとらえ、要旨・要点をまとめたうえで自分の意見を表現することができる。
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8週 |
評論文の総括 |
評論文の読み方、書き方両方の特性を理解し、実践することができる。
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2ndQ |
9週 |
小説Ⅰ 「夢十夜 第一夜」1 |
大まかな近代文学史を理解する。
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10週 |
小説Ⅰ 「夢十夜 第一夜」2 |
本文の特性を指摘することができる。
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11週 |
小説Ⅰ 「夢十夜 第一夜」3 |
本文の表現テクニックや構成の妙を理解し、読解にいかすことができる。
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12週 |
言語活動 書き方の基礎レッスン |
小論文・レポート・論文にふさわしい文章表現や構成方法を理解し、運用できる。
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13週 |
レポートの実践Ⅰ 小論文の構成 |
「作文」とは異なる、自分の意見を表明するための構成方法を実践することができる。
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14週 |
レポートの実践Ⅰ 小論文の下書き |
「アカデミックライティング」のルールや表現方法を理解し、文章作成ができる。
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15週 |
レポートの実践Ⅰ 小論文の修正と清書 |
添削された自己のレポートをもとに、的確に修正することができる。
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
評論Ⅲ 現代の「世論操作」1 |
論の展開を吟味し、意味段落に分けることができる。
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2週 |
評論Ⅲ 現代の「世論操作」2 |
筆者が提起する課題を理解することができる。
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3週 |
評論Ⅲ 現代の「世論操作」3 |
筆者の問題提起を自己のものとしてとらえ、内容を深く理解することができる。
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4週 |
評論Ⅲ 現代の「世論操作」4 |
これまでの読解をとおし、筆者の意見に対する自己の感想・意見を述べることができる。
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5週 |
近代文学史
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夏目漱石以降の大まかな近代文学史を理解することができる。
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6週 |
小説Ⅱ 「羅生門」1 |
下人の行動や心理をもとに、場面の展開を捉えることができる。
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7週 |
小説Ⅱ 「羅生門」2 |
老婆の語る論理が下人の決断に与えた影響を読み取ることができる。
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8週 |
小説Ⅱ 「羅生門」3 |
『今昔物語集』と読み比べ、芥川が作品に取り入れた要素とその効果を理解することができる。
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4thQ |
9週 |
小説Ⅲ 「城の崎にて」1 |
「小説の神様」と呼ばれる志賀直哉の文章の特性を理解し、指摘することができる。
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10週 |
小説Ⅲ 「城の崎にて」2 |
志賀直哉の構成力と文章の簡潔性を理解することができる。
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11週 |
小説Ⅲ 「城の崎にて」3 |
本文の読解をとおし、自分の文章作成に何が足りないか、何を取り入れるべきかを説明することができる。
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12週 |
言語活動 論理的な表現/情報源の明示 |
「アカデミックライティング」にふさわしい論理的な表現や、本文引用のルールを守ることができる。
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13週 |
レポートの実践Ⅱ |
課題を的確に把握し、問題設定をすることができる。
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14週 |
レポートの実践Ⅱ |
問題設定をもとに、正しい構成を立てることができる。
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15週 |
レポートの実践Ⅲ |
「アカデミックライティング」のルールを守り、自分の意見を正確に表現し、読み手を説得することができる。
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16週 |
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評価割合
| 試験 | レポート | 小テスト | 課題 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 40 | 10 | 10 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 20 | 10 | 10 | 0 | 0 | 60 |
専門的能力 | 10 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 |
分野横断的能力 | 10 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 |