科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 古典
科目番号 1A040 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 一般教育 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:国語総合古典編 東京書籍 9784487165049
担当教員 田村 祐子

到達目標

□古典を学習する意義を理解し、古典に親しむ態度を養うことができる。
□古文の学習に必要な基礎的知識を習得し、活用できる。
□古語と現代語を対照し、日本語の特質について理解を深めることができる。
□古典の読解・鑑賞を通して、思想や文化の普遍性・個別性について考察する視座を広げることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1古文の基礎的な知識を理解し独t九のリズムを体感した上で、古典に親しみ、古典の意義を理解することができる。古典についての基礎的な知識を習得し、古典に親しむことができる。古典についての基礎的な知識が知識が習得できず、古典に親しもうとする姿勢を持つことができない。
評価項目2古典の随筆や物語の文意を正しく理解し、辞書を活用して現代語訳することができる。古典の随筆や物語の文章を正しく理解できる。古典の随筆や物語の文意を理解できず、辞書の使い方が習得できない。
評価項目3古典のおもしろさを味わい、作者の考えに対する自分なりの感想を持つことができる。古典のおもしろさを近いし、作者の考えを把握することができる。古典のおもしろさが理解できず、古典文学に対する興味を持つことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
古文の組み立て、語句の働き、表記のしかたを理解し、文章の主題や要旨を的確にとらえる方法を学ぶ。
古文教材として『宇治拾遺物語』『徒然草』『伊勢物語』を取りあげて読解・鑑賞する。
授業の進め方・方法:
教科書に従い、講義形式で行う。定期的にノート・プリントの点検をする。
注意点:
中学校でもすでに古文に接してきたでしょうが、また改めて入門するつもりでがんばりましょう。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス ・古文学習の意義を理解する。 
・授業の目的や概要を把握する。
2週 今昔物語集 ・内容をとらえながら正しく音読する。            
・歴史的かなづかいを理解する。
3週 宇治拾遺物語 ・説話のおもしろさを味わう。 
・古語辞典の引き方を理解する。
4週 十訓抄 ・基本的な古語の意味や用い方を理解する。
5週 品詞の分解 ・古語の品詞の特質を理解する。 
・品詞分解の手順を会得する。
6週 動詞の活用 ・活用・活用形・活用の種類といった文法用語を理解する。
7週 形容詞・形容動詞の活用 ・古語の用言の活用について理解する。
8週 中間試験
4thQ
9週 徒然草 ・随筆文学の特質を理解する。
10週 徒然草 ・作者の考えを、叙述に即して的確に読み取る。
11週 徒然草 ・作者の考えを踏まえて、ものの見方、感じ方、考え方を豊かにする。
12週 伊勢物語 ・歌物語の特質を理解する。
13週 伊勢物語 ・人物、情景、心情などを、表現に即して読み取る。
14週 伊勢物語 ・創造力をはたらかせながら、物語の世界を読み味わう。
15週 助動詞 ・古語の助動詞の特質や働きについて、体系的に理解する。
16週 (助動詞) (・教科書の古文教材を参照していろいろな助動詞の意味を理解する。)

評価割合

中間試験期末試験レポート小テスト合計
総合評価割合40401010100
基礎的能力 or 専門的能力40401010100