到達目標
世界史と日本史における重要な諸事件や諸現象について学ぶ。さらに、地球上の多様な地域や国家の間のヒト・モノ・情報の交流が、それぞれの地域や国家に影響を与え、世界史を動かし、かつ日本の歴史に多大な影響をおよぼしていく実態を学ぶ。そして、これらの学習内容が、現代の世界・日本とどのような関係を有しているのかを考察し、よりよき未来を切り開くために必要な視座を獲得する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 世界史と日本史における重要な諸事件や諸現象の原因・結果に加えて、類似の現象についても説明することができる。 | 世界史と日本史における重要な諸事件や諸現象の原因・結果について理解できる。 | 世界史と日本史における重要な諸事件や諸現象の原因・結果がよくわかっていない。 |
評価項目2 | 地球上の多様な地域や国家の間のヒト・モノ・情報の交流が、それぞれの地域や国家に影響を与え、世界史を動かしていく実態を理解し、授業で学んだ現象についても応用することができる。 | 地球上の多様な地域や国家の間のヒト・モノ・情報の交流が、それぞれの地域や国家に影響を与え、世界史を動かしていく実態を理解できる。 | 地球上の多様な地域や国家の間のヒト・モノ・情報の交流が、それぞれの地域や国家に影響を与え、世界史を動かしていく実態を理解していない。 |
評価項目3 | 世界史と日本史の学習内容が現代の世界とどのように関係しているかを理解し、よりよき未来を切り開くための視座を獲得している。 | 世界史と日本史の学習内容が現代の世界とどのように関係しているかを理解している。 | 世界史と日本史の学習内容が現代の世界とどのように関係しているかを理解できていない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
・現代の世界と日本の歴史的背景を学習することにより、現代の課題を見出し、その解決に向けて思考し、行動するため
の基礎的な知的訓練を積むことができる。
・世界の国々の文化や社会の歴史的背景を学ぶことにより、グローバル化の時代にふさわしい教養・知識を身につけ
ることができる。
・現代の日本とは異なる過去の社会や人々の生活を学ぶことにより、物事について多様な角度からアプローチするた
めの訓練を積むことができる。
・歴史における人類の偉業ならびに愚行について考察することにより、これからの世界を形作るうえで必要な教訓を
得ることができる。
授業の進め方・方法:
・授業は主に講義形式で行なう。指定の教科書・資料集を用いて、主に近代以降の世界史と日本史に重点を置いて学習する。
・基本的な歴史的事実を学習した後、担当教員との質疑応答のやり取りをつうじて、講義内容の理解を深めていく。
学生には積極的に発言・質問することを期待する。
・授業中配布する資料や文章を読んだり、レポートを作成したりすることにより、思考力や文章表現力を鍛える。
注意点:
課題提出を怠らないように。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
イントロダクション 16~19世紀の世界の経済(1) |
近代の歴史を学ぶ意義について。 17世紀以前のアジアの繁栄とヨーロッパの海外進出について学ぶ。
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2週 |
16~19世紀の世界の経済(2) |
前半には、18世紀におけるヨーロッパとアジアの経済の関係について学部。後半には産業革命の背景について学ぶ。
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3週 |
16~19世紀の世界の経済(3) |
産業革命期の技術革新、エネルギー革命。産業革命が社会に与えた影響。
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4週 |
主権国家体制の確立 アメリカ独立革命(1) |
16~17世紀のヨーロッパで中主権国家体制が確立していくプロセスを学ぶ。後半には、独立前のアメリカ植民地の状況を概観し、なぜ人々が独立を目指したのか、について理解する。
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5週 |
アメリカ独立革命(2) |
アメリカ独立戦争の原因、意義、課題について学ぶ。。
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6週 |
フランス革命とナポレオン(1) |
フランス革命とナポレオンの時代の主な出来事と世界史におけるその意義について学ぶ。。
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7週 |
フランス革命とナポレオン(2) |
フランス革命とナポレオンの時代の主な出来事と世界史におけるその意義について学ぶ。。
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8週 |
前期中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
フランス革命とナポレオン(3) |
フランス革命とナポレオンの時代がもたらした国民国家について学ぶ。
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10週 |
ウィーン体制 |
ナポレオン戦争後の国際秩序はどのようなものか。19世紀のヨーロッパ史の概要について学ぶ。
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11週 |
19世紀のイギリスとフランス |
19世紀のイギリスやフランスの政治や経済における変化、および市民社会の成立について学ぶ。
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12週 |
ドイツとイタリアの統一 |
ドイツとイタリアにおける国民国家の形成過程について学び、日本との共通点、相違点を理解する。
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13週 |
19世紀のロシアと東方問題 |
ロシアの南下政策が周辺諸国に及ぼした影響。クリミア戦争。ロシアの国内改革。
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14週 |
19世紀のアメリカ合衆国 |
南北戦争期のアメリカについて学ぶ。奴隷制廃止と人種主義の台頭。
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15週 |
前期定期試験 |
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16週 |
世界市場の形成 |
「パクス=ブリタニカ」時代の世界経済について学ぶ。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
アジアの変容と日本の近代化(1) |
イスラーム世界の改革と再編。オスマン帝国とエジプトにおける改革と挫折について学ぶ。
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2週 |
アジアの変容と日本の近代化(2) |
19世紀の清王朝の動揺と改革(1)――冊封体制とアヘン戦争
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3週 |
アジアの変容と日本の近代化(3) |
19世紀の清王朝の動揺と改革(2)――太平天国と洋務運動
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4週 |
アジアの変容と日本の近代化(4) |
岩倉使節団および明治初期における清、朝鮮との外交関係について学ぶ。
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5週 |
アジアの変容と日本の近代化(5) |
明治初期における清、朝鮮との外交関係について学ぶ。
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6週 |
アジアの変容と日本の近代化(6) |
士族の反乱および1870年代の自由民権運動の高まりについて学ぶ。
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7週 |
アジアの変容と日本の近代化(7) |
1880年代における自由民権運動の行き詰まりと松方財政について学ぶ
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8週 |
後期中間試験 |
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4thQ |
9週 |
アジアの変容と日本の近代化(8) |
大日本帝国憲法の制定と帝国議会の開設について学ぶ。
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10週 |
帝国主義の時代(1) |
第二次産業革命の進行と独占資本の形成が帝国主義をもたらすプロセスについて学ぶ。
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11週 |
帝国主義の時代(2) |
帝国主義の時代の欧米社会の諸側面。国民統合の試みや人種差別の思想の台頭について学ぶ。
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12週 |
日清戦争 |
日清戦争とその後の展開、および1890年代の日本の政治について学ぶ。
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13週 |
日露戦争から韓国併合へ(1) |
1890年代の中国における改革と挫折(戊戌の変法)。義和団戦争。日露戦争の勃発について学ぶ。
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14週 |
日露戦争から韓国併合へ(2) |
日露戦争の結果、および韓国併合のプロセスについて学ぶ。
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15週 |
後期定期試験 |
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16週 |
まとめ |
19世紀までの世界および日本の歴史についての総括
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。 | 3 | |
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。 | 3 | |
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。 | 3 | |
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |