英語A

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 英語A
科目番号 2A016 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 一般教育 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 Power On : English Communication II (東京書籍)
担当教員 熊谷 健

到達目標

1.英単語の中に存在する法則性を理解し、単語の綴りや発音、意味、働きを効果的に覚え、高専2年生に必要な語彙力増強ができる。
2.既習の基本的な文法を学び直して、英文を正確に読み取ることができる。
3.さまざまなテーマを扱う教材を通し、英語の読解を含め、英語によるコミュニケーションに不可欠な豊かな教養を身に付ける習慣を培うことができる。
4.リーディング教材とその関連する多様な練習問題を通して、4技能にわたる英語力を総合的に高めようとする意識を培うことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1基本的な英文法の理解に基づき、リーディング教材の各種問題を解いたり、英文を適切に読み解くことができる。基本的な英文法の理解に基づき、リーディング教材の各種問題を解くことができる。基本的な英文法の理解に基づき、リーディング教材の各種問題を解くことができない。
評価項目2音読がスムーズにでき、英語のリズム、発音、アクセントを的確に表現でき、英語を聞いたり話したりする能力に応用できる。シャドーイングを含めた音読がスムーズにでき、英語のリズム、発音、アクセントを的確に表現できる。シャドーイングを含めた音読がスムーズにできず、英語のリズム、発音、アクセントを的確に表現できない。
評価項目3英語力に必要な教養(文化的、社会的、歴史的背景知識)を得て、英語の4技能に対応する総合力を獲得することができる。英語力に必要な教養を得て、英語の4技能に対応する総合的な練習問題を解くことができる。英語力に必要な教養を得ることができず、英語の4技能に対応する総合的な練習問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
・英語力は総合力である。語彙力、英文法力、その社会に存在する文化的・歴史的背景知識が必要である。
・この教科では、さまざまな分野のリーディング教材を通して、それらの総合力の育成を目指す。
・英語力の中でも、声に出して英文を読む力、内容を正確に読み取る力の育成に重きを置く。
・シャドーイングなどの発声は語彙力増強にも貢献し、またリスニング力とスピーキング力にもつながる。
・リーディング教材の精読は英文法力の強化とライティング力の向上にも大きく貢献する。
授業の進め方・方法:
1.リーディング教材に関し、基本文型を中心とした既習の文法事項の確認テストを授業のはじめに行う。
2.文法や語彙、内容を意識しながら、リーディング教材をシャドーイングする。
3.語彙の内部構造(複合と派生)に注意しながら、英単語の綴り、発音、アクセント、意味を確認する。
4.読解問題を解きながら、リーディング教材の内容把握を行う。
5.文法・ライティング問題を解きながら、リーディング教材で扱われている文法事項の確認と定着をはかる。
6.発音・リスニング問題を解きながら、リーディング教材で学んだものの応用力を身に付ける。
注意点:
教科書を中心に基本的な語彙や文法事項について学習し、付属する実践問題に取り組むことで学習内容の定着をはかる。総合的な英語力の観点から、各自が到達目標を達成できるよう、事前学習および復習を自発的に行うことを期待する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ・授業の概要(目標、評価方法など)を説明する。
・高専1年間で学んだ英文法の基礎を確認し、読解のツールとして利用する準備とする。
・単語の綴りや発音法則を意識して辞書が引ける。
・品詞と文型、句と節、準動詞などの基本的な項目を復習し、それぞれの項目が理解できる。
2週 ・Lesson 1 Play Me, I'm Yoursを読み、問題を解きながら内容確認する。 ・英文の基本的な構造を把握する一方で、時制(現在・過去・未来)と相(進行形・完了形)が理解できる。
3週 ・Lesson 1 Play Me, I'm Yoursを読み、問題を解きながら内容確認する。 ・法助動詞の使い方、受身形、リンキング動詞が理解できる。
4週 ・Lesson 2 Ethical Fashion を読み、問題を解きながら内容確認する。 ・第5文型において、補語(C)になる要素が形容詞、原形不定詞、分詞の違いが理解できる。
5週 ・Lesson 2 Ethical Fashion を読み、問題を解きながら内容確認する。 ・使役動詞と知覚動詞の使い方が理解できる。
6週 ・Lesson 3 One for All, All for Oneを読み、問題を解きながら内容確認する。 ・現在完了形、過去完了形が理解できる。
7週 ・Lesson 3 One for All, All for Oneを読み、問題を解きながら内容確認する。 ・仮定法において、If節内と主節における働きの違いが理解できる。
8週 前期中間試験 ・これまで学習した文法項目を踏まえた上で、リーディングを正確に行うことができる。
2ndQ
9週 ・学習事項の習得状況の確認と復習。 ・既習の学習内容を確認し、不十分な点を確認することができる。
10週 ・Lesson 4 Vending Machines を読み、問題を解きながら内容確認する。 ・関係代名詞(主格、目的格)の使い方が理解できる。
11週 ・Lesson 4 Vending Machines を読み、問題を解きながら内容確認する。 ・関係代名詞の非制限用法が理解できる。
12週 ・Lesson 5 Design for Connecting Society:Braille Neueを読み、問題を解きながら内容確認する。 ・法助動詞+受身形の使い方が理解できる。
13週 ・Lesson 5 Design for Connecting Society:Braille Neueを読み、問題を解きながら内容確認する。 ・SVC(C=分詞)の文型が理解できる。
・SVO(O=if節)の文型が理解できる。
14週 ・Lesson 5 Design for Connecting Society:Braille Neueを読み、問題を解きながら内容確認する。 ・It seems that ... の構文が理解できる。
15週 前期期末試験 ・これまで学習した文法項目を踏まえた上で、リーディングを正確に行うことができる。
16週 ・学習事項の習得状況の確認と復習。 ・既習の学習内容を確認し、不十分な点を確認することができる。
後期
3rdQ
1週 ・授業の概要(目標、評価方法など)の確認をする。
・これまでの学習事項の習得状況と今後の展望を確認する。
・既習の学習内容を確認し、不十分な点を確認することができる。
2週 ・Lesson 6 New Banknotesを読み、問題を解きながら内容確認する。 ・形式目的語 it とthat節、及びto不定詞の構文が理解できる。
3週 ・Lesson 6 New Banknotesを読み、問題を解きながら内容確認する。 ・It is[was] said that ... の構文が理解できる。
・法助動詞+完了形が理解できる。
4週 ・Lesson 7 Some Secrets about Colorsを読み、問題を解きながら内容確認する。 ・関係代名詞の所有格、同格を表す接続詞thatが理解できる。
5週 ・Lesson 7 Some Secrets about Colorsを読み、問題を解きながら内容確認する。 ・前置詞残留型と前置詞随伴型、関係副詞whereの非制限用法が理解できる。
6週 ・Lesson 8 Powdered Natto Solves a Global Water Problemを読み、問題を解きながら内容確認する。 ・強調構文、強調の助動詞do(最後手段のdo)が理解できる。
7週 ・Lesson 8 Powdered Natto Solves a Global Water Problemを読み、問題を解きながら内容確認する。 ・ 関係代名詞whichの非制限用法(文を先行詞とする用法)を理解できる。
・完了形のto不定詞が理解できる。
8週 後期中間試験 ・これまで学習した文法項目を踏まえた上で、リーディングを正確に行うことができる。
4thQ
9週 ・学習事項の習得状況の確認と復習。 ・既習の学習内容を確認し、不十分な点を確認することができる。
10週 ・Lesson 9 Flying after Her Dreamsを読み、問題を解きながら内容確認する。 ・譲歩を表す副詞節、no matter 〜の構文が理解できる。
11週 ・Lesson 9 Flying after Her Dreamsを読み、問題を解きながら内容確認する。 ・ 仮定法過去完了、過去分詞を使った分詞構文が理解できる。
12週 ・Lesson 10 To Work or Not to Work?: Humans and Robotsを読み、問題を解きながら内容確認する。 ・過去完了進行形、be+to不定詞の構文が理解できる。
13週 ・Lesson 10 To Work or Not to Work?: Humans and Robotsを読み、問題を解きながら内容確認する。 ・未来完了形が理解できる。
・仮定法現在(insistなど+that節)の構文が理解できる。
14週 ・学習事項の習得状況の確認と復習。 ・既習の学習内容を確認し、不十分な点を確認することができる。
15週 後期期末試験 ・1年間で学習した内容を概観できる。
16週 ・学習事項の習得状況の確認と復習。 ・1年間で学習した内容を概観できる。

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力80000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000